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5年前に考えていた豊かさと、今|2019年との比較検証は別人

前回記事では2023年のわたしが思う豊かさについてのご紹介でしたが、同じテーマで2019年にも作成していたマンダラチャートとの比較検証結果をこの記事では書いていきたいと思います。

▼前回記事

2019年の「豊かさ」との比較

2019年というと、子供を出産した年で、その後はコロナ時代に突入していくという直前あたりに作成したと思います。価値観が変わるのも納得。

それでは「2019年」「2023年」の比較検証をご覧ください。

▼2019年の「豊かさ」

2019年バージョン

▼2023年の「豊かさ」

2023年バージョン

変わらないようで少し変わったところ

表を見ただけでは一見よくわからないのですが、細かく見ていくと根本的にいろいろ違います。

まずは「変わらないテーマ」から挙げていきます。
わたしにとって、5年経っても変わらなかった普遍的ともいえる豊かさの定義もあります。とはいえ、中身を見ると少し変わっている部分も多いので、真ん中キーワードとして同じものを比較ピックスしています。

①居心地のよい住まい

2019年は「安全性・ユーモア・間取り配置」にこだわっていたようです。2023年はそのワードが無くなり、より「掃除」に細かくフォーカスしています。掃除というより清掃に近いと思います。
そして「風通し重視」は変わらないですが、さらに「光・空」という外の自然を意識していて、その流れか「外の環境」へも目を向けるようになっています。
住まいというものに対する視野を、内から外へ拡げた印象を受けます。

②好きなことをする

これはもちろん好きなことをすることが豊かさ、というのはずっと変わらないのですが、では好きなことをするために何をするか、というと真反対のワードもあり、かなり変化が見て取れます。「変わらないところ」として挙げるのを迷いましたが「スキ」にも濃淡があり移ろいやすいものだと広義に捉えてここに列挙しました。
ただ「やるべきことを先に」というのは変わらないところでした。
さて真反対のワードとは、、これがちょっと面白かったです。

まず2019年は「計画を立てて実行する・時間を無駄にしない・のめりこみすぎない」として、すこしカッチリした印象を受けるのに対して2023年は「ゆるい計画・時間に縛られない・熱を感じる」と真逆のこといってます。お金に関しては「目的をもって貯金」に対して「現在地把握」がこれに当たるのですが、貯めようとは言ってないのです。
テーマにも「好きな時に~」となっているあたりから、すこし肩の力が抜けたような、なにかを手放したかのような印象です。

③美味しいごはん

2019年は美味しいごはんに必要なものとして「盛り付け方・お皿」がランクインしています。こう見るとそれも大事、と今も思うのですが、2023年は「好きな人・好きな場所」が追加されています。さらに「地産地消」など住んでいる土地を意識したり、「手作り」がかなりフォーカスされていること、2019年の「生産者への感謝」は今もありますがさらに消費するほうから生産する方へ、消費もするし生産もする、と両者を切り分けなくなっています。ちなみに消えたワード「栄養バランス」ですが、現在はほぼ気にしていません。

「美味しい」の概念が分かりやすく目に映るものではなく、目に見えない感覚から味わうものに移り変わったことがわかりました。

④健康な身体

2019年から「瞑想・カラダを動かすこと」を続けているのでそこは変わらず。しかしまたか、と思うのは2019年は「メンタルを保つ・バランスの取れた食事・意識して休む・呼吸を意識・良質な睡眠」と読んでるだけで緊張してきます。休むにも意識、呼吸すら意識、どんだけ意識。食事はバランス、睡眠の質重視、それでいてメンタルを保たなければならないという理想的隙のなさ
対して2023年は「心」を「身体」と同じように重視していて、自分の感覚を頼りにするようになったと感じます。

変わったところ

さて次にガラッと変わった部分。

①家族仲良し

2019年にはあったこのワードが、2023年になくなったという事実だけ見ると・・・なにか聞いてはいけないような感じがするかもしれませんが笑
まったく問題なく仲良しです^^
「挨拶・助け合い・感謝・・・etc」というここに挙がっている中身は今思えば全て基本的なことです。あえてピックせずとも現在はベースになっている事柄なのですが、、当時はやはり思うところあったのだと思います。

わたしたち夫婦は喧嘩をしませんが、この5年間で数々のディープな腹割り会議を行っているのでその都度、信頼が強固になっていき、今はあえて豊かさに必要なものとして挙げる必要がないものになっていたと実感することができました。

②人の役に立つ仕事

人の役に立ちたい、というのは現在も根源的にある部分です。ただそれがあまりにも「相手」にフォーカスしすぎて「自分」を置いてけぼりにしている感じがします。
自分が余裕ないまま相手を助けようとする美徳、良く見せようとする自分を手放してはじめて人の役に立てることができるのでは、と気づき始めたのが現在です。

③多くの人に親しまれる

「明るくて・楽しませて・聞き上手で・服装も気を遣って・笑顔で・・・」
無理して書いたことではないと思いますが、充分だよ、そんなに気負わず、となんだか当時の自分を抱きしめてあげたいきもちになります。いや、抱きしめます、ギュ。
これも手放したことの一つです。そもそも多くの人って誰を指しているのかも曖昧。だけどちゃんと届けた愛は自分も受け取っていると感じているので、それが解り、それを経て、2023年には「自己責任で生きる」が挙がっているのだと思います。

比較検証まとめ

2019年のわたし、はじめての出産、ワーママとしての復帰、パートナーが海外出張でほとんど日本にいない、実家から離れた東京でワンオペ・・・人間として豊かさを感じることを求めて必死だったのだと思います。

しかし5年でここまで変化していることに驚きです。まるで別人をみているかのよう。同じ人間でこうも変わるなら、タイミングによって波長が合う人合わない人がいるのも納得です。

この5年間ですでに手放しているものがあり、そしてマンダラチャートで掲げた豊かさに向かって2019~2021年くらいまで行動に移してきた結果を2022年は既に受け取っていることに気付きました。
その際に設定していた目標はほぼ叶っていることに気付いたとき、達成度とその精度の高さに思わず口を手で押さえました。

設定したことが叶っているにも関わらず、再設定をしていないので方向性が定まらず、エネルギーを溜めているような状態だったのです。

前回記事にかいた「無効になっていた」のは、すでに叶っている、または手放しているということでした。

改めて豊かさの定義を決めるということが大事だと感じました。
しかも掲げたことをいつも肌身離さず意識していたわけでもないし、忘れていたことも多いのに叶ったり、手放せたりしているということが分かったので、忘れていいし、委ねていいんだ、ということも実体験として知れました。

なんか停滞しているなと違和感に気付ければ軌道修正も容易で、変化もさらに加速するかもしれません。

ただ大事なのは、一度しっかり決める、イメージを浸透させておくことかと思います。

わたしは細かく分析するのが好きでして、今回の記事も自分が楽しんでしまいました^^
次回からは2023年の豊かさに必要な材料を、ひとつひとつ見ていきたいと思います。興味を抱いたワードがあれば、たまにチラ見しに来ていただけたら嬉しいです。



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