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共産党員の修養を論ず

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劉少奇『共産党員の修養を論ず』の日本語翻訳です。全九章。完訳まで気長にお待ちください。
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共産党員の修養を論ず 第六章 党員個人の利益は無条件に党の利益に服従する【日本語訳】

共産党員の修養を論ず 第六章 党員個人の利益は無条件に党の利益に服従する【日本語訳】

  個人の利益は党の利益に服従し、地方の党組織の利益は全党の利益に服従し、局部の利益は全体の利益に服従し、暫時の利益は長期の利益に服従する。これは共産党員が必ず遵守すべきマルクス・レーニン主義の原則である。

  共産党員は清楚に個人の利益と党の利益の間の正確な関係を確定する必要がある。

  共産党は、プロレタリア階級の政党であり、プロレタリア階級解放の利益以外を除いて、共産党は、それ自体に特殊

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共産党員の修養を論ず 第五章 共産主義事業は人類歴史上空前の偉大かつ困難な事業である【日本語訳】

共産党員の修養を論ず 第五章 共産主義事業は人類歴史上空前の偉大かつ困難な事業である【日本語訳】

  これより継続して共産党員の思想意識上の修養を講ずる。

  我々の思想意識上の修養とは、一体どんな事であろうか?私は、これの基本は、すべての党員がプロレタリア階級の思想意識を用いて自己の各種非プロレタリア階級思想意識との闘争を進めることであり、共産主義的世界観を用いて自己の各種非共産主義的世界観との闘争を進めることであり、プロレタリア階級の、人民の、党の利益が何よりも高位にあるという一切の原則

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共産党員の修養を論ず 第四章 理論学習と思想意識の修養は統一のものである 【日本語訳】

共産党員の修養を論ず 第四章 理論学習と思想意識の修養は統一のものである 【日本語訳】

第四章 理論学習と思想意識の修養は統一のものである  

  我々共産党員は、理論学習と思想意識の修養を互いに切り離して考えることができない。我々共産党員は、革命的実践の中で自己を改造し、自己のプロレタリア階級意識を鍛錬するだけでなく、またマルクス・レーニン主義理論の学習の過程で自己を改造し、自己のプロレタリア階級意識を鍛錬しなければならない。

  いささかの共産党員の中で、ある一種の比較的流行

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共産党員の修養を論ず 第三章 共産党員の修養と群衆の革命実践 【日本語訳】

共産党員の修養を論ず 第三章 共産党員の修養と群衆の革命実践 【日本語訳】

第三章 共産党員の修養と群衆の革命実践  我々はマルクス・レーニン主義創始人の最も忠実で、最もよき学生とならなければならず、プロレタリア階級と一切の群衆の長期かつ偉大な革命闘争の中で各方面の修養を進める必要があり、マルクス・レーニン主義理論の修養を有すべきであり、マルクス・レーニン主義の立場、観点及び方法を運用して各種問題の研究、処理する修養を有するべきであり、プロレタリア階級の革命戦略、戦術的修

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共産党員の修養を論ず 第二章 マルクスとレーニンのよき学生となろう 【日本語訳】

共産党員の修養を論ず 第二章 マルクスとレーニンのよき学生となろう 【日本語訳】

二 マルクスとレーニンのよき学生となろう    党規約の規定によれば、党綱領、党規約を承認し、党費を納め、党の組織にあって一定の工作を負担した者は、党員になることができる。これら条件を備えない者は、共産党の党員になることができない。しかし、我々すべての共産党員は、単にぎりぎり及第点な党員であるべきではなく、党規約の規定と照らしあわせて進歩を求め、絶えず自己の覚悟の程度を高め、マルクス・レーニン主義

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共産党員の修養を論ず 第一章 共産党員はなぜ修養を進めなければならないか 【日本語訳】

共産党員の修養を論ず 第一章 共産党員はなぜ修養を進めなければならないか 【日本語訳】

劉少奇 1939年7月、延安マルクス・レーニン学院での講演。陝甘寧辺区延安市にて。

まえがき同志諸君!
私がこれから話すのは、共産党員の修養の問題である。現在この問題を講ずるのは、党を建設し、強固にするものであり、無益なことではない。

一、共産党員はなぜ修養を進めなければならないか  共産党員はなぜ修養を進めなければならないのか?

  人民は生活のため、自然界との闘争が必須であり、自然界を利

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