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MEA体験記⑩~オペ当日の夜;MEAで入院するときオススメの持参グッズ(2)

私の個室の隣のナースステーションで大声が

「あらら~」出産のときに過ごした個室のように静かにホテルライクに過ごすことを想像していた私の期待は、ガラガラと崩れ落ちました。トイレに行きたくなったので、行く途中にナースステーションを覗くと、ベッドが2台運ばれてきていて、今夜、男性2人はここで過ごすようです。相部屋では過ごせないのかもしれません。

脳梗塞を患った父も昼夜逆転していた

でも・・・怒る気にはなれませんでした。数年前に亡くなった私の実父も脳梗塞で自宅介護をしていた時、昼夜が逆転していました。昼間はウトウトしていておとなしいのに、夜になると覚醒してきて、何度も「トイレに行きたい」と母や私を起こしたものでした。

そして、高齢男性はナースステーションから廊下中に響き渡るような大声で「おしっこ漏れちゃうよう」「トイレに連れて行ってよう」とずっと叫んでいましたが、なんとなく、心細いのだろうな・・・というのが伝わってきたのです。そして、心の底から感心したのがナースの対応です。たぶん、2人の男性は軽く数時間以上は叫び続けていたと思うのですが、ナースは決して声を荒げたりせず、「そうなの~?大丈夫よ、さっきトイレにいったばかりだからね」「うんうん」と、何時間も優しく、対応していたのです。

ナースの優しさ、我慢強さに感動

これには参りました。ナースの我慢強さ、優しさと言ったら・・・。「仕事だから」と言ってしまえばそれまでですが、この忍耐強さ。「看護師さんって、国家資格があるからいつでも職場復帰できるし、稼げるからいいな~」なんてぼんやり思っていましたが、とんでもない。
泊まりの夜勤もあって、しかもこんなに忍耐強い対応もし、さらに人の命を預かる医療行為もする。待遇がいいのは当たり前です。いえ、もしかすると低すぎるのかもしれません。
なかなかできる仕事ではないと思いました。尊敬しかありません。

耳栓とイヤホン付きi podを持参していて良かった

こんなこともあろうかと、耳栓とお気に入りの音楽をダウンロードしたイヤホン付きのi podシャッフルを持ってきていました。イヤホンは長時間つけるのは耳に良くない気がします。ナースステーションが落ち着くまでイヤホンで静かな音楽を聴きながらウトウトして、眠くなってきたら耳栓に変えて、朝までゆっくり眠りました。高齢男性はやはり、朝になるとすっかりおとなしくなっていました。救急車も夜中に何台か到着したので、やはり耳栓があって良かったです。

ということで、MEAは1泊2日であっという間に退院なので持参すべきものはそうありません。今ならWi-Fiも充実しているので、スマホがあれば本も重いのでいらないかもしれません。ただ、病院は静かなところばかりだとは限らないので、耳栓とノイズキャンセリングイヤホン付きの音楽メディア(リラックスできる音楽をDLして)があると、不測の事態にゆっくり眠れるかもしれません。

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