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マインドフルネス

最近、「マインドフルネス (Mindfulness)」という言葉を耳にすることが増えてきました。

何度か瞑想会に参加したことがあるだけの私が「マインドフルネスとは云々」と語ることはできません。

今までに私が聞いたことのある「定義」は、
瞑想から宗教性を排除したもの。
今この瞬間のありのままの自分を肯定も否定もせずに見つめ、気付くこと。
などです。

集中力を高めて仕事の効率を上げるために毎朝マインドフルネスを実践している企業もあるようです。
また、ストレスの低減や精神疾患の軽減、再発に効果があるともいわれています。

私が何度か参加した瞑想会では、お茶を飲んだり、静座をしたり、歩いたりしながら「瞑想」をします。

必ずしも目を閉じる訳ではありません。
その時に見える景色を眺めることも「瞑想」。

例えば、「飲む瞑想」。
先ず、茶の入った茶碗を手に取り、その器の感触や温度など何かを感じる。
続いて、茶碗を鼻に近づけたり頬にあてたりして何かを感じる。
そして、茶を一口含み、飲み込まずに口の中で転がし、何かを感じる。
最後に茶を飲み込み、何かを感じる。
この一連の動作で自分が何を感じたかを参加者同士で語り合う。

お茶が思ったよりぬるかった。
茶碗の柄がいいと思った。
予想していた味と違っていた。
まったく関係のないことを考えていた。
等々。

「歩く瞑想」も同様に歩きながら自分の意識を歩くときに感じる足や体の動きやその時に考えていることを否定も肯定もせずに見つめる。

それによって精神の異常が正常になったという友人もいます。
こうした訓練を重ねることにより、脳の変化をももたらすという実験結果が紹介されているテレビ番組もありました。
最近はいろいろな所でマインドフルネスの講座や実践会が開かれています。
一人でおこなうこともできます。
その場合には、そのときに感じたことをノートにメモするのが良いようです。

今までとは異なる自分が観えてくるかもしれません。