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2022年8月の記事一覧
今日も、読書。 |不定期更新のお知らせ
「お知らせ」の記事なんて初めて書くので、ひとりパソコンに向かい緊張している。全くする必要のない緊張である。
「今日も、読書。」の投稿を、不定期更新に変更する。
そもそも「今日も、読書。」に、決まった更新日は設けていない。そのため、実を言うと不定期更新に変更するといった手続き(?)は不要である。このような記事を書かずとも、好きな時に更新すればよい。
しかし、特に理由はないのだが、私は今まで「今
今日も、読書。 |ナポリが大きく笑っていた
2022.8.7-8.13
アンソニー・ホロヴィッツ|その裁きは死
彗星のごとく現れた『カササギ殺人事件』が、日本の本格ミステリ賞海外部門を席巻したのが、2018~2019年のこと。創元推理文庫『メインテーマは殺人』とともに書店に並び、アンソニー・ホロヴィッツが現代ミステリ作家のトップに躍り出たことは、まだ記憶に新しい。
邦訳されているアンソニー・ホロヴィッツ作品は、大きく2つのシリーズに分
今日も、読書。 |激動の日本で、漂うように恋をした
2022.7.31-8.6
林芙美子浮雲
あらすじの「敗戦後、激動の日本で漂うように恋をした、男と女の物語」という文章が、堪らなく良い。
著者の林芙美子さんは、明治から昭和にかけて活躍した小説家。自伝的な作品や世相を反映した作品が多く、自身の複雑な生い立ち、波乱万丈な人生、そして太平洋戦争での経験が、彼女の作品に独自性を持たせている。
『浮雲』は、彼女が心臓麻痺で急逝する直前まで執筆されて