7月6日

おなかの痛みで目が覚めたのは夜中の三時頃。それまでにも何度かおなかが痛くて目が覚めたことがあり、その度に陣痛か?!とドギマギしたものですが、もう一度眠りに就くと朝まで起きることなく平和な睡眠時間を確保できていました。

がしかし。寝ても寝ても痛みで目が覚める。もしや、と思い陣痛カウントのできるアプリで時間を計ってみると、まさかのだいたい10分間隔。ついに来たか!!と横で寝ている夫を揺さぶり、「陣痛来たかも」と伝えると驚いて起きる夫。しかし、病院からは5分間隔になってから来てくださいと言われていたため、まだ病院には行けない。おなかの痛みは、寝ていると起きてしまうし、うぅと声も出てしまうけれど、生理痛よりちょっとキツイ程度。我慢できなくはないし、「思ったより痛くないかもー」と心の中ではちょっと余裕ぶっておりました。ところが、10分からなかなか縮まらず、10〜15分をうろうろしている陣痛の間隔。それでも来ているのは確実に陣痛なわけで、そうなるとなんだか気持ちも高揚してくるわけで、行けないとわかっちゃあいるけど、もしかしたら来てもいいよ、なんてことになるかもしれないと淡い期待を抱き、明け方を待って病院に電話してみることにしました。「夜中から10分間隔の陣痛が来ているのですが、まだ病院には行っちゃだめなんですよね?」と聞いてみると、案の定断られ、5分間隔になるまでお散歩してください、なんて言われちゃって面食らいました。この期に及んでお散歩してくださいと言われるなんて予想外だし、思ったより痛くないとか思ってはいたもののそれなりに痛いし、果たしてお散歩なんかできるのだろうか?!しかし、なかなか間隔が縮まらないので腹をくくり、お仕事を休んでもらった夫とランチついでにお散歩にでかけました。

陣痛が来たと言っても、波がひいているときはまったくもって平気なため、案外お散歩も出来るもので。ただ、10分前後おきに波はやって来るので、そのたびに道の端で立ち止まって痛みに耐え、波がひいていくのを待つのでした。そんなこんなで行きたかったカフェに行き、ランチをし、帰路に着くものの、間隔は縮まるどころか延びてきているような・・・。なんだかじれったくなり、帰宅後しばらくして再び病院に電話をしました。すると、お風呂に入って身体をあたためてください、とな!血行が促進されることによって、陣痛も促されるのだとか。まさか陣痛が来たのにおうちでゆっくりお風呂、なんて状況も想定していなかったので戸惑うしかありませんでしたが、助産師さんにそう言われたんだから仕方ない。最後になるであろう、大きいおなかを抱えての入浴をしようじゃないかとおとなしくお風呂に入りました。すると助産師さんの言うとおり、お風呂であたたまってベッドに就く頃には痛みはだいぶ増してきており、「思ったより痛くないかもー」とは思っていられなくなりました。いや、むしろ、思った以上に痛い!!!!この痛みが5分間隔、そしてもっと短くなっていくのかと思うともはや恐怖しかありません。

夜中に痛みで目が覚めたときには「今日生まれるのか!!」と思ったけれど、もうすぐ日が変わる。出産した友人達は、陣痛が来た日に生まれたとの連絡があったのに、「私はそういうパターンではないのね。生まれるのは明日かー」なんて思いながら、相も変わらず10〜15分間隔から縮まることのない痛みに一晩中耐えるのでした。

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