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【毒親に殺される子ども達】

毒親とは↓

特徴1:子どもを管理する
特徴2:子どもを支配する
特徴3:「あなたのため」と押し付ける
特徴4:必要以上にしてあげる過保護
特徴5:過干渉になってしまう
特徴6:子どもへ呪いの言葉をぶつける
特徴7:子を抑圧し、罪悪感をうえつける
特徴8:就職や進路にまで口を出す
特徴9:恋愛や結婚にまで口を出す

引用:ALL About 【毒親とは?特徴・チェックリスト!あなたは毒親になってない?】

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タレント養成所で感じたこと

前にも書いてるのですが僕は以前芸能事務所の養成所のスタッフをやっていたのですが、その時多くの「毒親」と対峙してきました。

たぶん芸能の世界は“非現実”を求めてくる場所でもあるので、現実から逃げ出したい子どもが多く集まります。(意識的にか無意識の内にかは人によって違うけど。)
しかも普段触ってるスマホに「これでもか!」という程の広告が飛んできて、10秒あればオーディションに応募出来てしまうので、「ノリで応募しました」とか「なんで応募したかはわかりません」みたいな子が圧倒的に多かったのです。

もちろん実際のオーディションは親の同意ありきですが、応募自体は子どもが自分で出来てしまうので、親は自分の意思に関係なく我々と対峙することになります。

“無意識”の怖さ

「毒親」が何よりも難しいのは、問題の根本が“無意識”の領域にあるので、親はもちろん、場合によっては子どもの方も毒親の毒がまわっていることに気付きにくいということ。
こちらとしても違和感はあっても「この人は本当に毒親か?俺が気にし過ぎじゃないのか?」という不確実な中での迷いが常にあります。

そして更に怖いのは(一般論的に言われる)毒親の毒は“無意識”の領域によく効くということ。昨日まで1週間後のスケジュールを確認しあった子が突然自死してしまいます。

これは仮説ですが、恐らく本人もまさか自分が死ぬなんて思ってなかったんじゃないかと感じます。
意識の下に隠れて(隠して)溜め込んだ“毒”=“ストレス”が、ある些細なことが引き金になって一気に息の根を止めてしまう。

この辺りの仕組みについてわかりやすく苫米地教授が伝えてくれています。
この動画では“テレビ”の影響を説明していますが、「あなたは〇〇だから」という言動はその子を自然と〇〇にするし、「あの子が自殺してしまうかも知れない」という思考がその子を自殺に追い込んでしまうことにもなり得るということ。

“毒親”=“鬼”だとするならば

↑のように僕個人としては毒親が“無意識”に大きな力を及ぼすと考えている訳ですが、“無意識”に歪みが発生することでその子自身がまた他者との関係の中で新たな毒を撒き散らすことになります。
個人的にハマってる「鬼滅の刃」で語られる“鬼によるパンデミック”って、実はこうした人間の無意識に働く“歪みの連鎖”なんじゃないでしょうか。
どこかでこの毒親の悲しい連鎖を断ち切らねば鬼は生まれ続けてしまう訳で、鬼にならない子どもを増やすことが僕たちマゼルがやっていることだと思うのです。

ただもしそういう捉え方をするとするならば、それと同時に毒親が解脱する方法(鬼を人間に戻す方法)も見つけ出さないと、鬼になった親と一緒にいることが出来ないという悲しい結末になってしまう。(僕自身、子どもを作るまで家族と絶交してましたが。)

最近あった出来事から、この問題の重要性も非常に強く感じていてその為の研究も進めていきたいと思った次第でございます。

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