Q&A：痩せで心を守る

こんにちは。私は摂食障害はじめ、精神疾患経験者で経験談から考え方、メンタリティーについて X @mgmgpai で質問やお悩みを頂いて Ameba blog @konpaichan でお答えさせて頂いています。

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

頂いた質問です、ありがとうございます。

安心感

今痩せている事で心の凹みを補っている・カバーしている状態で「安心感」になっているのだと捉えています。

痩せから得ているのは「苦しみ・不健康な不自由」だと気が付いていらっしゃると思います。

ただ、凹みが裸になってしまった時の心の在り方・自分の姿に不安があるから、痩せを手放したくないと思うのだと考えています。何かを諦めるのではなく「＋aで今の自分に必要な考え方を身に付けていく」という感覚にも感じます。

諦める

諦めるっていう表現が合っている人もいると思います。無理にでも痩せと距離を置かなければ体の不健康の影響から、どんどん痩せに依存してしまうからです。

少しでも、今が苦しい自覚があるなら。苦しみや本音を汲み取っていく方向で「痩せはこれからの私に必要がない」と納得できると回復期の足取りも軽くなると思います。

私の経験談ですが、痩せていたかった理由は「心の生き辛さ」にあって。苦しいのも、痩せていたいからではなく意図せず、痩せに逃げてしまっているから苦しいからでした。こういう心の感情・理由を自覚できた事で「体の大きさは関係がない」と思えました。

ので、諦めるというより「必要なかったよね」という表現が私の回復の意思に近いものです。

回復期で、不安や心配に襲われても「この不安も心配も必要ない」と割り切ること・乗り越える事ができました。

心の病気なので、心の問題に気が付いてあげる事・対処が回復への大事な過程だと思います。諦めるというニュアンスでは、やっぱり痩せに頼っていたい気持ちで、心の問題に向き合えない方もいると思うんです。ではなくて選択肢の中から「痩せ」を消して考える事が私の最適解でした。

最後に

痩せていたい気持ちは「飛躍した考え」から突然現れた自分を守る手段だったり、本当に望んでいるのは「痩せている自分」ではなく「生き生きとしている自分」だったり。

そこの区別があれば、諦めなくても踏ん切りが付く日がやってくると思います。でも、食べなければ体は回復しないし脳の萎縮による思い込みも軽減されません。

食べられるものを食べながら、最初は自分の心と向き合ってみる時間を過ごすのも選択肢の一つかなと思います。参考になればと思います。