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オンライン時代のマーケティングに欠かせないもの

こんにちは。お読みくださりありがとうございます。
高速検索技術の会社、フォルシア株式会社でデータ整備を担当しています上杉です。

感染症の拡大の影響も手伝って、ビジネスのオンライン化が急速に進んでいますね。お客様の情報収集手段もインターネットが中心となり、そのままECサイトで購入するケースもあれば、WEB会議で商談したり、最終的な契約書までがWEB上で交わされる時代にもなりました。

そんな時代の移り変わりは寂しく感じることもありますが、ある意味で時代の流れに上手く乗れた人には、チャンスが訪れるのではないでしょうか。

今回はそんなオンライン時代のマーケティングに必要不可欠な顧客データの整備に焦点をあて、マーケティングに失敗してしまう例(NG例)と成功しやすい例(OK例)を比較してご紹介します。

【NG例】こんな顧客データは嫌だ

では、早速ですがオンラインマーケティングに失敗してしまう可能性が高い顧客データの例をあげましょう。

(例1)顧客データに欠落や誤りがある

これには、フォーム入力時にお客さんが誤って自身の部署や役職、連絡先を入力してしまうケースももちろんありますが、実は多く散見されるケースとしては、同じ事業者が実施している施策にも関わらず、施策によって入力項目にばらつきがあり、顧客データごとに保持している項目が異なるような場合です。

(例2)同一人物が重複して登録されている

引っ越しや氏名変更によりお客さんの情報が変わったことで、同じ人物にも関わらず重複して登録されている状態です。また、登録されている会社名が「(株)●●」と「株式会社●●」と入力されていると、同じ人物でも別の会社に所属している人物として登録されてしまうケースも多いです。特に手入力で登録している際には、半角や全角などの細かな違いで情報が二重に登録されてしまうこともあるのではないでしょうか。

(例3)アップデートされず、古いままになっている

ホームページからの資料請求やイベント参加のアンケート、初回の商談などをきっかけに入力された顧客データが、入力時点の情報のままになっており、更新されていないようなケースです。昇進や役職の変更、会社名やメールアドレスの変更、転職など、顧客データは常に最新に保っておかないと古い状態になってしまいます。

NG例のデータが結果として招くもの

読むも悲惨な内容だったかと思いますが、これらのNG例の顧客データをいつまでも使っていると顧客へのコミュニケーションが裏目に出てしまうことがあります。

例えば、営業メールやリマインドメール、年賀状やお礼状など、既存顧客や見込みのあるお客さんへ何かを送ってコミュニケーションを取ろうと時間とコストをかけたのに、以下のような形でかえってお互いにがっかりしてしまうケースです。

  • 宛名が間違っていることを顧客に指摘された

  • 同じものが複数届いたと言われた

  • 送付先の人物は退職した旨の連絡がきた

  • 不達で戻ってきた

いかがでしたでしょうか?
御社では、こういったことが起きる可能性はないでしょうか?
もし1つでも心当たりがある方には、データ整備担当の私としては、ぜひこの記事で「データ整備」についてよく知って頂き、ビジネスの成功に向けて一歩進むためのお力になれればと思います。

データ整備ってどんな作業?

冒頭から私が使っているデータ整備という言葉、何となくは意味は分かるけど厳密には何を指すかわからない。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。その感覚はまさに正しく、結構様々な作業をざっくりと束ねた言葉でもあります。

例えば「名寄せ」とよばれる”複数のデータベースを統合するときに重複データを一つのデータとしてまとめる作業”も「データ整備」に含まれます。

加えて、「データクレンジング」という”一つのデータベース上のデータの表記揺れや誤記、重複の修正と正規化を行いデータの質を高める”作業も「データ整備」の一種です。

オンライン時代のマーケティングで重要になるのは、後者の「データクレンジング」である例が比較的多いですので、今回はこのデータクレンジングをイメージして頂けるとわかりやすいのかと思います。

【OK例】データ整備が実現できること

では、データ整備を行った会社にはどんな良いことがあるのでしょうか。
NG例のデータが招くものを回避できるのは当然として、この章ではさらにワンランク上の、データの質を高めることでできるようになる攻めのウェブマーケティングについてご紹介します。

1.正確なデータ分析結果に基づく、的確な意思決定

データ整備によってデータベースの質が上がるため、正確な情報を基にした意思決定が実現します。例えば、獲得したリードが、想定しているペルソナと本当に合致しているのか検証するときの分析精度の向上も期待できたりします。

2.営業・マーケティング活動の効率化

高品質な顧客データは、営業やマーケティング部門の業務効率化の実現にもつながります。NG例で起こることを避けられるだけでも十分効率化されますが、顧客がどの業種でどのような業務に携わっているか、役職は何か、関心のあるテーマは何か、といった情報が正しくわかれば、案件につながる確率が向上します。

3.精度が高いPDCAサイクルの実現

正確なデータに基づく戦略を策定し、施策を実行することで効率的にPDCAサイクルを回すことができます。例えば、ターゲットのセグメントに対して関連性の高いコンテンツを確実に届ける、といったアプローチを高い精度で行えるようになります。

さいごに

いかがでしたでしょうか?NG例とOK例では、例え同じ項目の顧客データであったとしても、活用方法の幅は大きく違うと感じられたと思います。
ただ一方で、簡単に「データ整備」と言っても整備が完了するためにかかる時間や人手の数は計り知れないと思われるかたもいらっしゃると思います。

私達は日頃からデータ整備のお悩みを抱えた方の話を聞いており、企業様に合った解決策をご提案してきましたので、そのような方のお力になれるかと思います。データ整備のお悩み相談は無料で受け付けていますので、お困りでしたらぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。

私達がご提供している製品「Masstery(マスタリー)」は、 多くの人手が必要だったデータ整備を自動化する画期的なデータクレンジングツールです。フォーマットの統一、カテゴリーの自動分類、独自の変換、差分情報の取得等、データ整備に必要なあらゆる機能をご提供しています。 Masstery 公式サイト:https://mstr.forcia.com/(データクレンジング)  フォルシア株式会社 企業サイト:https://www.forcia.com/ (高速検索)

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