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格差と忖度の社会

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社会の構造の変化をきちんと見つめなければ、この50年で生まれた生活習慣病を理解は出来ない。世界は単純ではない。そして変化はわずかずつ起こり、今ある姿が当たり前のように感じる。
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2020年12月の記事一覧

格差の方程式:断捨離すべきは誰か?人生を断舎離され、社会から断舎離させる僕たち

格差の方程式:断捨離すべきは誰か?人生を断舎離され、社会から断舎離させる僕たち

テレビで断捨離の話題が出るたびに憂鬱になる。孤独に死ぬ人生の終わりを感じるからだ。しかし、もっと憂鬱になるのは断捨離などということは考えもしない連中がいるのだ。

大企業の株主や豪邸に住んでいる連中は断捨離などしない。そいつらの溜め込んでいる「金」は誰が出している?

本当ならば、働いた皆で分け合うべき金だ。ところが、優秀な方々は自分が居なければそもそも売上が出来ないのだからといい、自由に給料を決

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家族の肖像:夫はいつから妻にバカ扱いされるようになったのだろうか?

家族の肖像:夫はいつから妻にバカ扱いされるようになったのだろうか?

『結婚は神聖なもの、離婚は許されない』という考え方はいつ失われたのだろうか?小学生の「父親の会社見学」ってあったような気がするけど、あれってどうなったのだろうか。いつから妻は夫のセックスを拒むようになったのだろうか。「YesNo枕」ってどういう意味か親に聞いたときなんと答えたのだろうか?

実質的に離婚はできなかったかつて、私たちの社会は地域に閉じられていた。冷凍技術も食品加工技術(カップ麺)も、

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コロナもいいことをした。オリンピック無選手開催になる模様。メダルザクザクだ。1980年のモスクワオリンピックみたい。金メダルどのくらい取れるだろうか。アナウンサーの絶叫が聞こえる。600万円のディナー付き観覧券がら金持ちが見る。https://note.com/masaya59/n/n328f14c3388e

格差の方程式:「成りたいものに成れ」というのは遺産がない悲しい謝罪、「きっと上手くいく」ことはない。

格差の方程式:「成りたいものに成れ」というのは遺産がない悲しい謝罪、「きっと上手くいく」ことはない。

「努力すれば、成りたいものに成れる」というのは大嘘である。僕は『ブラブラ遊びの大金持ち』に成りたかった。

かつて私達は「家業」を継いでいた。世襲は当たり前だった。小さなコミュニティでそれぞれの「家族」は「家業」を持ちコミュニティの中の役割を持っていた。農家があり、海産物屋・問屋があり、八百屋・魚屋・肉屋、豆腐や、自転車屋、子供は親の家業を学び、やがて親の位置に立ち、親は爺さんになり、死ぬ。「循環

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格差の方程式:私達にエデンの園はない

格差の方程式:私達にエデンの園はない

「パレオダイエット」と言う考え方がある。稲作以前の食べ物を食べようという考え方だ。炭水化物の農耕が多くの問題の発生源であるといいう。本も多くでている。僕もかつて糖質制限者であった頃は信じていた。

農耕以前のヒトの社会は平等で、とれたものを平等に食べ、いたわりと慈しみにあふれていたというのだ。なんの根拠もない夢物語である(笑)。

「昔は良かった」型の現実逃避の例だ(笑)。採集狩猟型の生活は過酷だ

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