はじめて知ったスイーツ。
写真は「ペラスイーツ」(ネットで見るとペダスイーツともいうらしい)というインドのお菓子。
インド料理作りにハマりかけている妻が、アジア食材店の店頭で見つけて買ってきた。砂糖とギーやミルクなどをギュッと固めたもので、なんていうか練乳のかたまりみたいなもの。食べてみると、練乳をかじるような感じで、美味しい。
当然だけど、40を過ぎても全く知らない食べ物というのは、まだまだあるんだなと、味わいよりも、知らないものに出会えたことに感動した。下手すると、一生出会わないこともあっただろうなと。
こうして、新しいものや人に、偶然出会うことで、自分自身の考え方や味覚、そういったものが微妙に変わっていく。ペラスイーツを知らない自分と今の自分は、ほんの少しだけ、パーソナリティが変わる。
ふと思ったのは、こういうものは、AIにはデザインできるのだろうか。
例えば街をフラフラしていたりして、たまたま出会ったものや、たまたま通り掛かった人、そういったものから受ける影響まで、AIにデザインできるのだろうか。
そういうちょっとしたことで、自分が毎日、全然違う人のような気がしている。あんまり昨日と続いている気がしないというか。
AIで人格がシュミレーションされたとて、街の様子がシミュレーションされたとて、そういうたまたまとか偶然みたいなものがシミュレーションされたとて、それでなんなんだろうという気持ちもある。
ちょっと背中が痒いなとか、髪が伸びてきたなとか、そういう全部で気分みたいなものが構成されていて、脳の中だけの話ではないだろうと。
考えが固くなったおじいさんのようにも思うけど、考えれば考えるほどAIに何かを任せる気にはならないんだよな。
ただし、こういうこと…人間とか社会を考えざるを得ない存在としては、すごく有益だろうと思います。
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