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新月/満月の願い事どころではない体調不良・メンタル不調【科学的根拠】

新月や満月の日には、願い事をしましょう♪ と言われていますが、体調不良やメンタル不調に見舞われる方も多いと思います。不調の原因と対策を、科学的視点で調べてみました。


新月/満月前後の体調不良・メンタル不調の原因は?

新月や満月の時期、特に新月の前後には、だるい、眠い、体がむくむ、頭痛、腹痛、頭がボーッとする、イライラする、気分が落ち込むなど、体調とメンタルの両面に不調が出やすくなります。

原因は、気のせい、女性の周期、スピリチュアルに傾倒して敏感になっている、など……  ではありません!
結論を申し上げると、不調の原因は、月と太陽の引力による地球の潮汐(潮の満ち引き)です。

人間の体の70%は水分

人間の体は、平均して、約70%の水分を含んでいます。月と太陽の引力で地球に潮汐が起こり、人間の体の水分も影響を受けます。
羊水の成分は海水に近く、新月や満月には出産が増える傾向があります。
海で暮らす魚やウミガメ、サンゴなどは、新月または満月に産卵します。

月齢カレンダーで潮汐をチェック

月齢カレンダー koyomi8.com より

こちらは2024年5月の月齢カレンダーです。
新月と満月の時期に、大潮となっています。大潮とは、海面の満潮と干潮の水位差が大きくなることです。半月の時期は干満差が小さく、小潮となっています。半月の数日後には、干満差がさらに小さくなり長潮となり、若潮から干満差が増していきます。
また、2024年5月は新月の時期に、月と地球の距離が最短になり、最接近しています。月の引力も最大になります。

潮位表で満潮・干潮の水位差をチェック

日本標準時子午線、東経135度の明石の例です。

気象庁  潮汐・海面水位によるデータ 潮位表 より

こちらは2024年5月の毎時潮位グラフです。
5月8日が新月、5月23日が満月です。新月・満月の前後に満潮と干潮の水位差が大きくなっています(大潮)。新月では、地球が太陽と月から同じ方向に引力を受けるため、新月のほうが満月より干満差が大きくなります。

← →は引力の向き
〈新月〉 ☉太陽 ← ☽月 ← 🜨地球
〈満月〉 ☉太陽 ← 🜨地球 → ☽月

また、半月と新月の中間の5月5日前後と、半月と満月の中間の5月19日前後には、潮汐の干満差は小さくなっています(長潮・若潮)。

月の満ち欠けと潮汐のリズムを体調・メンタルの管理に役立てよう

月齢カレンダーと潮位表で、月の満ち欠けや満潮干潮差の影響を受けやすい期間・受けにくい期間をチェックすれば、体調やメンタルの管理に役立ちます。
新月や満月の時期には無理をしないで、ゆっくり休んだり、デトックスする。半月から数日間はがんばる。

体の部位を表す漢字には、月がつきます。肌、肩、背、腹、脚、胃、肝、腎、腸など。
月の満ち欠けと、仲よくつき(月)あっていきましょう♪

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