はっとり ひろき(絵本作家)

絵本作りで勉強になったことなど。 建設機械やフォークリフトの整備士を年勤め、第39回講…

はっとり ひろき(絵本作家)

絵本作りで勉強になったことなど。 建設機械やフォークリフトの整備士を年勤め、第39回講談社絵本新人賞を受賞 デビュー作「いっぺんやってみたかってん」は2018年MOE絵本屋さん大賞新人賞3位 「トイレロケット」講談社発売中!第3回こころの絵本大賞受賞。第1回ビルボ絵本大賞受

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作者の 心が 動いた 部分

こちらの オープンチャット「はっとり ひろきの絵本制作コミュニティ」 https://line.me/ti/g2/ZGRZcqGuGEhQhecxuVhBBnfZffRroXIrm6WWrA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default の中で、 『ぶっ飛びすぎると「ナンセンス絵本」に なってしまい、  絵本の ジャンルとしては ハードルが高いと 思っています。  絵本作りで、どのような

    • 『絵本の 絵と 文』

      絵本は、絵と文で成り立っています。 多くの方が 陥りやすいのが、 ① 文章で 書かれている事を 絵で 説明してしまう いわゆる『挿し絵』を 描いてしまうこと。 ② 絵で 表現している ことを、 文でも 言ってしまう ことです。 これ、2つとも 最終的に 同じことを 言っています。 例えば ① は、文章が 先にできて、絵を考える ときに、 『○○君が 花を 一輪 持って きました』という シーンが あったとします。 本当なら、○○君が 場面の どこ

      • 意外と知らない 絵本出版への道

        僕は これにした方が 良い!とは お話し 出来ませんが、 こんな 側面もあるよ、こんな 角度から 見たら こうだよね。 と言う お話を していきます。 あくまでも、人生の 決断を されるのは 皆さん 自身だ という事を 前提にして 頂ければと 思います。 まず 最初に 大切なのは、コンテストだろうが 持ち込みで あろうが、良い作品であれば 必ず 出版できます。 だから、良いものを 作るという事が 大切です。 ここで 言う良い作品 というのは、 特に 独りよがりではない

        • 上手いも 下手も 無い

          本屋さんなどの イベントで、お客さんが 行きかう中で 絵を描く いわゆる ライブペイントを することが あります。 ある日、僕が 描いているのを、じっと見ていた 子供が いたのですが その子に、 「一緒に 塗ってみる?」 と、筆を 渡したら 目を キラキラさせながら 塗り始めたのです。 それを 見ていた僕も 楽しい気持ちに なり それ以降、ライブペイントを する度に、 見に 来てくれた 子供たちにも 一緒に塗ってもらう イベントに しています。 みんな 最初は 戸惑いな

        作者の 心が 動いた 部分

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        • メリーゴーランドの絵本塾について
          0本
        • 絵本のコンテストについて
          0本
        • 勉強になったことなどなど
          4本
        • 絵本塾のメモ書き
          3本

        記事

          夢を叶える について

          こんにちは。 絵本作家をしています、はっとり ひろき です。 今日は、僕がどのようにして絵本作家になったのかと言うお話しと、 「夢を叶える」ということをテーマにお話ししていきたいと思います。 この中身は、いつも小学校などでお話しさせていただいていることを、アレンジしてまとめたものです。 今は、コロナの影響で、なかなかお話しに伺う機会もなく、せめて誰かに届くかと期待しつつ書かせていただきます。 はじめに、簡単に自己紹介をしたいと思います。 僕は、岐阜県の海津市というとこ

          夢を叶える について

          「上手いも下手も無い]絵本作家はっとりひろき

          ライブペイント 本屋さんなどの イベントで、 お客さんが 行きかう中で 絵を描く、 いわゆる ライブペイントを する事があります。 ある日、僕が描いているのを、じっと見ていた子供が いたのですが、 その子に「一緒に塗ってみる?」と、筆を 渡したら 目をキラキラさせながら 塗り始めたのです。 それを見ていた僕も 楽しい気持ちになり、 それ以降、ライブペイントをする度に、 見に来てくれた 子供たちにも 一緒に描いてもらう イベントにしています。 みんな最初は 

          「上手いも下手も無い]絵本作家はっとりひろき

          「なぜしなければならないのか」絵本作家はっとり ひろき

          なぜしなければならないのか 小学校でお話しをすることが増えてきた頃、 どんな事を伝えたら良いのかと考えていました。 そうした時に、 なぜ勉強をしなければならないのかという問いについて考えていました。 良い大学に行くためなのか。 良い会社に就職するためなのか。 それが理由でも良いと思います。 しかし、僕はこの歳になって気がつきました。 大切なのは、成功体験なのだと思います。 いつもより上手に字が書けたとか、 この計算がわかるようになったとか テストに向け

          「なぜしなければならないのか」絵本作家はっとり ひろき

          「夢はひとつじゃない」絵本作家はっとり ひろき

          こんにちは、絵本作家のはっとりひろきです。 今回は夢についてお話ししようと思います。 さて、みなさんに質問です。 みなさんの夢って何ですか? これは、最近小学校でお話しする時にいちばん初めに質問する言葉です。 僕はというと、それが叶ったものもあれば、叶わなかったものもあります。 ところが叶わなかったものの中から得られたものも有るわけです。 僕が小学生の頃の夢は漫画家とプロ野球選手でした。 ところが、中学生になると、僕よりも絵や野球が上手な子に出会い 自信を無

          「夢はひとつじゃない」絵本作家はっとり ひろき

          メリーゴーランドの絵本塾について

          楽しい楽しい絵本塾?今回は、僕が通っていた絵本塾について書いていこうと思います。 僕は、ここに通うことにより、 プロとしての意識を植え付けてもらったと思っていますし、 通いだして1年半ほど経ったころに、講談社絵本新人賞を受賞しました。 それほど中身の濃い絵本の塾になっていると思います。 さて、みなさんは絵本の塾、絵本の教室、スクールと聞いて どのような印象をおもちですか? 講師の先生がいて、絵本のいろはを丁寧に いちから教えてもらえる 楽しい場所。 そう思っ

          メリーゴーランドの絵本塾について

          意外と知らない絵本のコンテストについて

          多くの方が絵本作家を夢見ている絵本作家になるためには、具体的に、どのような道があるのでしょう。 出版社に持ち込む。個展を開き編集者に見に来てもらう。         コンテストに応募する。と言うのが一般的かと思います。 持ち込みや、個展は僕も経験していますが、 そちらについては、下のリンクの えがしらみちこ さんの記事を 見ていただくと、分かりやすいかと思います。⇩ 今回は、コンテストに応募する。 ということについて書いていこうと思います。 コンテストによる違

          意外と知らない絵本のコンテストについて

          他の作者の新刊絵本を見て、わかるわ~

          本屋さんに行くと、いろんな新刊絵本が並んでいる。 そんな他の作家さんの新刊絵本を見て わかるわ~。面白いわ~。 と、思っている時はありませんか? だって 共感できるという事は、 自分の中にも あったという事ですから…。 それを素材として 気が付けなかった 気がついていても、作品に出来ていなかった 自分に 悔しいわ~って(笑) そんな 刺激を受けることもあります。

          他の作者の新刊絵本を見て、わかるわ~

          絵本塾のメモ書き【絵本作りを鍛える】

          いろいろな 絵本や、昔話の文章に 自分なりの 解釈で 絵を着けてみる。 そして、一冊の絵本を作り上げてみる。 絵本の 絵 を鍛える。 いろいろな 絵本や 昔話の 続きを考えてみたり、設定を使って ストーリーを考えてみる。 絵本の 文章を鍛える。 絞り出す 練習です。

          絵本塾のメモ書き【絵本作りを鍛える】

          絵本塾のメモ書き         【面白いストーリー?】

          これ 面白いでしょ! この場面! 次のページも 面白いでしょ! 次も!次も! ね!ほら!面白いでしょ! 「ザ・まえのめり」です。 笑いを、面白さを 急ぎすぎです。 静かに過ぎていって 最後にこう来たかー! というのも、大切。

          絵本塾のメモ書き         【面白いストーリー?】

          絵本って値段が高いと思いませんか?

          絵本って、1冊1000円ほどします。 買うには、ちょっと高いと思いませんか? でも絵本って、 繰り返し 見られるものですから 気に入った 絵本 であれば 何回も せがまれます。 1回読んで 終われば1000円ですが、 10回読んだら 1回分は 100円、 100回読んだら 1回 10円です! こんな考え方もい良いですよね。 そんな風に 繰り返し見てもらえるような 絵本を 作ってみたいです。

          絵本って値段が高いと思いませんか?

          やりきる

          自分が描いた原画を改めて見て、 こんなの よく描けたものだ と思うことが有る。 でも、描いた道筋を思い出すと、 あぁ、描ききるかどうかだ と思う。 また、あこがれの人を見て、 どうやったら あのように なれるのだろうかと思う。 先程の言い分で言えば、たぶん やりきるかどうか なのだろう。

          子供の心を開放する

          子供の心を開放する。という言葉は、 僕が絵本作りで 一番大切にしている指針です。 ある日の絵本塾で、この言葉を聞き、 これだ!と思いました。 しかし、メモを見返すと、その言葉は何度も書いてあった。 なぜ、それまで気がつかなかったのか 誰しも、タイミングというものがあるのでしょう。