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結婚は人を幸せにするのか?【同性婚とか多夫多妻とか】

6月17日に開催した哲学対話の様子が全編アップロードされました。
テーマは「これからの【結婚】を哲学するっ!」

高校生も交えて非常に盛り上がった今回の対話。
バイセクシャルであることをカミングアウトしてくれた高校生の子がいたので話題は同性婚にも及んだり、多夫多妻論や結婚不要論など色々と面白かったのですが、ここで僕なりに思うことを。

まず結婚って幸せなイメージありますか?
僕の子供の頃に比べるとずいぶん離婚する人が増えた印象ですが、これは環境付随で離婚しやすくなっただけで、離婚したいと思っていた人は潜在的に多かったのかも知れません。
シングルマザーの数も増えてて、シングルマザーの生きやすさなんかも叫ばれている時代です。
「子供は欲しいけど結婚はしなくて良い」みたいな意見も一定の年齢層からはよく耳にします。

こうなってくると結婚なんてしなくて良いじゃんってなるのは自然な流れな気はします。

では結婚する意味ってどこにあるの?となってくる訳ですが、個人的には2度結婚して2度目の結婚では今の所とても幸せだしこれからも幸せを感じることは出来るという確信があるので、やはり結婚と幸せにはとても強い結びつきがあると思うのですが、動画の中では「結婚は子供を育てる為にするのか?」という問いが出てきます。
この時にはそんな気がするな〜というくらいだったのですが、今はもう少し明確な意見が出てきていて、結論としては「子供がいなくても夫婦間に尊厳と自律があるならそれで良い」と思っています。

僕の中での基本的な考えでは死ぬ時に家族がいて幸せだったと感じられることが最も重要な結婚の意味であり、そうある為には配偶者がいるべきということはもちろんのこと、子供がいるいないに関わらず夫婦の関係性が「言いにくいことも言い合えて、依存することもなく、お互いが独立した人間として尊敬し合える」という状態である必要がある気がしています。

我が家の夫婦関係がそうなれているかと言えばまだまだという部分もあるとは思いますが、お互いそうあろうとしているということは言えます。
それはそれは激しい喧嘩も何度もしましたし、取っ組み合いになったり引っ叩いたりと、はたから見たらとても仲の良い夫婦には思えないかも知れませんが(笑)、その分きちんとお互いさらけ出して向かい合ってるので遠慮がないということでもあります。

ある意味僕の中では奥さんとのこういった関係構築が一つの成功体験になっていて、仕事関係の繋がりや中高生達との関わりの中でも良い関係を築く為のこちらの構え方に活かしていると感じています。
一方で夫婦もそうだと思いますが、片方だけが頑張っても意味がなくて、片方が「あなたがこういう言い方してくれたら良いのに」というスタンスだと上手くいかないとも思います。常に依存せずに自律的に向き合うことが重要なのだと思います。

今回の対話を通して「結婚」とは理想や期待や依存ではなく、主体的にパートナーシップの築き方を身に付けるとても尊い機会だと感じています。
そういう意味で幸せを掴むチャンスは「結婚」にあるのかも知れません。

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