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印税

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記事一覧

同人誌を電子書籍化する3つのメリット

今回は、同人誌で二次創作ではないオリジナル漫画を描いていて、「同人誌の電子書籍化って、ぶっちゃけどうなの?」という関心のある方へ向けた記事です。 すでに同人誌の電子書籍化をやられている方にはご存知のことが多いかもしれませんが、そうした方でも何かしら発見があればと可能な限り網羅的かつエビデンスを交え、道標の一つとなるような記事を書ければと思います。 はじめに■同人誌とは 本文に入る前に、大事な点なので、この記事での「同人誌」の定義を明確にします。 同人誌の本来の意味を調

漫画原作の仕事の流れについて

漫画原作者の今井真椎です。 最近、「漫画原作の仕事って何?」と聞かれることが多いので、 「漫画原作をやってみたい(依頼してみたい)んだけど、仕事の流れがわからない!」 という作家・漫画家・編集さん向けに、 漫画原作の仕事の流れをまとめてみることにしました。 ※私のプロフィールはこちらをご覧ください。 ※本記事は、横読み漫画のプロット・シナリオ原作について「私は普段こうやっているよ~!」という内容をまとめたものです。皆様のご経験ともし違う点がありましたらぜひ教えてくださ

【確定申告こぼれ話】本の印税の話を少々(その1)

やあみなさま、Merhabalar! Nasılsınız, iyisiniz inşallah. 確定申告の時期が近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?今日は私にしては珍しく(たぶん珍しいはず)、お金の話を少々。本の売り上げとその「取り分」についての、ちょっとだけ生々しい話を書いてみようと思います。 2022年の著書売り上げ成績:支払調書 先ほど、出版社から昨年の売上調書が届きました。確定申告のときにこの調書を源泉徴収票として使います。それによって、昨年これくら

有料
150

作家が編集者と組み、編集印税を渡す時代

作家と読者、創り手と受け手がダイレクトにつながる時代になったとき、問題になるのが「編集者の有無」についてです。 ダイレクトにつながれるということは直接的に読者へとアプローチができるというメリットがある反面、作品のクオリティー担保ができないというデメリットがあります。 じぶんのコンテンツや作品をそのままの、生の形で届けて受け取ってもらうというため、その間で第三者(出版の場合には編集者)のチェックが入りません。まさに諸刃の剣。 これからの作品づくりは、作家が出版社の編集者で

意外と知らない 絵本出版への道

僕は これにした方が 良い!とは お話し 出来ませんが、 こんな 側面もあるよ、こんな 角度から 見たら こうだよね。 と言う お話を していきます。 あくまでも、人生の 決断を されるのは 皆さん 自身だ という事を 前提にして 頂ければと 思います。 まず 最初に 大切なのは、コンテストだろうが 持ち込みで あろうが、良い作品であれば 必ず 出版できます。 だから、良いものを 作るという事が 大切です。 ここで 言う良い作品 というのは、 特に 独りよがりではない

夢の印税生活は夢。

先日、知り合いの役者さんとお話をしていたとき 「彗さんて、小説だけで食べてるんですか?」 と聞かれまして。 執筆業(小説、脚本、原作原案等)ではあるけれど、 それが彼の言う「小説だけ」の小説に該当するのか…… ちょっと答えに迷ったんですが、まあ、細かく分類することもないかー、 という意味で「はい」と答えました。 そうしましたら、「いいなあ」と。 小説書きたいのかなと思ったら違ったようで、 「俺も仕事しないで印税ほしいなぁ」と笑って言われまして。 …………………………

作家の収入/印税の夢と現実

1000円の書籍が1冊売れたとして著者の収入はいくらかご存じだろうか。 印税は10%だ。 つまり1000円の書籍が1冊売れて、私に入ってくる金額は100円だ。。 意外だろうか、妥当だと思うだろうか。 この印税10%の制度は、明治時代に決められてから令和の現代まで変わっていない。 社会の物価値が変わっても、変わることがなかった印税率の金額である。 再利用、中古、貸し出しでは印税は発生しない。 図書館の貸し出しで20人が読んだとしても、著者のもとには0円である。

webtoon線画作家とお金の話

はじめましての人も、そうじゃない人もこんにちは。 フーモアのwebtoon事業部の事業責任者の井本です。 本日はフーモアのwebtoon制作も1年と半年ほどたちまして、制作についてのノウハウもだいぶ溜まってきたましたので、久々にお金の話について公開したいと思います。 2022年1月にナンバーナインさんが制作費用を公開しております。 その発信をもとに、多くのスタジオが作家への発注費用を公開しております。業界として作家が買い叩かれないための基準を表明した流れだと思っています

Kindle本の印税(売上)とか、アレコレ試行錯誤したことついて

noteをご覧のみなさま、あけましておめでとうございます🎍 ミッチーです。今年もよろしくお願いします✨ 去年の暮れに「Kindle電子書籍出版の活動再開」を宣言しました。 Kindle出版は今年力を入れたいことの一つなので、新年1本目の記事はそれについて書きたいと思います! Kindle本の印税っていくらもらってるの? まずは気になるお金(印税・売上)の話から! 僕の場合ですが、Kindle本の印税の全記録がこちら↓です。 最近は月1万円くらいで安定してます。 5冊

出たぜ、印税20%の出版社!

ひろのぶと株式会社、2022年5月6日付、投資家募集 新聞広告。 コピーライティングを担当した、株式会社BASEの西島知宏と申します。なぜ私が、この新聞広告を担当するに至ったのか。それは「頼まれたから」に他なりません。 「何かコピー案『あるとしたら』ご提案くださいませ」。「何かコピー案『あるとしたら』ご提案くださいませ」。私も長く広告業界におりますが、これほどライトで雑でスポーティな発注は見たことがありません。普段なら「ふざけるのは会社名と、いつも着ているクマのTシャツだ

めだかKindle出版について

写真は、僕の拙著のスクショ 創業のきっかけ本を読むのは楽しい 本を書くのは楽しい 本を作るのは楽しい 本を好きな人が、楽しむための出版社が、めだかKindle出版です。 商業出版はハードルが高いのですが、 KindleはWordをつかえてネット環境さえあれば作ることができます。 書くのが好きな人が、自分のコンテンツを発信するお手伝いをします。 印税などについて一般的な商業出版は、著者の印税は定価の10%前後と言われています。 それに対して、Kindleでの印税は定価

SNSを使わずにKindle出版で印税を増やす方法の手順書

Kindle出版って、Twitterとの相性がいいからとみなさん使ってますよね。じゃあ、フォロワーが少ないと売れないの? いや、まぁそんなことはなくて、しゅーぞーさんが主宰する「ゆるとーく」コミュニティに参加することでKindle仲間が増えます。 仲間のKindle本を読むことで、勉強にもなりますし、自分の本を読んでもらえることもあります。 それ以外に何かできることはあるのか? 基本的にKindleでの印税を増やすために何をやった方がいいのかを思いつく限りまとめてみま

実は、無料で自分の音楽を売れるサービス

1.実は、無料で自分の音楽を売れるサービスBandcamp 実は、自分の曲を売るには、中間業者(アグリゲーター)にお金を払わないと、基本的には、売れないことになってる。 自分の曲でお金儲けしたいのに、お金を払わないといけないのは、本当にやっかいだね。 しかし、な、なんと、無料で、自分の音楽を売れるサービスがあるんだ。 え?!そんなのあんの?! Bandcampってサービスなんだけどね。 2.結構売れる 実は、この前も、ボクのBandcampの曲が売れて、ビックリした

KDP(Kindle出版)ロイヤリティと商業出版印税の比較

ここ1年ほどでKDP(Kindle出版)を新しく5冊発売した。おかげさまでコツコツながら毎月ロイヤリティ(印税)が発生している。 *たとえばこういったものを書いています↓ ちなみに過去には商業出版もしました↓ そこで本記事ではKDPのロイヤリティと商業出版の印税とでどう違うかを比較してみたい。 KDPのロイヤリティKDPのロイヤリティは二種類あり、どちらかを任意で選択する。 ①他ストア併売可能方式:ロイヤリティ35% ②Kindleストア独占販売方式:ロイヤリティ7