今のお仕事最終日。忘れられない後輩のこと。
3月29日。今の部署の最終日でした。
今日は仕事の関係で会社にあがらず直帰する日だったので、
最後に特にお世話になった先輩と、
失礼にならないか迷ったけれど、部署のトップの上司にメールでお礼を言ったら
「また帰ってきてね」と言ってもらえて、とても嬉しかった。
出すの迷ったけど、でも感謝を伝えて嫌な気持ちになる人はいないよなぁとも思った。
送ってよかった。
「自分がされて嬉しいと思えることは、少し勇気を持ってやってみる」
というのも、今までよりも少し意識してもいいのかもしれない。
メッセージを送った人たちからの返事はやっぱり嬉しくて、たまに仕事でつらいときもあったんだけど、なんかそういうのが全部忘れられる気がした。
言葉って不思議だな。本当にその一文でうれしくなったり、全てが報われる時がある。
単純かもしれないけど、でも、本当にそうなんだから仕方ない。だから、言葉は良いように使いたい。プラスになるために使いたい。
◆
今の部署は3年間在籍した。
それなりに色々と思い出はあるんだけど、他部署の一人の後輩と同じ担当になった2年目が特に印象的だった。
今日はそのすてきな彼女のことを、ほんのかけらもわすれないように記しておきたい。
その後輩ははっとする美人で、お喋りなタイプではなかった。
どれほど美人かというと、
まだコロナ禍だったのでマスクを常にしていたんだけど、時々お茶を飲むときに顔が見えるときがあって、始めて彼女の顔をみたとき綺麗すぎて二度見してしまったほど。
ナチュラルなメイクで素材の良さがいきているタイプ。
お昼になれば一人で弁当らしきものをもってどこかへ行き、群れない。
休憩時間に英語の本を読んでいたりと、あまりにミステリアスで漫画に出てきそうだった。
わたしは仕事の姿勢で彼女に本当に多くのことを教えてもらった。
誰もがさぼってしまうような作業も、彼女は静かに毎日真面目にやっていた。
いつ実を結ぶかわからないようなことも投げ出さず、毎日毎日積み重ねていた。
そしてそれをひけらかすこともなく、淡々とこなす。
でも、たまに仕事で何かあったとき、私にとって一番頼りになるのは彼女だった。
その時に、積み重ねることは、その事実は強いんだなということを実感を持って教わった。
また、彼女は自分で考えて行動していた。
教わったことをそのままやるのではなく、指示されたものを指示されたとおりにやるのではなく。
自分で嗜好錯誤する。
自分の仕事でよりよいものができるように最善を尽くす。それは会社のためというより、自分のために、自分が納得するようにもみえた。
こうやって書き起こすと、
やっぱり素敵だなぁ。
自分の人生を豊かにするために仕事はするものだけれど、
どうせ組織で仕事するなら、
誰かに刺激を与えられるような、
彼女のような存在になりたいなぁた思う日々です。
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