米田 将之

農家です。 千葉県八街市で米田ファームを営んでいます! 新規就農。農業は最高に楽しくて…

米田 将之

農家です。 千葉県八街市で米田ファームを営んでいます! 新規就農。農業は最高に楽しくて、良い仕事だなぁと思いながら毎日汗流しています。

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最近の記事

熱中症対策しよう。夏の暑さを舐めてはいけません。

さて、本格的に夏がやってきました。来てしまいました、、。 我々農家も体力的に大変な時期ではありますが、夏が暑くないと秋作以降の作物は不作であったので、個人的には夏の暑さは歓迎ではあります。 が、気をつけなくてはいけないのは熱中症です。 熱中症は高齢の方が亡くなるものではなく、若い人も亡くなる可能性のある 決して舐めてはいけないものです。 実はわたしたちの農場で数年前に熱中症の事故を起こしています。それからどのように対策するか、スタッフや社労士さんと話し合いました。その内容をま

    • 新規就農を目指す人がやってはいけない事

      農業を始めてはや16年。 独立して10年が経ちました。 思われているほど農業は難しくもないし、特別な才能が必要なものでもなく、新規就農を本気でやろうと思うなら今からでも全然できるなと感じています。 一方で、今までたくさんの新規就農希望者を見てきましたが、「この人はできそう」と感じることはあまりありません。 異業種から来た人が生きたまま過ごせる人は10人に1人とレジェンド新規就農農家が言っていたと最近になって聞きましたが、確かにそんな感じです。 なぜそうなるのか。を考えてみたい

      • 新規就農してから10年。総括。

        おはようございます。 米田ファームは10年目を終えました。 まだまだやりたいことがあるので、1区切りやった!という心境の変化はないものの10年は一般に区切りということで雑感をまとめたいと思います。 5年目は売り上げはいけるが人は、、。 5年目を終えたときは売上2700万、所得600万くらい。 これは売上は予想通り、所得は思ったより残せるなという印象を持っていました。ただ、人を育てるのが難しく想定した通りにはいきませんでした。働いてくれていることには感謝するのもも「この程度

        • おっさんになって変わった行動基準

          昔から“普通“を嫌う少し変わった人間だったと思う。 みんながやることと同じことをやれば、みんなと同じ経験を積んで同じような思考になり、同じような判断をしてしまうとなんとなく考えていた。 なので、ご飯を食べに行って当たり前に烏龍茶を頼んだりしない。黒柘榴ジュースがあったらそれを頼む。スーパーに行って安いもの/人気のあるものはみんなが食べる、だから俺は一番高いのか、変わったメーカーのものを買う。そんな感じである。 今農業をやっていることもそんな性格があったからかもしれない。 め

        熱中症対策しよう。夏の暑さを舐めてはいけません。

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        • 印象に残ったノート
          5本

        記事

          農家の宿「然の家(ぜんのや)」はじめます。

          農泊を始めます。 私は新規就農で農家を10年やって来まして、農業ってめちゃ楽しいなと思っています。就農する前は「農業はめちゃめちゃ大変」「儲からない」「すぐやめる」みたいなことも言われましたが、本音を言えば特に大変と感じることもなく比較的順調に経営をしてきました。 もちろん周りの方の協力もあってのことですし、世の中の他産業のスタートアップと比べれば大したこともないのですが。。 でも、新規就農勢の中では順調です。なぜそのタイミングで農家の宿を始めることにしたのか。 それをまとめ

          農家の宿「然の家(ぜんのや)」はじめます。

          2024年の採用活動始めます。

          来年に向けて採用活動を始めるにあたって、事業主の私がどんな考えで何をこれからしようとしているのかまとめておこうと思います。 まず私は規模拡大したいという意志がベースにあります。 その理由は、今年と同じとこを来年もやると、来年も同じ人が同じことをやることになります。そうすると新しいことを覚える必要がないし、スタッフが新しいことにチャレンジしていく環境も作れません。それが特に若い人にとって良いことと思えないからです。できる限界までは規模拡大を目指そうと考えています。 農泊事業

          2024年の採用活動始めます。

          農場主とスタッフはこんな関係が良いかなぁ

          サラリーマン時代にはやる気ない時もあれば、気に入らない上司もいたし、成果の出ない日もあったりしました。 でもやっぱり仕事はその時のベストを自分なりにやり続けるって大事やなって最近になってよく思うのでそんな内容を書いてみます。 良い人生と言うのは人それぞれなんですけど、僕はやりたいと思う事をやり続けられる事、自分で意思決定しながら生きるという事を大切にしてきたつもりです。 若い時はいろんなことができて、ある程度好奇心の赴くまま行動できるし、いろんな選択肢があります。就職も半

          農場主とスタッフはこんな関係が良いかなぁ

          2022年の農場これやります。

          農場の現状はこんな感じ。 脱サラ非農家出身、新規就農9年目の農家です。 露地野菜8.5ha 品目:枝豆、スイカ、落花生、人参、生姜 従業員:10名程度 今まで色々なことがありましたが、経営規模もおおきくなってきて、これからもっと組織運営ができる農場にならないといけなくて、「新規就農です。」というフェーズではなく、米田ファームを本当の意味で作っていくというフェーズと考えています。 言われたことをやることも大切ですが、一緒に考えてくれる人求めています。 今年はまず畑は増や

          2022年の農場これやります。

          仕事をするということ。

          2022年度の採用活動を始めるにあたって、事業主の私の考えをいくつかまとめます。やっぱり合う合わないはあるものですので、読んでから応募いただければと思います。 「仕事をすること」についての考え方。仕事をするというのは、言われたことをただやっていれば良いということではありません。また、与えられるものでもありません。 仕事というのは成果を出すことだと思います。成果に対する報酬が給料です。 出せる成果を向上させることで組織を目指す場所へ近づけて、それによってなりたい自分に近づ

          仕事をするということ。

          『えだまめ』 米田ファームの野菜紹介

          ■米田ファームの「枝豆」 太陽の光をたっぷり浴びて育った米田ファームの枝豆は、コクと旨みが強くほっくりと美味しい! 塩ゆでや、焼き枝豆、枝豆ご飯など定番の和食の他にも、ニンニクと炒めたり、野菜やチーズと和えてサラダにしたり。和洋問わず、いろいろな食べ方を楽しめます。 新鮮さが命の枝豆は、購入したその日に茹でるのが鉄則! 産直ならではの新鮮な美味しさを味わってください。 ■夏のおつまみ!枝豆の栄養素 アルコールの分解を促進し、肝機能を高める働きがある枝豆は、おいしさは

          『えだまめ』 米田ファームの野菜紹介

          飲食店向け野菜に今年から取り組みます。

          今年から、直売に力入れます。 でもこれ、たぶん考えているよりも難しいことです。 なぜやるかと言うと。 ①これからも作りたい野菜を作りたいから ②宿始めるから です。以下、詳しく。 ①これからも作りたい野菜を作りたいから だんだん働くスタッフ/栽培する面積が増えてくると、野菜を作ったけど売れないのが怖いので、売りやすい野菜を栽培したくなりがちです。気持ちはよくわかります。農業は経費に占める人件費の割合が大きいので、スタッフ/面積が増えてくると売り上げを計算しやすい

          飲食店向け野菜に今年から取り組みます。

          就農して5年が終わりました。

          新規就農して5年。 はじめに考えてた通りにできたこともあれば、できていないこともあるけど、独立してから今日までとても充実した毎日に変わったなと思います。独立してよかったと断言できます。今日は雨なので今の心境を書き記そうと思います。 自分の「農場をこうしたい!」というイメージを徐々に形にすること。工夫し、栽培技術を磨いて、お金を工面し、時には後退もしながら、でも徐々に形に近づいていく行為はとてつもなく面白く、充実感を得ることができています。これはサラリーマンとして働いている

          就農して5年が終わりました。