生クリーム欲

昔は妊婦さんに「二人分食べないと！」とたくさん食べるよう勧めるのが主流だったようですが、近頃はそうでもなく、むしろ体重管理がとても厳しい模様。私が通っていた病院もシビアで、体重が1㎏以上増えていると母子手帳に赤鉛筆でチェックが入りました。一気に二㎏増えたときには、「これ、四分の一も赤ちゃんにいってないからね！」と先生から言われちゃったり･･･。

つわりが落ち着き妊娠中期に入ると、どうも甘い物が食べたくなるように。特に生クリーム！！それまで生クリームは好きではなく、スタバでフラペチーノを頼むときも「ホイップ抜きで」と一言添えるほど。食べると口のなかに薄い膜が張る感じがどうも苦手なのと、胃がもたれるので避けていました。それがなぜか急に生クリームを食べたい衝動に駆られたのです。頭のなかはとにかく生クリームでいっぱい！なにが食べたいかと聞かれれば生クリーム。ご飯よりも生クリーム。しかし、生クリームだけ舐めるわけにもいかない（本音を言えばそれでもいいんだけど）。生クリームを食べようとすると、おのずと「生クリームを添えるためのなにか」が必要になってくるのです。シンプルなパウンドケーキやマフィン、スコーンなどなど。もはやなんにだって生クリームを添えたい。白ご飯に生クリームでも構わない。だって、なにに添えたって私にとっては生クリームが主役なんだもの！と、こんな感じで私の生クリーム欲は暴走気味でした。ただ、カロリーに気をつけて、おからでケーキを作ったり砂糖を最小限にしたりと、加減して自分で作るようにしておりました。

ちょっと話は逸れますが、お菓子によく作ったのは牛乳寒天。砂糖を入れずに作った牛乳寒天に、黒蜜ときなこをかけて食べていました。これなら簡単に作れて常備可能なうえにカロリーも低く、それなりに満足感も得られます。生クリームは週に一度くらいのお楽しみにして（多い？）、なんとかストレスをためないよう甘い物摂取の工夫をしていました。

結果、出産までに増えた体重は10㎏ちょっと。努力の甲斐あり、なんとか合格ラインを守れました。