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20代は東京・大阪で会社員。30代は子育てをしながら在宅ワークを10年以上。アラフォー…

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20代は東京・大阪で会社員。30代は子育てをしながら在宅ワークを10年以上。アラフォーから感じた体調異変は、新しい治療法で快適にクリア。アラフィフで正社員として社会復帰。体調不良を抱えている方の参考に・・その経験をシェアします。関西在住。趣味はカメラで、カット写真は自分で撮影。

マガジン

  • マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)体験記

    低侵襲で苦痛や身体への負担が少ない治療法・MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)を受けた病院の初診からオペの終了~退院までの流れと私の感じたことをまとめています。子宮腺筋症や子宮筋腫でMEAを検討している女性の参考になれば幸いです。(2022年4月現在、私が受けた大阪・淡路の医誠会病院でMEAは行っていないようですのでご注意ください)

  • マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)にたどり着くまで

    アラフォーの頃から見舞われたつらい更年期の過多月経の体験談から、低侵襲で苦痛や身体への負担が少ない治療法・MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)へたどり着くまでをまとめています。

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はじめまして

はじめまして。私は現在アラフィフ。アラサーで2人の子どもの出産経験があります。 子どものころから、これといって大きな病気をしたことはなかったのですが、アラフォーを迎えるころから、身体のあちこちに小さな不調を感じるところが出てきました。 それはそうですよね。ピカピカの新車だって、新築のお家だって30年40年使えば、メンテナンスも必要になって当たり前。 でも、どうせメンテナンスするなら、できるだけ快適に、身体の負担や傷にならない方法を選びたいと思いました。痛いのも怖いのも苦

    • MEA体験記⑳~MEA後3年を経過して:女性の身体的、精神的、経済的負担そして労働力の損失が少ない社会になりますように

      私の場合MEA後の検診で苦痛は感じません それから、焼灼した後は子宮体がん検診に痛みを伴うかもしれない、という記載をネット上で見たことがあります(真偽は不明です)。 病院から術前に受け取った説明書によると、「子宮内膜ガンが発生した時、通常より診断が困難かもしれません」という記載がありました。私に関していえば、MEA後の検診や、健康診断の子宮頚がん検診で痛み等を感じたことはありません。MEA後に不正出血などの異常はなく、子宮体ガンの検査を受けたことがないので、痛みを伴うかどう

      • MEA体験記⑲~MEA後3年を経過して:情報を集めて自分で納得して治療法を選んで良かった

        2022年の春で、私はMEA後、3年を経過しました。体調は良好です。 MEA前は不安に思っていたことがいくつかあったので、そのあたりのことを思いつくままに書いてみたいと思います。 子宮を失っても女性でなくなるとは思わない 子宮を温存したので、子宮体ガンのリスクは残っています。それは閉経まで我慢する「逃げ切り作戦」を実行しても同じでしょう。私自身は、子宮を全摘したからと言って「女性でなくなるという大きな喪失感でメンタルを病む」という感覚はありませんでした。 昭和の時代に「

        • MEA体験記⑱~MEA後2年を経過しての私のQALY

          MEA後もかすかに生理があることは認識できました MEAを受けて、2年目の検診に行ってきました。それまでは、月に1度、“おしるし”のようにうっすらと出血があり、月経があることを知らせてくれていました。それは、閉経していないことがわかるので、私にとってはありがたいことでした。 しかし、正社員として社会復帰が叶い、主婦業、副業と三足のわらじを履くことになり、当然のことですが生活は多忙を極め、睡眠時間も短くなってゆきました。10代のころから、生理の周期は乱れがありませんでしたが

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        はじめまして

        • MEA体験記⑳~MEA後3年を経過して:女性の身体的、精神的、経済的負担そして労働力の損失が少ない社会になりますように

        • MEA体験記⑲~MEA後3年を経過して:情報を集めて自分で納得して治療法を選んで良かった

        • MEA体験記⑱~MEA後2年を経過しての私のQALY

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        • マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)体験記
          21本
        • マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)にたどり着くまで
          17本

        記事

          MEA体験記⑰~フルタイムで再就職し正社員になることができた

          卵巣の腫れは問題なく自然におさまっていた 1年目検診の時に、超音波検査で指摘された卵巣の腫れ。3か月後に、再度検診に行くと、腫れはおさまり問題なしという結果になりました。 MEAの影響ではないようで、焼灼した内膜や筋腫にも異常はありませんでした。 自由を実感。もっと早くMEAを知りたかった その後、子ども2人の受験のフォローと並行して、仕事のボリュームを徐々に増やしていきました。今までは、単発の仕事を入れるにしても生理の周期を逆算して、大量出血に当たりそうなときはお断り

          MEA体験記⑰~フルタイムで再就職し正社員になることができた

          MEA体験記⑯~1年後検診までとQOLの向上を実感したこと

          在宅の仕事限定から、外での仕事も可能になった 過多月経の症状がひどくなってからは、MEAを受けるまで、仕事は基本、在宅でできるものに限定して受けていました。 3ヶ月検診が終わり、経過も良好であることも受け、在宅以外にも持っていた資格を生かしての1日外のイベント会場で行われる仕事を受けたり、少しずつ仕事のボリュームも増やせるようになっていきました。 この時期には、ある調理器具のInstagram公式アンバサダーを務めた関係で、そのオフィスに打ち合わせに行ったり、調理風景を

          MEA体験記⑯~1年後検診までとQOLの向上を実感したこと

          MEA体験記⑮~QOL(クオリティ・オブ・ライフ)とQALY(クオリー)

          3ヶ月検診の経過は良好 MEA後、3ヶ月目の検診では、経過が良好で出血がほぼ止まったことを担当医に報告しました。 オペ前の診察の時から、どんな仕事をしていて、どんな状況で困難を感じているかをよくヒアリングしてくださっていたので「子宮の壁が厚くなっている子宮腺筋症だけを治療できれば、という思いでかかった病院だったのに、子宮筋腫まで同時に治療していただけて、本当にありがたかったです。メスを入れない治療だったのに、自由診療ではなく保険適応で、さらに医療保険の手術給付金の対象にも

          MEA体験記⑮~QOL(クオリティ・オブ・ライフ)とQALY(クオリー)

          MEA体験記⑭~オペ後3ヶ月後検診

          朝イチに病院に入り、血液検査 次に来院を指示されたのは、およそ3ヶ月後でした。 朝イチ9:00に病院INして、採血・血液検査をします。1時間後くらいに結果が出るので、それから診察になります。 診察室に入る前に、MEAをする前と後でどれくらい出血量や生理痛について変化があったかをシートに記入しました。 私は、出血量が施術前を100とすると5%くらいに激減しました。 超音波検査で内膜と筋腫を確認 診察室に入ると、経過で特に気になることはないことをお伝えして、超音波でMEA

          MEA体験記⑭~オペ後3ヶ月後検診

          MEA体験記⑬~退院1週間後検診

          経過はいたって良好。保険申請の診断書をもらって帰宅 退院翌日からも、特に体調に変化はありませんでした。自転車に乗るのは2週間後くらいからにしようと思っていたので、日々のお買いものは徒歩でしたが、生活は普段とまったく変わりませんでした。 事前に知らされていたように、ごく少量の血が混じった水のようなサラサラしたおりものがあっただけです。それも日が経つにつれ、だんだん量が少なくなりました。 土日の関係で、退院してから約10日後に経過観察の受診をしましたが、経過は良好でした。 保

          MEA体験記⑬~退院1週間後検診

          MEA体験記⑫~退院する帰り道に外食ランチ・・・本当に普段通りの生活に戻ることができた

          1泊2日で退院がちょうどよかった 朝食を終えると、パジャマを着替えてAM10:00の退院準備です。祝日で高校が休みの次男と夫が迎えに来てくれました。1階の入退院センターと事務で清算を済ませ、保険会社に提出する「診断書」ができあがっているであろう約10日後に、次の診察の予約を入れて病院を後にしました。 帰り道、さすがに荷物は持ってもらいましたが気分が悪くなったり、ふらつくこともなく、電車で普通に帰宅することができました。ここで、ふと思い出しましたが、病院によっては日帰りでM

          MEA体験記⑫~退院する帰り道に外食ランチ・・・本当に普段通りの生活に戻ることができた

          MEA体験記⑪~オペの翌朝すぐに退院

          それなりにゆっくり眠り、軽い痛みは完全に消えていた オペ当日の夜は何かと騒がしくて、夜中に何度か目が覚めましたが、目覚めはスッキリしていました。普段ではありえないくらい早い時間から横になっているので、身体は充分に休めることができました。ナースステーションが動きだしている気配もあり、6:00頃には起床していたと思います。目が覚めると、昨日重いようにかすかに感じていた生理痛のような下腹部痛は、すっかり消えていました。 個室の外にある、タイル張りの古めかしい洗面所に行って顔を洗

          MEA体験記⑪~オペの翌朝すぐに退院

          MEA体験記⑩~オペ当日の夜;MEAで入院するときオススメの持参グッズ(2)

          私の個室の隣のナースステーションで大声が 「あらら~」出産のときに過ごした個室のように静かにホテルライクに過ごすことを想像していた私の期待は、ガラガラと崩れ落ちました。トイレに行きたくなったので、行く途中にナースステーションを覗くと、ベッドが2台運ばれてきていて、今夜、男性2人はここで過ごすようです。相部屋では過ごせないのかもしれません。 脳梗塞を患った父も昼夜逆転していた でも・・・怒る気にはなれませんでした。数年前に亡くなった私の実父も脳梗塞で自宅介護をしていた時、

          MEA体験記⑩~オペ当日の夜;MEAで入院するときオススメの持参グッズ(2)

          MEA体験記⑨~オペ当日の夜;MEAで入院するときオススメの持参グッズ(1)

          何にもしなくていい夜。痛みもほぼなくもう天国です 夕食が終わり、歯磨きをしたらもうすることはありません。こんな夜はいったい何年ぶりでしょう。夕食後の片づけ、お茶碗洗いをすることも、息子の部活のユニフォームを洗濯する必要も、明日のお弁当の準備もしなくていい。そして、かすかに下腹部が重いような、かすかな生理痛のような痛みがあるだけ。それも横になっていれば、忘れてしまうほどです。もう天国です。 この瞬間を楽しみに、私は個室を取りました。ベッドは手元のボタンでリクライニングにでき

          MEA体験記⑨~オペ当日の夜;MEAで入院するときオススメの持参グッズ(1)

          MEA体験記⑧~オペ終了後から夕食完食まで

          導尿カテーテルを外してもいいですか 看護師さんが何度か様子を見に来てくれ、口にかけられていた酸素マスクも外れました。 1~2時間くらい経ったタイミングでしょうか。ダメモトで看護師さんにお願いしてみました。 「あの~、導尿カテーテルが痛いのですが、外していただけませんか?」 看護師さんは一度、個室を出て確認を取ってくださり、「いいですよ」とスンナリOKが出ました。スッとカテーテルを抜いてもらい、スッキリ!違和感がなくなりました。 めっちゃ、楽になりました。 ゆっくりひとりで

          MEA体験記⑧~オペ終了後から夕食完食まで

          MEA体験記⑦~手術室INからオペ終了直後~違和感は導尿カテーテルのみ

          内膜と筋腫を同時に治療して無事にオペは終了 予定通り、15:00過ぎにはじまった私のMEA(子宮内膜マイクロアブレーション)。 声をかけられて、麻酔から覚めると入院予定の個室の前にベッドが運ばれていて、執刀医の先生や付き添いの夫がいるのがわかりました。 オペ時間は当初30分程度と説明されていましたが、出てきたのは1時間半弱くらい経ってからだったようです。 麻酔の副作用の吐き気もなし 先生から「うまくいきましたが、内膜を丁寧に焼いたのと筋腫もあったので、予定より少し長く

          MEA体験記⑦~手術室INからオペ終了直後~違和感は導尿カテーテルのみ

          MEA体験記⑥~オペ当日、待機室から麻酔まで

          オペ待機室で着替えと点滴の血管確保 病院1階の入退院センターで受付を済ませると、3Fのオペ待機室に案内されました。 看護師さんに「ショーツだけになって手術着に着替えてくださいね」と言われ、カーテンを閉めたベッドの上で着替えます。確か、このタイミングでエコノミー症候群による血栓予防の着圧ソックスも履きました。 「点滴、確保しますね」と言われ、右手を差し出しました。私は右手の上腕関節部分の血管が太いらしく、採血の時などほぼ1回で入り、痛みもほとんど感じたことがありません。

          MEA体験記⑥~オペ当日、待機室から麻酔まで