レモンのイメージは真夏だけど旬は秋冬
前回、スイカの旬について述べています。
今回はレモンにします。
レモンの旬は秋冬なんです。(本当)
レモンには真夏のイメージがある
レモンには真夏のイメージがあります。
けれども、イメージに過ぎません。
野生のレモンの旬は秋冬です。
レモンもミカンと同じ柑橘類なんです。
真夏に売られているものはハウスレモン。
温室栽培で調整したものなんですね。
※ハウスレモンは真夏に出荷するために栽培されているので、良いも悪いもありません。
ただ、旬は秋冬なのに、イメージは真夏ですね。
しかも夏真っ盛りの真夏のイメージです。
何故でしょうか。
イメージは1986年(昭和61年)から
少し調べてみました。
イメージは1986年(昭和61年)からのようです。
以下の記事が参考になりました。
戦後どころか、昭和末期からなんですね。
昭和末期から平成初期にかけて、便乗した商品が出ていたようです。
1975年に画期があったようですね。
けれども、国産レモンであれば秋冬のはずです。
「こたつにミカン」のように「こたつにレモン」としたほうが、温室でないレモンが売れるはず。
けれどもレモンは夏のイメージです。
ミカンは冬のイメージなのに。
レモンに冬のイメージがある人はいますか。
見た目と味
著者の澁川さんはこう述べています。
あざやかなレモンイエローとさわやかな酸味が、真夏のイメージであるから、なんですね。
見た目と味の話なのか、と思いませんか。
桃と葡萄の旬は夏後半
思い当たる節があります。
桃と葡萄の旬は夏後半です。
けれども、あまり夏のイメージがありません。
完熟した甘い果物だからです。
酸味が強い桃や葡萄は好まれません。
梨もそうです。
香水が先、二十世紀梨が後です。
けれども色のイメージでは前後が逆ですね。
レモンは色と味のイメージだけで真夏を代表する果物になっているのです。
野生は秋冬なのに。
悪い話ではない
ただ、悪い話でもないのです。
レモンの酸味はビタミンCの正体ではないのですが、クエン酸です。
真夏日や猛暑日などにクエン酸を摂取するのは、悪い話ではありません。
大根もそうです。
根菜類の旬は冬です。大根も旬は冬です。
けれども、大根おろしでサッパリと食べるのは、悪い話ではありません。
大根は、ビタミンCの宝庫だからです。
大根でビタミンCの結晶化が試みられていたぐらいですからね。
真夏はビタミンCが不足しがちになります。
ビタミンCが水溶性なので、汗と同時に排出されるからです。
レモンも大根も旬は秋冬ですが、汗でビタミンCが不足しがちになるので、夏も摂取しましょう。
人体はビタミンCを生成出来ませんからね。
参考リンク
参考リンクを再掲します。
参考図書
参考リンクの原文はこの書籍です。
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