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SDGsで得をするのは誰か?

 SDGsを知っていますか?

 SDGsは今、世界を動かす1つの大きな流れになっています。

 SDGsとは、「貧困、人種差別、環境破壊などの地球規模の問題を解決するために国連が定めた目標」です。
 
 S サステナブル
 D デベロップメント
 G ゴールズ
 
 で「持続可能な開発目標」という意味です。

 SDGsには、こちらの17の目標がありますが、この記事では、SDGsで得をするのは誰かというテーマでお話ししたいと思います。

全ての人が得をする

 結論からお話しすると、SDGsは全ての人が得をするものです。
 
 SDGsは「国連が定めた目標」とお話ししましたが、目標を定める際に共通理念としたのが、「誰一人取り残さない」ということです。
 
 その言葉のとおり、SDGsは、貧しい国の人たちにも、先進国の人たちにも、そして未来を生きる人たちにも、多大なるメリットをもたらします。

①貧しい国の人たち

【目標1】貧困をなくそう
【目標2】飢餓をゼロに
【目標3】すべての人に健康と福祉を
【目標4】質の高い教育をみんなに
【目標6】安全な水とトイレを世界中に
【目標10】人や国の不平等をなくそう
 
 と、多くの目標になっているとおり、発展途上国の人たちにとってSDGsの取り組みは多くのメリットがあります。
 
 世界の現状の一例についてお話しします。
 
 世界には今も、3億3000万人の学校に通えない子どもたちがいます。
 
 その理由は、家が貧しく働かなければならないことや、水道がなく生きるために必要な水を汲みに行かなければならないことなどです。
 
 その子どもたちは勉強の機会を得られなかったことが原因で、大人になっても自力で稼ぐ力(起業する力など)を身につけることができないことが多く、親のやってきたことを引き継ぎ、自分がやってきたことを子に引き継ぐのです。
 
 SDGsによって、教育や、食料の支援を受けることで、国を発展させることに繋がります。

 戦争、植民地など、歴史が作り上げた格差によって、自由な選択肢を持つことができない人たちが多くいることに心が痛みませんか?
 
 支援できる機会を見つけたら、ぜひ参加してみましょう。

②先進国の人たち

 続いて、先進国にとってのSDGsについて。
 
 先進国の企業にとっては、未来の環境や、人権問題について、考慮しなければ大きな利益を得る方法はたくさんあると思います。
 ですが、そういった企業は伸びない世の中になりつつあります。
 
 これまで世界中の国々で、発展の裏で、沢山の失敗を繰り返してきた過去があります。
 
 日本では、高度経済成長期に「四大公害」(水俣病・第二水俣病・イタイイタイ病・四日市ぜんそく)の問題が起こりました。
 
 当然、多額の損害賠償金などが生じることによる損失もありますが、そういった企業は応援してくれる人も失ってしまいます。

 ESG投資という言葉、ご存知でしょうか?

 投資家の中で、ESGを重視した投資をする流れが年々増加しています。
 
 E エンバイロメント
 S ソーシャル
 G ガバナンス

 で企業の「環境・社会・管理体制」への配慮を重視した投資のことです。
 
 世界の投資家が地球環境や労働問題を重視した投資をしているため、企業にとっても、SDGsに取り組んだ方が応援者が増える流れになっています。
 
 先進国の人たちにとっては、SDGsは取り組んだ方が、良いことをしているため肯定感得られることに加え、応援してくれる仲間を増やすこともでき、良いことでビジネスチャンスを広げることができるものになっています。

③未来を生きる人たち

 SDGsでは、地球温暖化をはじめとする環境問題についても多くの目標が定められています。
 地球環境が改善することで、未来を生きる人たちに良い状態でバトンを繋ぐことができます。
 

 ビジネスチャンスとしても注目されてきていることから、今後加速度的に地球環境の改善が進むことが期待できます。

 
 SDGsは、誰にとっても損のない取り組み、皆が得をする取り組みです。
 ここまで読んでくださった方は少なくとも、「知る」という一歩目を踏み出しています。
 
 興味のある分野からで良いと思いますので、「調べて」「実行してみる」とあなたの世界が変わるかもしれません。

 最後まで読んでくださりありがとうございました。

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