- 運営しているクリエイター
記事一覧
1/8Japan 現実
帰国後気温差に体調を崩していたことや、現実に戻ったことで余計にシンガポールでの一件が辛く大きく自分にのしかかってきていた。鬱屈した気分が続き、仕事始めの日からろくに働くことができていない。
スマホで「死にたい」とか「鬱」とか「強いストレス」というワードでの検索を繰り返していた。おそらく自分が双極性障害や適応障害のような症状になっていることに気がつく。これは本当にやばいかもしれないと思い、近くの精
1/26 虚像と自信
色々な事柄の整理を自分の中で何度も行った。考えたことを感情を揺らさずに人に話すことができるようになってから、実態のない何かに苦しめられたり、悲しい気持ちになることがなくなった。日常は今まで通りどころか、前よりも少しずつ良くなっている。
彼と付き合っていた時によくうちに遊びにきてくれていた友達から「彼は理想と現実のギャップで揺れていてシンガポールの一件はその八つ当たりを受けたということなんだろうね
1/30 ナポリタン
京都に住んでいる時によく通っていた家の近くの喫茶店があった。そこで食べる鉄板ナポリタンが好きで隔週ぐらいで食べに行っていた。
そこには大きな雀卓があり、常連の方々が集ってタバコを吸いながら麻雀を打っていた。娘さんらしき人がいつも忙しなく働き、母親らしき人は常連とカウンター越しに談笑していて、父親らしき人はたまに現れずっと新聞を読んでいた。
学生の客はもっぱら私1人だった。そんな環境も含めてなん
1/30 人の頼り方
「あなたがもっと頑張らなきゃいけない」
当時の担任に準備室に呼び出され一時間近く同じことを言われ続けた日のことを今でも鮮明に覚えている。何に悩んでいるのかを問い詰められ、それでも私は一言も何も話すことができなかった。どう言葉にしたらいいかがわからなかったのだ。彼女はわたしの左手首の傷をゴミを見るような目で一瞥した後「気分悪いから見せないで、それ」と吐き捨てた。
「悩んでいることをもっと言って欲
2/8 愛するということ
別れた直後、今まで見たことがない彼の姿に衝撃を受けて、彼のどこが好きだったのかも思い出せなくなってしまった。別れてしまったことよりもその事実の方が辛くて苦しかった。「この人以上にいい人はいない」そう信じていたのに、いざ崩れてしまうとその想いが何に立脚していたのかが自分でもよくわからなくなってしまった。ずっと混乱していた。
シンガポールから追い出された翌日にこんな言葉をnoteに書いていた。愛する