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読み終わった後に賢者になれる?:「賢者の書」ご紹介

昨日の音声配信でも紹介させていただいたのですが、最近「賢者の書」を読み終わりました。
こちらはもともと日曜の教養共遊塾で紹介いただいた本で面白そうだったので早速KindleUnlimitedでダウンロード。そして一気に読み終わりました。
今回は、読み終わった後に賢者になれる?「賢者の書」についてご紹介させていだきます。

「賢者の書」のあらすじ

「賢者の書」は、主人公の少年サイードが誕生日におじいちゃんからもらった賢者の書を完成させる旅に出るファンタジー小説。

物語はサイードが9人目の最後の賢者に会うべく訪れた公園で、冴えない悩めるサラリーマン・アレックスと出会うところから始まります。

サイードが今までの旅の中で賢者に会ってきて、色んなことを学んだと聞いたアレックス。「賢者の書」を読ませてくれ!とサイードに頼み、今までのサイードの出会った8人の賢者たちの教えをアレックスも「賢者の書」から学んでいきます。

そしてこの「賢者の書」、もちろんただのファンタジーではありません。

本の帯にも書かれているのですが「自己啓発ファンタジー書」ということで、物語を読み進めていくと人生の中で大切だなぁと思える学びが沢山ありました。

印象に残ったのは第4の賢者

「賢者の書」には、全部で9人の賢者が出てきて、それぞれが少年サイードに対して教えを伝えていきます。
色んな角度から大切はことを教えてくれる賢者たち、そんな9人の賢者の中で私が一番印象に残ったのは第4の賢者でした。

第4の賢者の教え。

現代では、身分制度や階級制があった昔と比べてどんな職業にもなんにでもなることができる自由で良い世の中になったと思います。

ですが、そうしていくと、「何になりたいか」という表面的なことに目がいきがちになってしまっているのではないでしょうか。

第4の件はの教えは「何になりたいか、ではなくてどんな人間になりたいか」ということをサイードに伝えていました。

この第4の賢者の教えを読みながら、自分の仕事のことを思い出していたのですが、現代では業務の分業化やロボット自動化が進んでいます。
なので「私の仕事はここまで」みたいな感じがあって、それは効率的といえばそうなんですが、ただそこで「何になる」とは言えても「どんな人間になりたいか」っていうとなんか難しいですよね。

私の場合は、まさにそれが結構最近、去年の4月くらいに自分が「どんな人間になりたいか」と考えたことがありました。

そして、「どうなりたい」っていうのを結構考えて自分で決めたのですが、その後から不思議なことが…
何となくなのですが、ものごとがうまくいくというか、今まで面白くないとかきついとか思っていた仕事も面白くなったりしていきました。
プライベートの方もあまりマイナスにとらわれることなく、新しいものや人との出会いが多く私の中に入ってもきましたね。

なので、この第4の賢者が言っている、「どんな人間になりたいか」かというのは、それが個々人で違っているのは当たり前で、それを「自分で決めること」が本当に大事なのではないかと思います。

また、「人は考えたとおりの人間になる」 という イギリスの哲学者のジェームズ・アレンもいってたなとか思い出しながら第4の賢者の教えを読んでいました。
(こちらの本も面白かったので、またご紹介します)

もっと早く読みたかった?「賢者の書」

「賢者の書」では9人の賢者がそれぞれ人生で大事なことを少年サイードに語っています。
物語がファンタジーのような感じなので、THE自己啓発みたいな感じに押し付けられるような感じもなくてすっきりと心地よく読める本でした。

もっと早く読みたかったなぁとも思ったんですが、たぶんこれも私に今必要なので今この本に出会ったのだと思います。

早く読んでたらもしかしたら、こうしてnoteやラジオで紹介しようとは思えなかったかもしれませんし、内容も分からなかったかもしれません。

著者の喜多川泰さんも「きみを自由にする言葉」の中にも「1冊の本には人生を変える力がある」と書かれています。
そして、その本との出会いは自分のベストなタイミングであるとのこと。

今回の「賢者の書」との出会いは私にとってはベストだったのかもしれません。
そして、この「賢者の書」とのご縁があったのは日曜の勉強会・教養共遊塾に参加させていただいていたからでした。

読書も勉強も何歳から始めても遅いなんてことは無いし、学びの楽しさは人生の豊かさにも繋がります。

「人間は何度でも生まれ変わることができる」
 
そんなメッセージも込められた「賢者の書」。
人によっては当たり前のことが書かれているかもしれませんが、そんな当たり前のことほど忘れてしまいがちになってしまいます。
「賢者の書」は立ち止まって大事なことを思い出させてくれる、そんな本かもしれません。

今日のひとつの点はいつかどこかで必ず繋がります。

本日もお読みくださりありがとうございます。

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