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マイ枕草子

春は嫌い。
春の明け方にだんだん山の形がはっきりしてきて、そこに紫色の雲がかかっていることに気がつくように、ぼんやりしていたあなたへの想いが心に浮かび上がってしまうから。

夏は嫌い。
夏の闇夜に光るたくさんの蛍のように、あなたへの想いが溢れ出してしまうから。
夏の雨の夜にあなたがどんなふうに過ごしているか、考えてしまうから。

秋は大嫌い。
夕方、家路を急ぐ烏や雁のようにあなたのもとへ飛んでいきたくなるから。
でもそんなことはとてもできなくて、すっかり暗くなったころ、風の音、虫の音を聞いて、あなたに会えない悲しさを、じっと募らせるしかないから。

冬は好き。
早朝は雪が降り、霜が下りて寒くてあなたに暖めて欲しくなるけど、お昼になってだんだん寒さが緩むと、あなたの温もりがなくてもあなたがそばにいなくても一人でなんとか生きていけると思うから。炭が白い灰になるように、あなたへの気持ちがなくなるから。

これを見て書きました。
書いていくうちに中二病満開な文章になってめちゃくちゃ恥ずかしいですが、たまに自分を辱めるのも快感なので公開します。
きゃー!

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