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自分なりの枕草子


三毛田さんの枕草子。

または、よよさんの枕草子。


へぇー♪素敵✨
と、いうわけで、私も。


                    📝✍️ツラツラ...



春はソワソワ。

子どもたちの新しいクラス、新しい先生にこの1年を占うような、そんな心持ちで始業式の帰りを待ったり。
スーツだとか、ストッキングだとか、そんなかしこまった服に身を包んだり、ソワソワ。
え?伝線?  大丈夫そ?     ソワソワ。

桜が咲いて、見に行きたくて、それもちょうどいい見頃具合を案じてソワソワ。
ほら、提灯が灯って、花びらが舞ってる!

なにかと落ち着かない春。
ソワソワと、日に日に濃くなる春を追う。
眠れない。眠れないさ、そんなの。


夏はワクワク。

梅雨明けたって!あっちー!!
もう夏休みだよ!どーする?どこいく?
もう寝起きから明るくて、全然暮れてもこなくて、みんながみんな「あっつい!!」ってもう、ちょっとなんでもありじゃね?くらいに溶けて。

怖い顔したあの人だって、ガリガリ君をかじればフレンドリー。アロハシャツがフォーマルだもの。暑さにかまけて世の中が、「夏だから」でまかりとおるワックワク。
眠れなくても怖くない。いや、眠りたくない。


秋はしっとり。

束ねた髪をはらりと落とし、秋風に葉っぱがハラハラと。思い出を振り切るみたいに食べ物に走り、承知の上でホクホクが待っている。
「みのり」とは、成熟した潤い。
王道の、王道たるやを味わい、ふくふく。
本も映画も芸術も、そのふくふくを彩る、ふぉくふぉくと。Fは唇を緊張させて。
眠れぬ夜をも、味わう。とろとろと、いや、とぅおろ、とぅおろと。


冬はぬくぬく。

外は白く凍てつき、空気のピリリが頬に冷たい。もふもふと覆い、ふかふかとくっつく。
温めあえば近くなる。ただただ、ここで。
くるりと丸まり、こたつにぬくぬく。
ねむねむ、夜も、眠りにもぐる。
あなたと二人、このまま消えてしまいたい。


朝夕に

枕のつくる寝ぐせ頭を愛しむ。



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