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デザイナーがポートフォリオをつくるときに絶対に読むべき記事まとめ20選

記事を書こうと思ったきっかけ

先日bosyuでインターン生を募集させて頂きました。

計10名から応募がきたのですが、ポートフォリオを事前に用意していたのは、わずか1名のみでした。

ポートフォリオがないと、採用側は判断がしづらい

きちんとしたポートフォリオでなくても、何かしらアウトプットがないと、依頼するにもどういった仕事をお願いできそうか?とか実際にどれぐらいのスキル感があるのか?がイメージしづらいため、判断が難しいなと採用する立場として感じました。

ポートフォリオの作り方まとめました

ということで、デザイナーポートフォリオをつくるときに読むべき先人達の英知が詰まったnoteをまとめてみました!

もちさんのこれ分かりやすい!


1、GAFA他のトップデザイナーのPortfolioまとめ(2020年版)

個人的には、アメリカはジュニアデザイナー、シニアデザイナーレベルはもちろん、デザインマネージャー・ディレクターレベルもちゃんとポートフォリオを持っていることが特徴と感じている。〜
転職の多いアメリカでは、デザインマネージャーも個人のポートフォリオとして、最終成果物だけではなく、デザインプロセスやプロダクトビジョン、どう困難を乗り越えたかをポートフォリオの形で分かりやすく、美しく伝達するということが求められるのが、その違いを形成している1つの要因ではないかと感じる。

今アメリカでトップとして認識されるサービスの企業(GAFA, Uber, Spotify.. etc)のUX/UIデザイナーのポートフォリオまとめ
やはり海外のデザイナーはポートフォリオからしてレベルが違う、、



2、元デザイナー採用担当が教える、選考通過率の高いポートフォリオ作成術

採用担当者の興味を引くための5つのコツ
1)構成要素はプロフィール1割:実績9割にする
2)自分語りは書類選考通過後にする
3)企業と自分の特性が重なる案件を目立たせる
4)未踏の領域にチャレンジする際は自主製作を含める
5)体裁も自分の強みを見せる手段ととらえる



3、UXデザイナーのポートフォリオはプロセスを伝えることが大事。

1. 採用する人に考えさせない
2. プロジェクトのプロセスを見せる
3. ポートフォリオの構成
4. 自分がやったことを掘り下げる
5. ポートフォリオも作品のひとつ

デザインは課題解決。ビジュアルだけでは再現性があるか分からないため、どんな課題に対して、どういう思考とプロセスで対処したのかがデザイナーには問われる。


4、就活用の作品ポートフォリオの作り方

・目的を決めよう
・企業が知りたいことを理解しよう
・見せるポイントの優先順位を決めよう
・各ポイントが見せられる作品を選択 / 作成しよう
・作品から「何を」を見せたいのか明確にする
・ベータテストで確認しよう
・サブ資料も用意しよう

ポートフォリオ=デザイン。一番大事なことは、ポートフォリオは目的のためのツールだよと最後に伝えている。



5、簡単に美しいポートフォリオを作成できるWebサービス「RESUME」をつくった

1. ストーリーまで語るポートフォリオ
2. 全ての人のためのポートフォリオ
3. スキルや経験を美しく表現するポートフォリオ

だれでも簡単に美しいWebポートフォリオを作成できる「RESUME」というサービスつくった方のnote。エンジニアでいうGithubのようにデザイナーのスキルを簡単に可視化してくれる簡単で便利な素晴らしいサービス。



6、ポートフォリオ作りに1年かけて、結局いらなくなった人の話

1. ポートフォリオの「作り方を知る」編
2. 脱・器用貧乏のため「強みを探す」編
3. 就活を始めて「相手目線を再確認」編
4. コーチングを受けて「就活やめる」編

全てのデザイナーが見るべき、日本一素敵なポートフォリオ。
自分もめちゃくちゃ参考にさせて頂きました。



7、エモいポートフォリオの作り方

・ポートフォリオのゴールを考える
・ポートフォリオを作る前にすべきこと
・ポートフォリオができるまで
・載せる作品が少ないと悩んでいる人に読んでほしい、魅せるポートフォリオの考え方
・年収アップのためのポートフォリオサイトの作り方

結果を数値化する」「Before→Afterで伝える」というのは、依頼する側からしたらいくら投資したらどれぐらいのリターンがありそうかがイメージしやすくなるため、フリーランスにもオススメ。



8、ポートフォリオのはなし

・ポートフォリオのボリューム
・定期的に小出しする

実際のポートフォリオ。めちゃくちゃ素敵で可愛い!!



9、載せる作品が少ないと悩んでいる人に読んでほしい「魅せるポートフォリオ」の考え方:note編

・結論、作品は少なくても大丈夫だと思う
・「作品数が多いことが正義」とは限らないんです
・ポートフォリオも”作品のひとつ”

元AV業界で働いていたモンブランさんのnote。量より質も大切であると述べている。



10、デザイナーの採用担当した私が良いと思ったポートフォリオ

・デザイナーの採用担当者はポートフォリオの何を見ている?
・形式は何でも良いが気遣いのある提出の仕方をする

デザイナーを採用していた方なので、非常に説得力がある記事。



11、【学生向け】新卒採用デザイナーがポートフォリオ制作にアドバイス!&実物を一部公開

・読んでもらうための戦略を考えよう
・自分の世界観をアピールしよう
・情報は取捨選択しよう
・外見より、中身に集中しよう。
・志望する会社に合わせてポートフォリオを少しずつ変えよう
・「ボーナスポイント」をどうやって得るかを考えよう
・ポートフォリオに入れる作品は選別しよう
・採用側の立場になって考えよう
・「Passion」を大切にしよう

2020年度にクリエイティブセンターに新卒入社したUIデザイナー3名のポートフォリオが公開されています。これはかなり貴重。



12、「ポートフォリオは必要なのか?」美大でもなくデザインを勉強してないところからデザイナーになり、のち会社を起業して、アートディレクターになった私が考える答え。

・私は美大卒じゃないし、デザイナーになるためのポートフォリオ作りはしていなかった
・ポテンシャル採用でもデザイナーにはなれる
・どうしたらポテンシャルがあると思ってもらえるか
・ポートフォリオは必要なのか?

自分も美大卒でもなければ(むしろ高卒)まともなポートフォリオ作りもしていなかったし、ポテンシャル採用でデザイナーになった人なので、めちゃくちゃ共感できる神note。
ただ確かに、ポートフォリオサイトがないことで、素敵な仕事が舞い降りてくる機会を逃している可能性はあるなあと実体験から同じく思いました。



13、海外のデザイナーの "強い" Portfolioまとめ

・ユーザーエクスペリエンスデザイン
・インタラクションデザイン
・サービスデザイン
・デザインエンジニアリング

"基本的には自分が目指す分野で実績ある企業や、活躍しているデザイナーのコンテンツやマテリアルを参考にして、自分のに活かすとよい"



14、デザイナーのポートフォリオの「良くない例」と必要な「伝えること」

・よくある良くない例
     -  画像だけ並んでいる
     -  プロセスがない
     -  誰向けの資料か分からない 
・良いポートフォリオは会話する
・CanからのBecauseを見せる
・職歴では成長の角度を意識して伝える
・まずは短いプレゼンテーションをつくってみよう
・15枚のスライドで貴方をPRするプレゼンをしてください
・伝えることはデザイナーの基本スキル

デザイナーの基本のキは「相手に何かを伝えること」と述べ、まずはポートフォリオという概念を捨てて、プレゼンテーションを作ることから始めてみましょうと優しく丁寧かつ分かりやすく語りかけてくれる神note。
"「自分という商品をPRしてコンペに勝つ」イメージをしてみるとわかりやすいでしょう"と例えが非常にうまい。


15、海外のUXデザイナー採用担当者が、候補者から外すポートフォリオとは

候補者から外されるポートフォリオのまとめ
・美しい画像を並べているだけのポートフォリオ
・鍵付きのポートフォリオなのにログイン情報を送ってこない採用希望者
・結果に至ったまでのプロセスについて言及がないポートフォリオ
・問題点、解決策、などの構成がきっちりできてないポートフォリオ
・なぜその解決策がベストだったのか、エビデンスのないポートフォリオ(ユーザーテストなし)
・DribbbleのページのURLを送ってくる候補者
・プロダクトマネージャー、クライアント、プログラマーとどうやってコラボレーションしたのか、言及のないポートフォリオ
・私は、私は、などチームの中でどのようなポジションで働いていたのか言及ないポートフォリオ
・見にくい、読みづらい、何がどこにあるのかわからないポートフォリオ
・希望者が中級レベルの場合、ポートフォリオが個人の趣味レベルのプロジェクトだけだったとき
・スキルセットを80%、星4などの謎の評価で示しているとき

なるほど、確かに!というコメントばかりで、めちゃくちゃ勉強になりました!UXデザイナーを目指す方はこれnotionなどでチェックリストつくっておくと良いかもです。


16. MIXIデザイナーが思う良いポートフォリオの共通点

1.作品数が充実している。得意な分野はありつつも、デザインテイストや制作領域に幅がある。
2.制作プロセスや担当部分、プロジェクト概要が初めて見る人でもわかる形になっている。
3.作って終わりではなく、ブラッシュアップや振り返りといった行動を制作後にとっている。
4.こだわったポイントを記載している。
5.ポートフォリオや作品の細かなところまでこだわって作っている。
6.チームでの制作経験や、学外活動の経験がある。

MIXIの新卒採用における実際のポートフォリオが見れるので、参考になります。UIデザイナーとして「作って終わりではなく、ブラッシュアップや振り返りといった行動を制作後にとっている」という点は、まさに評価されるポイントですね。


17. 未経験から転職を成功させた!駆け出しデザイナーのめっちゃいいポートフォリオまとめ10選

「めっちゃいい」の構成要素をイシカワなりに8個に分解して言語化してみました。
1. 目的が明確になっている
2. ミニマルに表現されている
3. 情報が整理されている
4. やりたいこと・できることが明確になっている
5.主体的に創っている
6. 実績のWhyとHowが明確になっている
7. 日々の努力が見えている
8. 自分らしさを表現している

これぞ、ポートフォリオ参考サイトの決定版。
私の弟子がいくつか参考にしたと教えてくれたので、急いで追加しました。
これ私がデザイナー駆け出しの頃に知りたかったやつです。


選考時に見られるポイントは?

せっかくなので、私がUXデザイナーを目指していた転職活動の際に、Goodpatchの方にアドバイスを頂いた「選考時に見られるポイント」もぜひ皆さんの参考になればなと思います。

【選考時見られるポイント】
・『見られること』を意識したポートフォリオになっているか
・デザイン思想があるか
・思想に沿ったデザインプロセスがあるか
・アウトプットはロジカルか
・サービス / 会社の世界観がきちんと表現されているか
・マイクロインタラクションまでこだわっているか
・アウトプットからどういうビジネスインパクトをもたらしたのか
(クライアントワークなどで記載が難しい場合はデザインに込めた思いについて一貫性があるか)
・チームの中でのその人の役割はどこだったのか
・実績のあるプラットフォームはどこか(Web/iOS/Android/Webアプリケーション/タブレット)


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今すぐポートフォリオをつくって、いろんな人に見せよう

ポートフォリオをつくらないと絶対にデザイナーになれないというわけではありませんが、採用する企業やデザインを依頼する側からしたら、そのデザイナーが「どんなアウトプットを出してくれるのか」イメージが沸きづらくなってしまうため、採用確率が減ってしまう可能性は十分あります。

つまりポートフォリオの有無で、機会損失があるということなので、
もしこれからデザイナーを本気で目指す方であればやはりポートフォリオを準備しておくと良いでしょう。

そしてそれをたくさんの人に見てもらい、多くのフィードバックを受けることで改善していきましょう。


以上、デザイナーポートフォリオをつくるときに読むべきnoteまとめでした。有り難うございました。

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