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エッセイ

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2019年10月の記事一覧

ブログをやっていることで、「退屈」することが無くなった件

「ほかの人と違う」

良く言えば個性のある人、悪く言えば天邪鬼。私はブログをやり始めて、この「ほかの人と違う」ことが何より好きになりました。ただ同時に、「人との差別化」に快感すら見出してしまったのです。

「なんだ!コイツ!」と思ったそこのアナタ!正しい感性のお持ちです。

と言うのも、いちいちそのような快感に酔ってしまったら、酒酔いのように周りが見えなくなることがあるからです。読者に向けて文章を

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「例え」大好き人間の脳内リハビリ

「例え」大好き人間の脳内リハビリ

今日は暑いですね。10月とは思えないほど良い天気ですねぇ。

今日は文章を書いていく上で、自分が感じた疑問や不安、ここでは”何かに例える怖さ”について正直に綴っていきたいと思います。

 私は文章を書く際、よく例え話をします。

例を挙げると、私は大学で歴史学の近現代史を専攻しており、その授業でよく「歴史学が果たす役割とは?」というレポートが課されるのです。正直な話、歴史学の真髄に全く及んでいない

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見上げるグローバル、見下ろすローカル

見上げるグローバル、見下ろすローカル

 「グローカル」という言葉にどうしても違和感を募らせる。グローバルとローカルを両方合わせて考えていくという理念が込められているらしいが、本当に同等に扱われているのか。

 最近では、グローバル化に対応するために外国語を勉強したり、留学をしようとするのは珍しいことではない。数々の教養を身に着け、世界に向けて広い視野を構築することは良いことだ。しかし、ローカルはどうだ。「過疎化」「人口減少」といったワ

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「死にがい」を見つける

「死にがい」を見つける

若干、肌寒くなってきましたね。

進路がどうだとか、課題が大変だとか、〇〇くんとの人間関係、いやー我々はなんでこんなにも悩みながら生きていかなきゃいけないのですかねぇ。じゃあ死にますか?いやーちょっと待ってくださいよ!

「死ぬ」というのは難しいです。今回は、のんびりと「死ぬこと」について語ってみます。隙あらば自分語り、お許しください。

はあ「死ぬ」というものは、なんなんでしょうかね。この問

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140字の「和歌」–「空リプ」より

140字の「和歌」–「空リプ」より

高校古典の問題で、文中の主語を問うものがあるが、あれは意外に難しいし、やる気が削がれることもある。

一方、ツイッターでよく見られる「空リプ」を見ると、誰のこと(主語)を指すのかすごく気になる。それはひょっとしたら国語の問題以上に労力を使う。

大学の授業で、平安期の和歌を読んでいた。ところが、真っ先に頭に浮かんだのは、そうみんな大好きツイッターなのである。これはそこまで難しい話ではないと思う

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美しさを求めるが故の「虚無」−映画「風立ちぬ」より

美しさを求めるが故の「虚無」−映画「風立ちぬ」より

 ああ、台風によって風が吹き荒れている。

そうだ、前書いた映画「風立ちぬ」の記事を改めて掲載しよう。

「ブログタノシイ」「ベンキョウタノシイ」

「デモショウライノコトカンガエテナイ」

「アナタハメツスル」

 さっそくですが、本日は「風立ちぬ」について書きたいと思います!正直な感想としてしましては「ヒロインの声が非常に良い」ですね。なんと言いますか、透明感のある声と言いますか、とても癒さ

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「生活の場」 歌舞伎町

「生活の場」 歌舞伎町

更新がなかなかできませんでした。

というのも、野暮用で先週水曜から土曜まで東京にいました。キラキラしたオフィス街の港区や中央区にいましたが、新自由主義感がムンムンのザ・ビジネスみたいな雰囲気で正直しんどかったです。スーツを着こなした大人たちはまあカッコよかったのですが、私にとって理想の服装は「ジャージにクロックス」なので、最後まで噛み合うことはありませんでした。

土曜日は夕方の飛行機まで暇でし

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