真霜

真霜(ましも)です 本と音楽とお菓子が好きです マイブームは宝塚歌劇団

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最近の記事

2024バレンタイン催事購入品レポート③

遅くなりましたが、引き続き購入したもののレポートを書いていきます!これが最終回です! ⑮Patrick Roger(パトリック・ロジェ) 「ショコラアソート」 以前別のアソートを食べたことがあり、久しぶりにもう一度食べたい!と思っていたチョコレートです。 今回のはライムガナッシュ・レモングラス&ペパーミントガナッシュ・ミルクコーヒーガナッシュの3種類が詰め合わされています。 とにかく各フレーバーの味がどれも濃く出ており、少し齧っただけで口の中全体に広がるような、パンチが効

    • 2024バレンタイン催事購入品レポート②

      引き続き購入したもののレポートを書いていきます! ⑨JADE GENIN(ジャド・ジュナン) 「ピラミドン」 初めて購入したブランドになります。 たまたまどこかのオススメ記事で見かけて、とてもカラフルなビジュアルに惹かれて手に入れました。 15個それぞれが違うフレーバーになっており、ベースのチョコレートもビターにミルクと使い分けがされています。 全体的にハーブ・ナッツ・スパイスの風味がメインで、独特な組み合わせもあり新鮮でした。 チョコレート自体はとても上品な味で、なめら

      • 2024バレンタイン催事購入品レポート①

        百貨店などにて毎年開催されているバレンタイン催事に通い始めて早10年!真霜です! 2024年は今までで1番商品を購入しました。県外の百貨店を4店舗回り、通販もだいぶ利用しました。使用金額は…………気にしないでください。 冬のボーナスと1月分の残業代を投げ込んだとだけ書いておきます。 今までは気まぐれに感想をX(旧Twitter)にて呟いていくだけでしたが、せっかくなので各お菓子についてきちんと書き留めていこうと思います。 全3回として投稿します。 ①モロゾフ パフェをショコ

        • なにかを「好き」でいるために

          幼い頃と比べて「多様性」という言葉を最近はよく目にするようになった。 自由な選択や個性が認められやすくなった分、自分を表現することも他者を理解することも難しくなったなとふとした瞬間に感じることがある。 隠しておかなければ、と思っていた趣味や思考はいつの間にか「当たり前」になりつつあり、皆それぐらいやっているよね、で済まされることも多くなった。 加速していく技術の進歩と、簡単に自分を全世界へと広げ、あらゆる面で繋げられる時代になってきたというのも大いに関係している。 「推

        2024バレンタイン催事購入品レポート③

          きんつばを愛でる

          和菓子の中でいちばん好きなものといえばきんつばである。 炊いた餡を寒天で固めて、粉を水で溶いたものをつけてさっと焼く。 中身が透けるほどのささやかな生地は、さながら薄絹の羽衣のようである。 ひとめ見て分かる通り、ほとんどが餡で出来たものだ。そんな餡のかたまりに対して「あんこをそのまま食べた方が早いんじゃないのか?」と、ある日の話の最中に言われたこともある。 あんこだけを食べるのときんつばとして食べるのとでは、もう天と地というほどに違うのだ。 重要なのはあの周りの生地、皮

          きんつばを愛でる

          腹を膨らますには

          本を読むということは、具だくさんの分厚いサンドイッチを頬張る時に似ている。 とあるお店でパンに歯を立てた瞬間はみ出るソースや野菜などと格闘しながら、そう思った。 同じ、具材を挟んでいる形であるハンバーガーではなくて、サンドイッチ。 ハンバーガーは色々入っていたとしても、なんとなく主役は真ん中のパティという感じがする。それに比べてサンドイッチは全体的にもう少し周りと調和しているように見える。クラブハウスサンドとか、挟まれている食材が多ければ多いほど主役は皆、という気分になる

          腹を膨らますには

          知らない車窓から

          交通系ICカードというものを持っていない。 各公共交通機関の利用にはもちろんのこと、財布代わりに支払いが出来たりポイントを各所で貯めたりすることが出来る、現代社会に当たり前に馴染んだものを持ったことがない。 まず、交通系ICカードに対応している駅がほとんどない。県境の一部と新幹線の改札ぐらいで、他はそれ以外ないですけどというすました顔で、切符を差し込むのみの形となっている。 そして普段の生活をしていて公共交通機関を使うことがない。 30分待って次のが来るんだったらいい方だ

          知らない車窓から

          コーヒーを淹れる

          コーヒーが好きだ。 特別なこだわりはなく、家に常備してあるインスタント粉末を好みの量、マグカップに入れて湯を注いで飲むことがいちばん多い。大抵職場から帰宅後や、休日に朝食兼昼食・おやつと共にたびたび飲んでいる。 仕事の休憩時間にもほぼ毎回缶コーヒーを買っていて、その時の気分と疲労度によって無糖にするか微糖にするかを決める。 お店で飲む小洒落たちょっと贅沢なコーヒーも好きだ。明るく流行りの軽やかさを纏った近所のスターバックスに行くのも、旅先での老舗の閑静な喫茶店を堪能するのも

          コーヒーを淹れる

          日曜日の朝

          「幸せホルモン・セロトニンを分泌して元気になりましょう」 もう記憶もおぼろげなむかしむかし、テレビで誰かが明るく言っていた言葉を毎日律儀に守っている。 滅多にすっきりと起きれたことはなく、目覚めの良い爽やかな朝とは程遠い姿で、重たすぎる頭を無理やり支えながらカーテンを開けて、大きく両腕を広げる。 全然、太陽なんてのぼっていないじゃないか。 寒さが身に滲みる今頃、平日の東の空なんかはまだ静かに眠りについている。 朝焼けは薔薇色、という青春時代に読んだ漫画の一節をよく思い出

          日曜日の朝

          「あんた、食べてみな!ぼる塾 田辺のスイーツ天国」が名著だった話

          スイーツが好きです。 軽く遠出をすれば毎回デパ地下に行き、有名ブランドの看板商品、期間限定の新作、聞き馴染みのない珍しい掘り出し物などをチェックするべくひたすらフロア内を回り続けます。 そんな生活の中で、たまたまテレビ越しに出会ったお笑い芸人カルテット ぼる塾の1人、田辺智加さん。はじめはとある番組でパン屋さんについて色々お話をされているのを見かけて、田辺さんってパンが好きなんだなと軽く思っただけでした。 それから時々おすすめスイーツについて語られているのも見て、自分も

          「あんた、食べてみな!ぼる塾 田辺のスイーツ天国」が名著だった話

          JUST FIT TAKARAZUKA

          社会人になったら好きなバンドのライブに行こう。 それが学生時代のささやかな夢でした。 地方の田舎に住み、遠出は特にしない家庭で育った私にとって県外の会場でいつも行われているライブというものは未知の領域でした。限られたお小遣いでCDやDVDを細々と買いながら、働くようになったら新幹線でも飛行機でも乗ってライブに行くんだと心に決めていました。 そして無事に就活を終え晴れて新入社員に。しかし、就職先は土日祝は必ず出勤、長期休暇は存在しないというところでした。そもそもの休日も基

          JUST FIT TAKARAZUKA

          育たないでくれ、下級生

          1ヶ月に1度は劇場に向かい、生のエネルギーを浴びないと気が済まなくなってきた今日この頃。 残念ながらこの現状により、いまだ幕を上げるのは難しく。休日の遠征(しがない地方民)が途端になくなり、こんなにも溜まった本の消化が進んだだと……?えらくガソリンの消費が少ないだと……?(ライビュ会場すら遠い)と急に訪れる出来事に妙にそわそわしてしまう毎日です。 そんな中で貴重な新規絵(オタクなのでそう表現してしまう)のタカラジェンヌを拝める各雑誌・スカステ・動画メッセージを心の拠り所に

          育たないでくれ、下級生

          宝塚は「三次元の二次元」である

          私はいわゆる「オタク」です。 初めまして、読んでくださってありがとうございます。真霜(ましも)と申します。 2018年9月27日、ぼんやりとした無職だった私が本屋でたまたま手に取った「宝塚GRAPH 10月号」から、宝塚歌劇団という大海原への航海が始まりました。 100年以上という歴史が詰まったこの世界、いくらでも潜れば潜るほど底は見えず、漕ぎ進めども新しい景色は日々更新されてゆきます。これは、ジャンルとして果てしないものではないか、と震える毎日です。 最初に私は「オ

          宝塚は「三次元の二次元」である