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日々雑感

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日々思ったこと、感じたことを特にテーマを決めずに書いています。
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2021年3月の記事一覧

ある職場の風景

ある職場の風景

私が一時期働いた福祉作業所。
一緒に働いていたのは知的障害を持っている方々がほとんどでした。
それぞれ個性豊かな人たちばかりです。

西武ライオンズが大好きな人は前日の試合の結果を教えてくれます。
鉄道が好きな人は自分が撮って来た写真を収めたアルバムを楽しそうに見せてくれます。
そして、「〇〇線を走っているのはXX系の電車」と詳しく教えてくれます。
「嵐」が好きな人はデビュー曲から全ての曲を順番に

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ある児童虐待

ある児童虐待

この場に何度か書きましたが、昨年、8ヶ月間、私は「介助員」という仕事をしました。
普通学級に通う、重度知的障がい児の「介助」をする仕事です。
何故、重度知的障がい児が普通学級に通っているか。
保護者の「インクルーシブ教育」という夢を叶えるためです。

インクルーシブ教育。

障害のある子もない子も同じ環境で学校生活を送る。
一つの理想の形であり、国内外にはそれを実現しているところもあるようです。

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誕生日

今日は私の誕生日です。
「二巡目の人生」に入って早5年。
退職金で、趣味を楽しみながら悠々自適の生活を送る、という選択肢もあるでしょう。

私は違う道を選びました。
今でも平日の9時から17時まで、パート勤務をしています。
「何もその歳でそんなに働かなくたって、いいんじゃないの?」という声も聞こえてきます。
しかし、私は働きたい。
働いていたいのです。
昭和の「企業戦士」の残党だからでしょうか。
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マインドフルネス

マインドフルネス

最近、「マインドフルネス (Mindfulness)」という言葉を耳にすることが増えてきました。

何度か瞑想会に参加したことがあるだけの私が「マインドフルネスとは云々」と語ることはできません。

今までに私が聞いたことのある「定義」は、
瞑想から宗教性を排除したもの。
今この瞬間のありのままの自分を肯定も否定もせずに見つめ、気付くこと。
などです。

集中力を高めて仕事の効率を上げるために毎朝マ

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表情

表情

以前、それまで大切にしていた友人と2年くらい会わずにいた時期があります。
大切な友人と2年間も会わずにいたことを不可解に思われるかもしれませんが、「会わなかった」のではなく「会えなかった」のです。

そのころ病気の症状が重くなり、人に会うのが恐くなり、この大切にしていた友人にすら会うことができなくなりました。

人に会うのが恐い。
約束するのが恐い。
約束の日が近づくにつれて、楽しみどころか憂鬱感

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右京さんの言葉

右京さんの言葉

「どんなに不本意な人生でもそれに立ち向かうことでしか、本当の幸せは得られませんよ!」

杉下右京。
水谷豊さんが演じるドラマ「相棒」の主人公。

私の病気の症状が重かっとき。
テレビも見られなかったとき。
大好きな「相棒」も何日かに分けて細切れに見るのがやっとだったとき。
自棄になり、「なんでこんな病気に」「何故こんな思いをしなくてはならないのか」「こんなはずじゃなかった」などと思っていたとき。

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もうたくさん

もうたくさん

昨日は仕事の帰りにクリニックに行ってきました。

先々週のODのことを話したらギョッとされ、お叱りを受けました。
私が飲んだ「ベルソムラ」という薬は「決して弱いものではありません」って。
それを10錠飲んでしまったので、お叱りを受けても仕方ありません。
昨日は処方してもらえませんでした。

ここのところの躁とも思える好調とひどいうつ状態の波が薬によるものか、躁うつの波なのかは分からないけど、これま

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ありがとう

ありがとう

先週金曜日にひどく落ち込み、土曜日もそれを引きずっていました。
でも、外出はできなかったけど、好きな落語をDVDで観たり、録画したきりになっていたテレビ番組を見たりして少し回復。
そして、昨日は親しくしている友人とおしゃべりを楽しんできました。
これで完全復調。
今日は元気です。
なんでも気兼ねなく話せる友人。
おしゃべりが楽しいだけでなく、病気のことを含めた自分のことを話すことで、自分を振り返り

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