松さとし

会社員18年目。今の会社は4社目。ソフトウェア開発。 生活のこと、仕事のこと、日々思っ…

松さとし

会社員18年目。今の会社は4社目。ソフトウェア開発。 生活のこと、仕事のこと、日々思ったことを書いています。 伝えること・書くことで、自分にどんなことが起こるのか。

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見えないラベル (前編)・後編・終編

6月14日(日) 「陽性」 たった今、スマホに連絡があった。 まさか私がと思ってしまいそうなところだが、もしかしたらというのはあった。 夫(順次)が陽性だったから。 私の名前はさやか。順次の妻で2児の母。 子供たちが陽性ではなかったことは幸いだった。 保健所の女性職員さんの説明を聞き終え、スマホを机に置いた。 たった今、明日から10日間、区が用意したホテルに泊まることが確定した。 夫の居るであろう部屋の扉を見つめながら、大きなため息が漏れた。 夫にぶつけたい言葉がつぎつぎに

    • そういうものなのさ

      やるべきこととは 放っておいたとしてもやるというようなものではなく やるなと他人に戒められたとしてもやるようなもののことである ずっとずっと探しているけど見つからない これかなと思って始めるのだが 3カ月、いや一週間もすれば大体飽きているどころか 辞めてしまっている 毎日これをやるとか あれはしてはいけないとか条件とか義務があったりするもので 続くようなことはない 他人にすすめられてやることで これだ!と思うようなこともなかった そういうものなのさ ぼんやり過ごし

      • 冗談か

        そんなこと言われたら 誰だっていい思いはしないだろう 怒った時のことなんて 覚えちゃいないけど 何に反応したのかは 今思えば何となくわかる 平たく言えばプライドだ 冗談と捉えることはできなかった リアルだった だからスッと入ってきたし そのまま反応してしまった そんなこと言われる筋合いはないと 冗談と言われてもまだ 頭を切り替えられなかった 望まない結果になった その中で 言うのを我慢して 言われるのを待ってる時間があった その時間は最悪 頭の中で色んなことを考え

        • 完璧なもの作ったので

          そんな風に言ってくるのはほとんどいない 一方で できましたと言ってくるのはいくらでもいる できましたとは 自分の中でこれが完成だと思います という意味で使っていることが多い できましたに対して こちらは本当か?と思いながら あれはこれはと確認していくと いくつも綻びが出てくる そういうものだ 別に完璧にしろと思うこともなければ 良いも悪いもない そういうものだと思ってる そういうものの中 完璧なものを作ったのでと言ってくるのがある 本人をちらりと見れば 自信に満ち

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        • 東北旅行
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          根拠などない

          根拠を示せという人がいる どこにでもいる 相手にしたくない こちらはなにごとも根拠があって進めているわけではない と言ったりしたらびっくりするのだろうか なぜなんだ なにが と言われても根拠なんかない なんとなくこう思うからっていうのはあるけれど 間違いないものなのかと質されたところで さぁとしか思わない こんな調子だから 分からず屋と思われることがあるかもしれない 終いには だいたい群れて攻撃してきたり 強いものを引き合いに出してきたりするんだけど はいはいと

          根拠などない

          基準を変えるな

          これがやるべきリストだと言って渡したが 結局半分以下になってしまった あれはこれはと言ってみたり 再現しないと言ってみたり 反故にしてしまう それじゃ 何のためにリストを作っているのかよくわからなくなる 全体を理解してくださいと言って 全体像を説明をしたのだが ほんの一部分を集中的に見て終わったことになった 具体的にこれだと言うと なかったことにしてしまうし 全体として任せるからと言うと 部分的になってしまう 他人と一緒に何かをするっていうのは上手く行かないことばか

          基準を変えるな

          行列

          税関、役所、テーマパーク いつも並ぶ もしも これまでどのくらいの時間並んだかカウントされていたとして 見せてもらえるとしたらびっくりするだろうな まぁいい 先着順だからサービスを受けるには並ぶしかないんだから 需要に供給が追いついていないのさ 並ぶで思い出したんだけど ラグビーワールドカップのチケットをとるとき パソコンの前で何時間も並んだ 何万人って人が自分の前に待っていたのには驚いた さて今日は 行列を立て続けに見たんです 神田から自転車に乗って銀座方面へ 新

          無反応

          目の前に黄緑色のLEDが点滅しているボタンがある えいと押してみるが何の反応もない もう一度押してみる 一度では足りず何度も繰り返して押してみるが 何の反応もない 一度押して何の反応もないのだから さらに押しても反応はないだろうと思うのは少数派かもしれない いやもしかしたら キチンと押せていなかったかもしれないと自分を疑ったり このボタンは2度押すと反応するのだと都合よく思ったりするが 何度やっても どう考えてもらっても 無反応である 何かアクションをすれば必ず反応が

          歌う

          今流れてる曲 すごくいい曲だなと思ったとき 誰のなんという曲かが分からないから 分からず終いになってしまっていたけど アプリが解決してくれた スマホに聞かせれば教えてくれるからすごく便利になった おかげで口ずさんで友達に教えてもらう必要がなくなった スマホに教えてもらった曲は 後日カラオケで歌うリストになっている カラオケでは特定のものを歌うことはなく このリストを中心に 女性が歌うものを歌ってみたり 洋楽を歌ってみたり アニソンも歌ってみる 色をつけず とにかくいいなと

          映画を一緒に

          映画を観ることになった 昨晩急に妻が用意してくれた なかなか外に連れて行ってあげたりできていないからと たまには息子と二人で一緒に行ってはと粋な計らいだ 大きくなって 親と一緒に何かしたりどこかへ行ったりする機会はなくなった 駅まで向かういつもと変わらない道も 息子と並んで歩くとちょっと違った感じがする でも気にしない 自分のペースで歩いてみる 微妙な信号も普段通りに小走りになってみたりしたけど 普通に何も言わずに着いてくる 他愛もない会話をしながら向かう これがな

          映画を一緒に

          ふぐ

          出張初日の夜はふぐにした 翌日があるし はしごして彷徨うことは控えて 宿の近くでみんなでゆっくり酒をのみながら 温かいものを食べたいと思ったから なかなか食べる機会がないし 高級なイメージがあるらしく ふぐにしたぞと言ったら喜んでたな 初めて出張に行くのがいて ほんとに楽しみにしてるみたいだった もちろん仕事はきっちりやるんだけど さっさと遊びに行きたいから 事前の準備に気合を入れて 行く前にだいたい片づけて終わってるくらいにするんだぞって あとは遊ぶことを考えて あ

          あれやこれや

          キャンセルの連絡をした ある習い事をしたいと思って 体験入学をした 土日に仕事があったけど 運よく日曜日がなくなったから やりたいと思って土曜の夜にちょこちょこと調べて 良さそうなのがあったから申し込んで 翌日朝に行ってみた 想像どおりのところで 楽しくてもっとやってみたいと思った 入学しますかと言われて はいと答えて申し込もうとしたんだけど 10月のスケジュールがどうも私の予定と合っていなくて ほとんど参加できないと判ったから 来月にしますねと言ったけど 申し込みし

          あれやこれや

          また観たい

          またラグビーを観たいと思った 先週から再開したヨーロッパの大会 時差があって眠い目をこすりながら3試合 中でもフランスのゲームを観てた時 眠気は吹き飛んで熱狂し心躍った ラグビーはやったことがない 観るにしても ルールが複雑でよくわからなかったし今も勉強中 冬にやっているから観に行くには寒くて 大柄な人たちがやっぱりいて経験者かなと詮索してみたり みんなどこかのチームで一緒にプレーしたんだろうか 仲間でグループで観戦してるよね 年齢層も同じフットボールのサッカーに比べて高

          また観たい

          辞めてしまった

          辞めてしまったらしい 離職の事情までを 当事者ではない方にお伺いするのは気がひけた 寂しいとはこういうことかと思わせた 最近は見かけないなと気になっていたけれど 予想通りすぎる結果で驚きはない いつだったか お会いした時に少しお話をすることができた とっても感じのいい人で もっともっとお話ししたいなと思える人だった あまりそういう気持ちになることはないんだけど 何かその会社の他の方とは雰囲気が違ってた ご一緒にお仕事できる機会があればと言ってその時は終わったんだ

          辞めてしまった

          午前休

          いつもなら 忙しなく起きて あれやこれや会社に向かう準備をする月曜の朝 今日はゆっくり起きて 部屋の掃除をして洗濯物を干して ご飯を食べて洗い物をして ストレッチポールに寝転がって コーヒーをいれて本を読んで 自由に過ごした 子供のイベント、病院や役所以外で 午前休は初めてかもしれない 疲れてた 土日仕事が少し堪えた 昨日の仕事終わりに 今日は朝から行く気にならなくて 休みたいと伝えた 誰に指示されたわけでもなく 自分で決めたことなんだけど 始業時間に合わせて会社にい

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          疲れてもう駅まで歩きたくない さっさと家に着いてあったかい布団で眠りたい そんな風に思うくらい大変だった仕事終わりに クルマで送ってもらったことがある こんなに有難いことはない 何度もあるが だいたい一番目上の人が 自らクルマを運転して送ってくれる 疲労困憊の上 風が冷たくて寒いし雨が降ったりしているような時 表を歩くのもおっくうになる それでも普段通り歩いて駅まで向かって いつもの電車で帰ればいいんだけど 大変だろうからと送ってくれた時もある めちゃくちゃ嬉しくて

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