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自分なりの枕草子

春は新たま。たまねぎを半分に切ってレンチンし、コンソメスープにするとうまい。水にさらしてサラダでも、衣をつけたかき揚げでもうまい。甘くてトロトロのたまねぎをたくさん食べれるいい季節。

寒い日か暑い日のどちらかしかなく、本当に過ごしやすい最高な日が2日間だけある。年度の切り替わりの一斉に何かが動きだす感じにドキドキする。人事異動とかこどものクラス替えとか。自分に何もなくても周りが動くので結局大変だったりする。新社会人にアドバイスしたり苦言を言うおじさんがXに湧いてくるが、お前が現代に着いて来れてないんだってハナシ。環境が変わったり気温が安定しなくて体調を崩しやすい。

夏は暑すぎて話にならない。夜が良いとかも思わない。熱帯夜だし。こんなに暑かったっけ?と毎年思う。とにかくエアコンの効いた室内が至高。車の中がサウナになっているのが辛いし、スーパーの駐車場から店内まで歩くだけでも汗が止まらない。シャワーが気持ちいい。ビールで流し込むゴーヤがうまい。毎年冷しゃぶになんらかのアレンジをした料理を作っている気がする。調子に乗ってフラペチーノをトールで飲むとお腹を下しがち。

基本的に外に出たくないけど花火大会に関してはアリ。誘われた時は最初嫌だなあとは思う。でも実際に行くとわくわくしてくるのを知っている。花火大会の開始を待つだんだんと空が暗くなっていく会場の雰囲気が好き。あ、それってやっぱり夜か。夏は夜だわ。

秋は月見バーガー。特別好きというわけではないのだけどなんとなく1回は食べてしまう。あとバーガーで思い出したけどずっとパーカーを着ている。30代に入ってパーカーを着る年齢じゃないのかもと思っていたら星野源が赤いパーカーで歌っていたのでなんとなく市民権を得た気がしている。星野源が似合っているだけだという説もあるが聞こえないふりをしている。ベッドのひんやりとした敷きパッドをもふもふタイプに変えるタイミングがわからない。

ハロウィンには特に何もしない。ただセブンの期間限定のかぼちゃプリンを食べるだけの日。ただし地味ハロウィンはいつも発想が面白いから楽しみ。モンブランを食べたくなるが、専門店の値段の高さにビビって結局あまり食べない。こどもたちがポケットに入れたどんぐりが洗濯機でカラカラ鳴っている。秋の風鈴と呼んでもいいかもしれない。いろいろと集中して取り組むことに適しているが、気がつけばなにもせず終わりがちな季節。

冬はグラコロ。四季のうち2つをマクドナルドで感じているのか私は。お風呂上がりに足が乾燥して痒くなって、猫が膝の上に乗ってきたら冬。首に巻いたマフラーから冬の匂いがするけど電車で暑くなって外しがち。有休の残りを数えて休みを取ろうと思っても自分が風邪をひいて消化しがち。

鍋がうまい。もうずっと鍋でいい。でもここでいう鍋は広義におでんとかすき焼きとかラーメンも含めてほしい。寒さのあまり咄嗟にコンビニで肉まんを買って、とりあえず両手に持って顔にあててはぁ~と暖をとるとエモい気持ちになる。雪が降るとちょっとテンション上がるのは最初だけであとは不便でしかない。クリスマスからお正月が終わるまでの散財がすごい。年末年始はちょっといいものを食べてお腹を下しがち。


(自分なりに枕草子を書いてみるという遊びを考えました。みなさんもよかったらぜひ)



※追記

自分なりの枕草子遊び、たくさんの方が書いてくれました。みなさんいろんなもので四季を感じてるんだなあ。個性が溢れてどれもおもしろいです。ありがとうございます!!

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