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7.タイソンとの乱打戦
そもそもなぜ私はこんなにも窮地に陥っているのか。なぜ一方通行なのか。なぜ親や学校の先生は「いろはにほへと」には秘密の続きが隠されていることを私にひた隠しにしていたのか。世の中ってこんなにも情け容赦のないものなのか。
20分ほどその場に留まったのち、タイソンに跨り号泣のうちに出発した。もし「はじめてのおつかい」が何かの間違いで私を隠し撮りしているのであれば、日本中が涙することであろう。
ま
5.騙し上手の宇都宮
宇都宮駅につき、宿泊先のホテルの名前も覚えていなかったため、ひとまず充電のために立ち寄ったタリーズに立ち寄った。
入店し席に着き、辺りを見渡してもお手洗いがないため店員さんに尋ねたところ、トイレまで先導案内してくれるとのこと。
もし、都内でそんなことをやられたら時には、「場所だけ教えんかいあほんだら」と声を荒げたかもしれないが、ここは栃木である。「郷に入れば郷に従え」を重んじる私はガラガラの
3.日光東照宮〜神様なんて知らない〜
石鳥居に戻った私は、石鳥居を直線に進み、東照宮表門を通過した。入るとすぐに「見猿聞か猿言わ猿」の神厩舎(しんきゅうしゃ)がありそこでツアーガイドの人が説明をしていたのでしれっとツアー客に混じってみた。神厩舎とは馬小屋であり、古くから馬を守るのは猿の役目なので猿が彫刻されたそうだ。
それにしても彫刻の猿は全然可愛らしさがなく、むしろ目の辺りが不気味だ。ましてや日本猿なのに異様に手の長い猿なんかも