マガジンのカバー画像

『決意の詞』

22
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

〖作詞〗『endroll extra』

〖作詞〗『endroll extra』

『endroll extra』
作詞 : S0U.

見るにあたって ご注意を
アットホームな 作品ですが
人によっては 笑えぬ悲劇と映るでしょう

さて あらすじとしましては
とある普通な お嬢様
その幸せな一生です

始まりのブザーが なりました
携帯電話は ポケットへ
さあ 時間なんか忘れながら
映画の中へ
お楽しみあれ

始めのほうは 平々凡々
ただそれが 一番貴重なも

もっとみる
〖作詞〗『歪』

〖作詞〗『歪』

『歪』
作詞 : S0U.

聞いたことの無い
歪な音が ふと聞こえた
高いような 低いような
形容しがたい そんな音

どうやら 音の出処は
私の中に あるらしい
鋭利な言葉を 浴びるたび
重心上の 真ん中から

自分を失くして しまったから
喪失感が 分からなくて
人の姿で 産まれたはずが
ぶつかり変わった 歪な形

聞き慣れてきた
歪な音が また聞こえた
生きてる様な

もっとみる
〖作詞〗『生きたいよ』

〖作詞〗『生きたいよ』

『 生きたいよ 』
作詞 : S0U.

もう 疲れたよ
いい事なんて 起きないよ
何かがあって 苦しいんじゃない
生きてることが 苦しいんだ

高い山とか 深い海
それくらいの 酸素濃度
浅い呼吸で 生きていても
カースト低い 人間は
見下ろすだけで 救わないんだ

死にたい理由を 考えてみた
人間なんて 嫌いだし
大抵 何でも苦手だし
良い事なんて 起きないし
世の中

もっとみる
〖作詞〗『拝啓 遠くの君へ』

〖作詞〗『拝啓 遠くの君へ』

『拝啓 遠くの君へ』
作詞 : S0U.

君の声が 見えなくなって
少し時間が経ったけど
今は 元気にしてますか?
最後に見た 君の声が
世界から 消えてしまいそうで
とても心が 痛みます

「苦しい」と多く感じると
「楽しい」事も不安になって
排水溝に 流れるように
底へ回り 沈んでく

出来ることなら 今すぐに
君の声を 聞かせて欲しい
50音の 1文字でも
君が生きて

もっとみる
〖作詞〗『鈍色虹色』

〖作詞〗『鈍色虹色』

「鈍色虹色」
作詞 : S0U.

空の青 夕焼けの赤
当たり前にあるものに
感動なんてしなくなり
街中の色も 思い出のセピアに
見えてくる

アスファルトの黒
コンクリートの灰色
怖(おそ)れを抱かなくなり
大人になったと思えば
心も少し軽くなるが

昔見た空の虹は
無限の色に 溢れていて
遊べなくなった 雨の日も
希望が先に 笑ってる

夜の黒 星の白
色も作れる 今となれば

もっとみる
〖作詞〗『Act(r/l)ess』

〖作詞〗『Act(r/l)ess』

『Act(r/l)ess』
作詞 : S0U

君はとっくに 2番目で
矢印なんか 向いてない
初めは隣に 座ってたけど
今は向かいに 座るでしょ

「すぎる」が付くほど 優しいし
求めることは してくれる
そんな所は 好きだけど
まだまだ そんなの求めてない

目を見て 言ってくれる
愛してるも 聞き飽きた
相性だって 普通だし
会いたい気持ちも 薄れてる
出来れば 喧

もっとみる
〖作詞〗『みえない いと』

〖作詞〗『みえない いと』

『みえない いと』
作詞 : S0U.

誰か話を 聞いて欲しい
迷惑だけは かけたくない
自分の体を 傷付けながら
他人の体を 気遣って

"他人に優しく 自分に厳しく"
神仏にでも なるつもり?
自分を犠牲に 生きる事
そんな生き方 美しいって
昔の人は 酷い遺言
残したものだ

他人の体を 気遣うあまり
自己防衛を 無下にして
銃弾飛び交う 世界の中で
裸の体で

もっとみる
〖作詞〗『悪役』

〖作詞〗『悪役』

『悪役』
作詞 : S0U.

泣きじゃくって 掻きむしって
動悸と嗚咽で できた君を
抱きしめる腕は 僕には無い

潔癖症の僕だから
腕は自ら 切ってしまった
黒い塗料で 染まっていたから

聞くことも 聞きたいことも
きっと聞かなきゃ ならないことも
おそらく いっぱい あるだろうけど
何も聞かないままにするよ
その方が 君も楽だから

虚ろな目で 無言のままで
動悸と嗚

もっとみる