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おっさんになって変わった行動基準
昔から“普通“を嫌う少し変わった人間だったと思う。
みんながやることと同じことをやれば、みんなと同じ経験を積んで同じような思考になり、同じような判断をしてしまうとなんとなく考えていた。
なので、ご飯を食べに行って当たり前に烏龍茶を頼んだりしない。黒柘榴ジュースがあったらそれを頼む。スーパーに行って安いもの/人気のあるものはみんなが食べる、だから俺は一番高いのか、変わったメーカーのものを買う。そんな感じである。
今農業をやっていることもそんな性格があったからかもしれない。
めちゃくちゃ行きたかったイベント
実は5/25に年明けから参加している某グループのオフ会があった。
ビジネス業界では有名な人に直接会えるということもあり、かなり優先順の高い予定としてスケジュールを入れていた。
当日は試作中の商品を食べてもらおうかなとか、やや失礼かもしれんが一般人の感覚がまだ残っているかを試す景品をかけたクイズのようなことも考えていた。SNS上では正論ではあるが厳しいことを言い、反論されたらテンションが上がり、炎上させて喜んでいるようにも見える、火の粉がかかってきたら灯油をかけるような人物である。
でも会えば“めんどうみの良い実は良い人“と自分で言っているのだが、本当か?たぶん嘘だろう、とも思っていたのでそれも楽しみに当日を待っていた。
突然の訃報
訃報は大抵突然だが、この時も突然訃報の連絡が入りあっさりと25日は行けなくなった。
30歳くらいまでなら間違いなく上記のイベントに参加しただろう。でも、(多少考えたが)気持ちはすぐに切り替わった。
何親等までは〜、の基準でいけばオフ会に参加してもバチは当たらないかもしれない。でも私の就農時にはお世話になり面倒を見てくれた人である。すぐに欠席の連絡をした。
おっさんになり行動基準が変わった
若い頃の私は正月に初詣に行くことや、お盆にお墓参りをすること、結婚式に良い日(大安とか)を選ぶことにあまり意味を感じていなかった。「そういうことをするから未来が良くなるんじゃない、今日を頑張るから未来が良くなるんや。」などと言っていた。
しかし、いつからか初詣や安全祈願をちゃんとするようになったし、お盆や正月もできるだけ親戚で集まる場には参加している。理由はよくわかっていない。子供が生まれたからか、事業を始めたからかなのかよくわからないし、なにかきっかけがあったわけでもない。
今では初詣は家族で行く場所と農業の神様がいるとされる神社2ヶ所に行っている。数年前に事故を起こした日は今は農作業をせずに安全祈願に行きみんなで安全を確認する日にした。
まぁでも農業をしていると、自分たちではどうすることもできない災害があって大きな損害がでることもあれば、とんでもない巡り合わせで良い物件を買うことができたりもした。良くも悪くも思っても見ないような事がたまに起こるから神頼みしたくなってるのかもしれないなと思う。
目の前のことを頑張ろう
まぁ今回の一件は残念ではあるし若い頃なら参加していたと思うが、気持ちは切り替わっている。頑張って目に見える成果を出していればいつか顔を合わせることもあるだろう。
そもそも会うことだけに意味はない。
「天は必要な時に必要な人と出会わせる」
私はこの言葉が好きだ。
参加する皆様楽しんでくださーい!!
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