マゼルプロジェクト〜生きる力を身につける〜

中高生向け社会人材育成事業「マゼルプロジェクト」主宰の隼人ポルナレフ(中川)です。 2…

マゼルプロジェクト〜生きる力を身につける〜

中高生向け社会人材育成事業「マゼルプロジェクト」主宰の隼人ポルナレフ(中川)です。 2020年5月に第一子誕生。 彼が生まれてきて良かったと思える社会を創る為に奮闘します。 https://mazel.pro

最近の記事

「なんで勉強するの?」に答えてみる

「なんで勉強しなきゃいけないの?」 たぶんほとんどの人が小さい頃に考えたことがあるんじゃないでしょうか? ここ数年、日本の教育改革が進み「教育」の在り方が見直されていますが、もれなく僕も教育事業に関わり始めてから「教育はどう在るべきなんだ」という問いを繰り返しています。 これにはもちろん確信的な答えがある訳ではないですが、今日は僕なりに今の段階で考える「教育は何を目的にするのか」についてまとめます。 「賢い」とは何か学校の勉強はなぜしなければならないのか? いろいろな考え方

    • “教育”を商品化する危険性

      いわゆる社会起業家が社会にとって必要なことをしようとした時にぶつかる大きな壁が“お金の問題”です。 これは現代社会の見えにくい弱点であり、考えてみれば当たり前のことなので何十年も前から資本主義の弱点として指摘されていたことでもあります。(もちろん僕も調べてみてわかったことですが。) “教育”という分野ももれなくこれにより、本質的に必要な“教育”が提供されにくいという現場にあります。 本日はその部分を解説してみます。 社会起業家の苦悩まずなぜ社会に必要な事業がお金になりにく

      • 旧エヴァに見る『コドモのココロ』

        公開3日目くらいに【シン・エヴァンゲリオン劇場版:||】を見に行きまして、ここではもちろん感想は書かないんですが、個人的には完璧で美しい着地を決めてくれたことに感激し、どうしても妻にも見て欲しくて一生懸命エヴァをプレゼンしています。 最近やっと伝説とも言えるアニメ版最終2話を見る所まで行ったんですが、これ、シン劇を見てから見るとなおのこと感慨深い。 まして中高生達と関わる機会の多い我ら夫婦からすると、中高生特有の心の葛藤を感じることが出来てとても参考になりました。 以下妻と

        • 【毒親に殺される子ども達】

          毒親とは↓特徴1:子どもを管理する 特徴2:子どもを支配する 特徴3:「あなたのため」と押し付ける 特徴4:必要以上にしてあげる過保護 特徴5:過干渉になってしまう 特徴6:子どもへ呪いの言葉をぶつける 特徴7:子を抑圧し、罪悪感をうえつける 特徴8:就職や進路にまで口を出す 特徴9:恋愛や結婚にまで口を出す 引用:ALL About 【毒親とは?特徴・チェックリスト!あなたは毒親になってない?】 タレント養成所で感じたこと前にも書いてるのですが僕は以前芸能事務所の養成所

          アメリカ大統領選「投票率200%疑惑」に見るメディアリテラシー

          アメリカ大統領選挙、バイデン勝利で一旦幕を下ろすことになりそうですが一部では予想されていた通り大荒れになりましたね。 僕は中高生のキャリア教育が専門ではあるんですが、実は国際ジャーナリストの堤未果さんの動画コンテンツで世界情勢について扱っているので今回の大統領選も普段以上にチェック、、、というか勉強していました。 で、今日までの様子を見ていてメディアの扱い方やSNSでの人々の反応を見ていて非常に恐ろしい気持ちになっています。 今、メディアリテラシーを身に付けなければ人類の分

          アメリカ大統領選「投票率200%疑惑」に見るメディアリテラシー

          たかまつななさんとの対話で気付いたSDGsの根深い問題。

          中高生が20年後の総理大臣として社会課題の解決策を考えるラジオ番組「ボクらの未来会議」に芸人でジャーナリストとして活動されているたかまつななさんにご出演頂きました。 「お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs」(くもん出版)を出版されたたかまつさんと高校生総理がSDGsの問題点について対話を行っていますが、そちらの内容はマゼルプロジェクト公式HPでご確認頂ければと思います。 ここでは僕なりに思うSDGsについて書き記したいと思います。 実は今回の番組を収録する前と収録後で認識

          たかまつななさんとの対話で気付いたSDGsの根深い問題。

          プログラミングを学ぶ意味について

          どーも、ポルです 一応2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修化されたことが一部では話題になりましたが、マゼルプロジェクトでは中高生にプログラミング教室の経営を託しています。 これはプログラミング教室を運営するNPOのロジカアカデミー様の協力により実現している訳ですが、ロジカアカデミーの関理事長に僕が共感しているのは「プログラミングを学ぶのはプログラマーになる為ではなく、生きる力を身に付ける為に学ぶ」という点。 今日はこのプログラミングを学ぶ理由についての考察で

          プログラミングを学ぶ意味について

          社会課題の解決にビジネスロジックが通用しない件

          数ヶ月ぶりにnote更新です。 というのも、遂にマゼルプロジェクトのHPが公開になりました! 実はHPが公開なったら更新しようと書き溜めてたりして、これから言いたいことがいっぱいある訳です。 「ボクらの未来会議」最新エピソード ゲスト:株式会社taliki 中村タカ テーマ:「社会課題の解決が難しい件」についてnote更新してない間にラジオ番組始めました。 中高生が20年後の総理大臣として社会課題の解決策を考える「ボクらの未来会議」(Fm79.7 京都三条ラジオカフェ)最

          社会課題の解決にビジネスロジックが通用しない件

          結婚は人を幸せにするのか?【同性婚とか多夫多妻とか】

          6月17日に開催した哲学対話の様子が全編アップロードされました。 テーマは「これからの【結婚】を哲学するっ!」 高校生も交えて非常に盛り上がった今回の対話。 バイセクシャルであることをカミングアウトしてくれた高校生の子がいたので話題は同性婚にも及んだり、多夫多妻論や結婚不要論など色々と面白かったのですが、ここで僕なりに思うことを。 まず結婚って幸せなイメージありますか? 僕の子供の頃に比べるとずいぶん離婚する人が増えた印象ですが、これは環境付随で離婚しやすくなっただけで、

          結婚は人を幸せにするのか?【同性婚とか多夫多妻とか】

          ポルなりに考える「教育」のゴール

          どーも、ポルです。 久しぶりのnoteなので改めて、このnoteはマゼルプロジェクトという中高生向けのキャリア教育事業の立ち上げを主宰する隼人ポルナレフという男が主体となり、何かを綴ります。 「マゼルプロジェクトって何?」についてはこちらをご覧下さい。 事業について準備を進めていく中でなかなか上手く進んでいなかったのですが、やっと少し動き出してきたのでnoteを再開しようと思い立った訳ですが、何かテーマを決めた方が書きやすいんじゃないかと思いテーマを考えていました。 ぐる

          ポルなりに考える「教育」のゴール

          Mr.Childrenの【掌】を哲学してみる。

          どーも、ポルです。 教育において哲学対話がとても重要だということを記事にしましたが、その実践の場として毎週水曜日の21時からオンラインで哲学対話サロンを実施しています。 その様子は↑のリンクの記事にもYouTubeが貼ってありますが、今夜もZoomで開催致します! テーマは実験的に「Mr.Childrenの【掌】を哲学するっ!」と題して、ミスチルの楽曲を元に哲学してみようと思います。 主宰している僕としてはあくまで「桜井さんはこういうことを言っているはず」ということではなく

          Mr.Childrenの【掌】を哲学してみる。

          教育における“哲学対話”の重要性。

          哲学対話ってご存知? ググってみると結構色んな記事が出てくるので一度見てみて頂きたいんですが、東大の梶谷教授が提唱しているWSで、東京の大山高校という所で実践したところ“偏差値40の高校から次々に難関私立大学や国立大学への合格者が出た”そうです。 その秘密は哲学対話を成立させる為の“7つのルール“にあると思っていて、このルールの意味を理解して実践出来ればとても建設的な意見交換を行うことが出来ます。 哲学対話7つのルール 1)何を言ってもいい 2)人を否定した

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          これからの【大人】を哲学するっ!(予告編)

          毎週水曜日21時にzoom開催している哲学対話サロン。 【大人】がテーマの回を動画で配信します。 こちらは予告編。 高校生がキレのある意見を出してくれています。

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          結婚と教育の関係性について

          世間ではアンジャッシュ渡部建さんの不倫騒動が大きな話題になっています。 先日相方の児島さんが代打出演していたラジオで謝罪していましたが、実はあの番組が立ち上がった時一瞬だけADでついてました。 その頃オーバーワーク気味で精神的にやられてたのと、あまりスタッフとしてハマってなかったという所もあり、特に渡部さんと深くお話する機会があった訳でもなく忘年会でゆっくりお話聞けたくらいなのであーだこーだいう訳ではないんですが、、、 ただ渡部さんのお仕事のスタンスとかめちゃめちゃ苦労した中

          黒人差別問題に見る、日本の大人の課題。

          本日夜9時から「これからの【大人】を哲学するっ!」します。 もしご興味のある方はぜひ下記よりご参加下さい! [リンク] https://zoom.us/j/4047597624?pwd=bWZIZmlQeVhEOGt0dmxGbXExbGdHZz09 パスワードの入力を聞かれたら[mazeltov]を入力して下さい。 ※ 20時50分から参加が可能です。 ※ スマホ、タブレット、パソコンから参加可能ですが、パソコンの画面の方が見やすいのでおすすめです。 【 後日You

          黒人差別問題に見る、日本の大人の課題。

          “教育”と“家族”の関係性について。

          本日夜9時からzoomで“家族”について哲学対話をします。 毎週水曜日の夜に哲学する時間を設けようと企画してるんですが、もしご興味のある方はぜひコメントして頂くか、マゼルプロジェクトのページからお誘い連絡へ登録(公式ラインアカウント)をお願いします! さて、僕が高校生と関わるようになって感じたことが、“教育”と“家族”の関係性の薄さ問題です。 例えばラジオの収録中に 「将来なりたいこととかあるの?」 と高校生に聞くとします。 「特にないんでこのまま見つからなかったら公務

          “教育”と“家族”の関係性について。