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シンポジウム【地域から次世代映画を考える】

 2018年1月27日(土)、京都文化博物館で開催されたシンポジウム【地域から次世代映画を考える】。映画やその周縁について考えるシンポジウムは関西ではなかなか催される機会が少ない&主催されているNPO法人独立映画鍋さんの活動も前から気になっていたこともあり、頑張って行ってきました。短編・長編合わせて3本、予告編1本の作品上映もあり、6時間の長丁場。シンポジウムは、第一部は、制作者側4人の「映画はどこでもつくれる!か?〜地方で映画を作るわけ〜」、第二部はインディペンデント作品の

    • 帝王切開について

       病室で一晩明かしたのですが、つい数時間前までこれでもかというほど出っ張っていたおなかがすっかり跡形もなくなっていること、寝返りを打てないほど手術跡が痛むこと、水が飲めなくて氷を舐めていたこと、同じ部屋で夫が寝ていること(見えないけど)、ほんの少し歩いた先の保育器に息子がいること、なのにまだこの腕に抱けていないこと、あらゆる事実が現実ではないような、ぼんやりとした一晩でした。麻酔の副作用?みたいなものもあったのかもしれないし、発熱していたこともあったかもしれないし、なんだ

      • 7月9日【4】

        赤子がおなかから出て来て対面を果たすと、次はおなかの縫合です。夫は退出し、私は再びされるがままの状態に。無事、元気に生まれてきた赤子の姿が見られたため緊張の糸は切れ、ある種の安心感がやってきていました。そんな私の心を占めていた気持ちは、縫われるってどんな感覚なのだろう、ということ。切られるのと同じくらい縫合にも興味があったので、麻酔で感覚はないけれど、できるだけされている感覚を拾おうと神経を研ぎ澄ませます。もちろん、痛みは微塵も感じないけれど、確かに、なんか引っ張られてい

        • 7月9日【3】

          夫が手術室へ入ってくると、平然と私の右頭上のあたりに促されるまま座りました。なんかもっとひるんだりびびったりすると思ったのに、おもしろくない。座って割とすぐ、そろそろ出て来るから携帯で撮ってもいいですよー、とのこと。おー、帝王切開の現場を携帯で撮影できるのか!と驚きながらも、自分の内臓は映りませんように、と願いました。まあ、映りませんよね、普通。 そんなことを思っていると、「ちょっとおなか押しますよー」と言われました。お、いよいよか、とずっと私の左側にいて手を握ってくれ

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        • こんにちは、赤ちゃん。
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        • 映画
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        記事

          まつもと子どもたちの映画祭7

           随分前のことになってしまいましたが、3月20日に長野県は松本市で開かれた「まつもと子どもたちの映画祭7」(以下、まつもと)に行ってきました。タイトル通りもう7回目。にもかかわらず、私、恥ずかしながらこの映画祭のことは知らなかったのです。松本でも子ども映画祭があるみたいだよ、と教えてもらい、急遽行ってみることにしました。サイトをチェックしていると、過去の映画祭は大盛況の模様。広い会場が子どもたちでいっぱいの写真がアップされていました。うちの映画祭(京都国際子ども映画祭)もこん

          まつもと子どもたちの映画祭7

          7月9日【2】

          夫と母には外へ出てもらい、手術の準備開始。ついてくださっていた助産師さんも帝王切開経験者らしく、雨の日は今でもちょっとしくしく痛むことがあります、とちょっと世間話をはさみつつ。分娩室でされたことは、下の毛の剃毛。カミソリでジョリジョリと剃られました。大きいおなかがあるのでどの程度剃られているのかは見えず。これから子を産むというのに、分娩台で毛を剃られている光景はなんだかマヌケな感じがして、少し緊張がほぐれました。剃った毛を、ガムテープみたいなものでペタペタと取っていきます

          7月9日【2】

          7月9日【1】

          明け方になるにつれ、なぜか陣痛の間隔が空いてくるようになりました。眠れる時間が少しでも長くなることは嬉しいけれど、果たしてこれはいいのか?よくないよね?赤ちゃんの心拍を確認してもらうと、問題はなさそうで一安心。子宮口チェックをすると、まだ開いてはいないけれど、頭は触れる、と助産師さん。赤ちゃんも頑張って出てこようとしてくれている。そう思うと超絶疲れてはいるものの、母ちゃん頑張る!という気持ちになるものです。 陣痛促進剤を早めに投与できるように、早朝から院長先生に診断して

          7月9日【1】

          7月8日【2】

          陣痛促進剤の効果か、痛みも間隔も良い感じになってきてはいるものの、なかなか子宮口が開ききらない状況。上手くいけば今日中に産めるかも!なんて淡い期待は本当に淡いまま消えゆき、ここ数日おなじみになってしまったひたすら痛みに耐える夜を過ごすわけです。助産師さんに持ってきてもらったバランスボールを試してみたり、四つん這いになってみたり、少しでも痛みを和らげる方法を試してみるけれど、結局横になって耐えるのが私には一番合うみたい。痛みに耐え、助産師さんに子宮口チェックしてもらったり赤

          7月8日【2】

          7月8日【1】

          なかなか縮まることのない陣痛間隔ですが、それでもきちんと痛みの波はやってくるので、そのたびに夫の手を強く握っては唸るの繰り返し。隣の出産劇を思い出しては「私はいつになったらああなれるんだろう」と一向に間隔が縮まらない痛みと向き合っていたのでした。 和室仕様の陣痛室で朝食を済ませ、分娩室に行くも子宮口は十分に開かない。こんなにこんなに痛いのに、なんでまだ開かないの?なんでまだ産めないの?と心のなかは「なんでなんで」でいっぱい。おまけに痛い。とりあえず痛い。しばらくすると、

          7月8日【1】

          7月7日【2】

          午前中に破水してしまったためこの日から入院となり、夕方出産を撤回された私はこの日から泊まることになる部屋へ移動しました。もともと希望していたお部屋は上から2番目のランクのお部屋。夫も泊まれるよう、ベッドがあるお部屋です。私の通っていた病院は全室個室ではあるのですが、家族が泊まれなかったり、泊まれても簡易ベッドだったりで、夫が一緒に夜を過ごすにはいささか不便。ちょっと高くついてしまうけれど、はじめての子育て、夫ができるだけ身体を痛めないように、きちんとしたベッドのあるお部屋

          7月7日【2】

          7月7日【1】

          前日とは比べものにならないほど痛みは増してきてはいるものの、結局朝になっても間隔は縮まらず。ろくに寝られなくて疲れたし、お散歩しようなんて気持ちにもなれないけれど、少し歩くと変化があるかもしれないと気持ちを奮い立たせ、近所のパン屋さんに朝ご飯を買いに行くことにしました。パン屋さんに着くまでにも痛みで立ち止まり、パン屋さんの中でも痛みで固まり(やはり歩くと間隔が縮まる模様)。そんなに広くない店内、固まっているのも迷惑だろうと外に出て夫を待つことに。行き交う車を見ながら痛みに

          7月7日【1】

          7月6日

          おなかの痛みで目が覚めたのは夜中の三時頃。それまでにも何度かおなかが痛くて目が覚めたことがあり、その度に陣痛か?!とドギマギしたものですが、もう一度眠りに就くと朝まで起きることなく平和な睡眠時間を確保できていました。 がしかし。寝ても寝ても痛みで目が覚める。もしや、と思い陣痛カウントのできるアプリで時間を計ってみると、まさかのだいたい10分間隔。ついに来たか!!と横で寝ている夫を揺さぶり、「陣痛来たかも」と伝えると驚いて起きる夫。しかし、病院からは5分間隔になってから来

          最後の健診

          臨月にもなると、おなかははち切れんばかりに前に突きだして重たいし、なんだか常に眠いしだるいし、なにもかもにやる気が出ない毎日。寝返りもおなかを持たないとできないくらいになってきます。きちんと運動をして体力作りをしなければいけないのはわかっているけれど、文字通り身体が重くて動きたくない。そんななか、最後の健診へ行きました。といっても、そのときはそれが最後になるとは思っておらず、結果的に「最後」だったわけですが。 いつも通り検尿と体重・血圧測定を済ませ、エコーへ。赤ちゃんの

          最後の健診

          細かいことが気になり出す

          予定日が近づいてきたある日、いつものようなエコー健診ではなくNST検査をしました。ノンストレステストの略で、おなかにセンサーをつけて赤ちゃんの心拍を測るというもの。約20分〜30分ほどの測定ですが、赤ちゃんが寝ているともう少し時間がかかることもあるようです。検査には専用の部屋が用意されていて、2、3人の妊婦さんがカーテンで区切られたなかに横になっているような状態。狭いからか、夫は立ち入り禁止でした。ベッドの横に嘘発見器みたいな、心拍を記録する機械があります。長い紙に波形が

          細かいことが気になり出す

          育児本

          妊娠中は妊娠中で、ありとあらゆることが不安でしたが、産んでからの育児についてももちろん不安でした。でも、無事に生まれるかわからないから、生まれたあとのことは生まれてから考えよう、と正直妊娠中の不安に向き合うので精一杯の状態だったのです。それでも、知識ゼロじゃさすがにまずい。ただ、それなりの予習は必要だとは思うものの、あんまり読み過ぎても情報の取捨選択が上手くできなくて逆に不安が募る一方な気がしたので、ものすごく厳選しました。出産前に読んだのは『フランスの子どもは夜泣きしな

          生クリーム欲

          昔は妊婦さんに「二人分食べないと!」とたくさん食べるよう勧めるのが主流だったようですが、近頃はそうでもなく、むしろ体重管理がとても厳しい模様。私が通っていた病院もシビアで、体重が1㎏以上増えていると母子手帳に赤鉛筆でチェックが入りました。一気に二㎏増えたときには、「これ、四分の一も赤ちゃんにいってないからね!」と先生から言われちゃったり・・・。 つわりが落ち着き妊娠中期に入ると、どうも甘い物が食べたくなるように。特に生クリーム!!それまで生クリームは好きではなく、スタバ

          生クリーム欲