見出し画像

1/8Japan 現実

帰国後気温差に体調を崩していたことや、現実に戻ったことで余計にシンガポールでの一件が辛く大きく自分にのしかかってきていた。鬱屈した気分が続き、仕事始めの日からろくに働くことができていない。

スマホで「死にたい」とか「鬱」とか「強いストレス」というワードでの検索を繰り返していた。おそらく自分が双極性障害や適応障害のような症状になっていることに気がつく。これは本当にやばいかもしれないと思い、近くの精神科に思い切って予約を入れ、8日に受診することになった。

私は高校生の時に双極性障害で精神科に通院している。その後高校を卒業すると同時に通院をやめた。最後の方は頓服の薬だけでやれていたこともあり、勝手に通院するのをやめてしまった。その時は元気ではあったものの、その後数年おきに躁状態と鬱状態を繰り返してしまっていることをなんとなく自分の中では認識していて、直近は底の状態にいる時に酒に頼ってしまい彼に当たる、ということをしている自覚があった。自分が酒癖の悪さとして処理してきた一番辛い部分と向き合わなきゃいけない、と今回の一件で決心をすることができた。

通院して色々とカウンセリングを受ける中で、大きくは躁状態と鬱状態を繰り返しているため、双極性障害の可能性はあること、ただ今回は強いストレスにより通常の生活が困難になっているため、それ自体は適応障害の可能性がある、という話をされた。看護師の方も医師の方も非常に聡明で優しく、いろいろなアドバイスをくれた。

自分は今まで躁状態の方が多く、たとえば熱中すると朝まで仕事をしてしまったり、物事に対して歯止めが効かなくなってしまったりすることが多かった。ただその結果として自分自身も仕事で成果を出すことができているという側面もあり、そこに対して大きな問題があると認識できていなかった。ただ医師は「双極性を抑えるためには鬱状態の期間を短くすることを皆考えがちだが、そうではなくバランスの話なので躁状態になりすぎないこと、そこに入り込みすぎないことが重要」という話をしてくれた。確かに熱中した反動で鬱状態になってしまうので言われてみればそうなのだが、この話は私とっては目から鱗だった。

いくつか薬を処方され、1週間後の病院を予約する。自分が少しずつ現実と向き合えている感覚を持ち始めている。ただ適応障害に関してはストレスの原因から離れることが大事だと言われた。彼とは物理的な距離があるので会うことはないが、毎週一回一緒にやっている会社の定例で話をする機会があるので、そこで関わることになる。今は離れたほうがいいのかもしれない、と思いながらも、恋愛としても仕事としても離れたらもう戻れないんだろうな、という恐怖もある。

早く彼と話をしないといけない、という現実に頭が痛くなる。何もしたくない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?