旅先でマッキンゼーに転職した人に会ったので転職方法など色々聞いてみた
二人の出会い
見出しが怪しいが、断じてゲイではないので勘違いしないでほしい。
今回の旅先で、転職してマッキンゼー(経営コンサルティング会社)に行く人と仲良くなったので、今までやってきた経営コンサルの話を根掘り葉掘り聞きつつ、どうやって転職できたのかなど聞いてみた。
左がマッキンゼーに行く彼(Kさんとする)で、右の酔っ払いが私(笑)
私がADDressというサービスを使って、各地を転々としていることはお伝えしているが、これまでにあまりADDressユーザーとの接点はなく過ごしてきた。というのも男女で部屋が全く違うなどで物理的な接点がなかったからだ。
ただ、今回は共有スペースで一緒の時を過ごす時間が長かったため話さざるを得ない感じで交流がスタートした。
初めは「どこから来たんですか?」とか、「今までどこ行かれました?」とか他愛のない話からスタートし、徐々に仕事は何やっているのか?という話になる。
やはりこのようなサービスを利用している以上、何かしらネットで完結するビジネスをしている可能性が高いため、JV(ジョイントベンチャー)などの観点から一応探りは入れてみるものだ。
その時その人から返ってきた答えは、「転職のため会社を辞め、今は無職です。」というものだった。そっか、じゃあJVの機会は無いなーと思って少しだけしょんぼりしたが、前職は何をやっていたのか?ということから、経営コンサルタントだという話になり、自分はマーケティングコンサルタントです、経営者だというところから経営の話で一気に意気投合する。しかも年が私の一個下ということで親近感(笑)
KさんはM&Aを主に担当する経営コンサルタントとのことで、とても知識が豊富でどういうことをしていたのか聞かせてもらった。私は経営経験もあったりMBAを受講中だったりするため、M&Aに対する知識は若干あるものの、実務経験はないため実際どのようにコンサルするものなのか興味があったのだ。
M&Aを行う際のデューデリや買い手、売り手との折り合いの付け方、時価総額との関係性について、また環境コンサルタントなるものが近年ではあり、土壌や空気汚染具合がどうだこうだと言う人もいるらしい。私の知らない経験をしている人は本当に魅力的で、聞く話聞く話面白いではないか!M&Aは中小ではそんなに頻繁に行われることはないので、大手企業ならではのこういった鬩ぎ合いを想像するだけでとても楽しかった。
そして二人は仲良くなり、夜の街へ・・・(ゲイではない。ただ食事に行っただけ)
マッキンゼーをどうやって受けたのか?
Kさんは経営コンサルタントとして高給をもらっているものの、サラリーマンとして自身での経営経験がない中経営者にアドバイスするというのがあまりいい気がしていない様子。ゆくゆくは起業したいと思いつつ、なんだかんだサラリーマンという選択をしてしまったようだ。
一応、私は独立している身なので、どのように自分が0→1で稼いでいって、今後どうしていこうとしているのかお伝えし、代わりにマッキンゼーに転職する際どのようにしたのか教えてもらった。
その時の様子を下記実際に行った会話形式でお伝えしていく。マッキンゼーへの転職、その他の転職でも役に立つと思うので参考にしてもらえたらと思う。
マーケドク「マッキンゼーってすごくないですか?」
K「いえいえ、そんなことないですよ。実は他の●●●ンコンサルティングは書類審査すらダメだったんですけど、なぜかマッキンゼーはスルッと受かりました。」
マーケドク「そうだったんですね。マッキンゼーとか●●●ンコンサルティングはどうやって受けたんですか?HPから自分でですか?」
K「いえ、ビズリーチへの登録と、僕今回で2回目の転職なんですけど、前からお世話になっている転職エージェントを使ってって感じですね。この転職エージェントは先輩から紹介してもらいました。」
マーケドク「なるほど、ビズリーチは有料だけど月数千円で利用できますよね。転職エージェントって個別にやっているところは高そうですね。」
K「いえ、僕には一切料金はかかりません。転職が成功した場合、相手企業から報酬をもらう仕組みになってますから。」
マーケドク「そしたらエージェントは報酬が高ければ高いほどいいわけですから、どちらかというと優秀な人材をターゲットとして活動されている感じですよね。」
K「そうだと思います。」
マーケドク「いいですね〜経歴がしっかりしている人は。(笑)僕なんか6社経験してるし、5社目でようやくそれなりに結果が出して、6社目で取締役だっただけなんで、別に目立った経歴がないですから無理ですね。(笑)ビズリーチとか他の転職サイトでたまにスカウトが来る程度です。」
K「実はビズリーチでマッキンゼーからスカウトはもらっていたんで、エージェントに言われる前から受けてみようとは思っていたんですよ。」
マーケドク「あ、じゃあ有料で登録して活動されていたんですね?マッキンゼーからスカウトもらえるってやっぱりすごいですね。」
K「いや、プラチナスカウトはお金払わなくてもいいんですよ。別にすごくないですって。(笑)」
マーケドク「え、プラチナ?そんなのあるんですか?僕普通のしかもらったことないですよ?」
K「あるんですよ。」
マーケドク「・・・・・」
K「・・・・・」
気を取り直して。
マッキンゼーの書類審査で工夫したこと…ナシ!
マーケドク「何か書類審査で工夫したことはありますか?」
K「いや、特にこれといってないですね。ただ志望動機を伝えるために自分がやってきたことを整理して書いたって感じです。」
マーケドク「天才か!」
K「いやいや、そんなことはないです。●●●ンコンサルティングでは全然ダメでしたから。」
マーケドク「そっか、企業との相性とかもありますよね。」
K「そうですね。」
マッキンゼーの面接はどうだったのか?
マーケドク「マッキンゼーの面接はどうでした?なんか難しそう。」
K「ネットで調べてみるとどういうことを聞かれるというのが色々書いてあったので、なんとなく対策を立てることはできたので特に問題なかったですね。」
マーケドク「さらっといいますね〜。(笑)どんなこと聞かれたんですか?」
K「印象的だったのは、ケース面接っていうのがあって、僕の時はジーンズを販売している企業があり、売上に困っている。そこの社長に何でも聞くことができる時間が持てたとすると、あなたは何を聞きますか?というものでしたね。」
マーケドク「ちょっと待ってください!僕それ考えてみます。う〜ん…そっか、自分だったら3Cに沿って、自社、他社、市場の状況を聞いていきますね。正解ですか?」
K「正解というのはありませんが(笑)、僕も初めに3Cを聞いていきました。ただ、ただ3Cをフレームワークとして聞いていくと教科書通りの人間だと思われてしまうので、工夫して、自社が今までシェアを獲得してきたボリュームはどれくらいなのか?その成長性は?とか、男女比でどれだけの比率に違いがあるかど、少しそれを分からないように伝えました。」
マーケドク「さすがですね。」
K「あとはその企業が中国に進出をしようとしていて、その売上予測をどうやって立てますか?的な質問もありました。」
マーケドク「あ〜、そしたら他社で海外進出しているところのデータを調査して指標にするのがいいんじゃないですかね。」
K「そうですね、で、実はその会社は他の海外にも進出していたようなので、そのデータを指標として算出したらいいんじゃないかって言いました。」
マーケドク「そうでしたか。なんかここまでの質問だったら自分も想定していればある程度答えられそうです。英語は喋れませんが(笑)」
K「ええ、あんまり難しいという印象はありませんでしたね。」
マーケドク「まあ相性が良くて、企業文化に合いそうだったのかもですね。とにかくおめでとうございます。頑張ってくださいね。」
という感じだった。
本人は特に難しかったという印象は受けていないようだったが、普通であれば難しいと感じることが多いのではないかと思う。もちろんKさんが優秀だったのは言うまでもないが、今回のケースではかなり企業と相性が良かったのではないかと思う。
お伝えしておくが、絶対に行きたいという企業と全員が全員相性が合うわけではない。だから別に志望した企業に採用されなかったからといって過度に落ち込まないようにしてほしい。
今回の成功の秘訣は、事前に下調べをして傾向と対策を練っていたことだろう。もし転職を考えている人がいれば、マッキンゼーだけじゃなくても活かせることが散りばめられているので参考にして頂けたらと思う。
以上、ここまでお読み頂きありがとうございます。
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マーケティングドクター
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