【こわっ(๑╹ω╹๑ )キャキャッ】君はモラハラとは縁遠いよ。
「モラ夫ってなに(๑╹ω╹๑ )」
発端は、この言葉からだった。
私の友人が、モラ夫に悩まされていると話したときの返答だった。
「ほら、モラハラってよく聞くじゃん。」
「うん(๑╹ω╹๑ )会社でも問題になったりしてるってニュースでみるね(๑╹ω╹๑ )」
「それの旦那さんバージョン」
「ほえ・・・・・・(๑╹ω╹๑ )
どんな旦那さんのこと(๑╹ω╹๑ )??」
「う〜ん。なんていうんだろう。お前は価値がない存在!!っていうのを言葉で洗脳して、自分の支配下におくかんじ???」
「・・・なにそれ(๑╹ω╹๑ )」
わからないだろうな、人類で最もフェアリーに近いうちの夫には。
「例えばどんなかんじ(๑╹ω╹๑ )???」
「う〜ん。お前は本当に使えないな!!要領がわるすぎんだよ!!!!みたいなことを言うとかさ。」
「・・・・・・(๑╹ω╹๑ )」
「まぁ精神的支配みたいなものだと私は思ってる。」
「・・・・・・こわ(๑╹ω╹๑ )」
その日以降、夫はモラハラ男に興味津々だった。
「ただいま〜〜〜(๑╹ω╹๑ )♪」
「おかえり!!ごめん、さっき電話してたから夫くんからの電話受けれなかった、ごめんね。」
「・・・・・・まにょちゃん(๑╹ω╹๑ )」
「ん?」
「こんなときモラ夫だったらなんて言うの(๑╹ω╹๑ )ニヤニヤ??????」
そんなきになることかね。
「え、なんだろう。
ほんとお前はタイミング悪いな!!!!!なんでいつもそうなんだよ!!!!!!!とかじゃない???」
「こわ(๑╹ω╹๑ )クスクス」
「わかんないけどね」
「でもそんなん仕方ないことじゃんね(๑╹ω╹๑ )クスクス
ちなみにまにょちゃんはなんの電話してたの(๑╹ω╹๑ )?」
「クレジットカードの解約の電話してた」
「じゃあモラ夫は、
誰と電話してたんだー!!!!!!って怒るの(๑╹ω╹๑ )??」
「そうなんじゃない???」
「こわっ(๑╹ω╹๑ )クスクス」
そう、架空のモラ夫を妄想しながら1人で楽しそうに笑っていた。
一緒に歯医者に行った日の電車で。
「あ。」
「どうした(๑╹ω╹๑ )??」
「財布忘れたかも・・・・・・ガサゴソ」
「・・・・・・(๑╹ω╹๑ )」
「あ、あったよかった。」
「まにょちゃんまにょちゃん(๑╹ω╹๑ )ヒソヒソ」
「ん???」
「こんなときだったらモラ夫はなんて言うの・・・・・・(๑╹ω╹๑ )コソコソ」
その知識いる??????
「あ〜、う〜ん、どうだろう。
はぁ??お前馬鹿じゃねえの??????どこに財布忘れてくる馬鹿がいんだよ、とか?????」
「こわっっっ(๑╹ω╹๑ )クスクス」
どんどんと夫にモラハラのイメージが埋め込まれていく。
「まにょちゃん(๑╹ω╹๑ )」
「どした」
「モラ夫だけじゃなくて、モラ妻もいるんでしょ(๑╹ω╹๑ )??」
「あ〜そうみたいだね。あんまりヒューチャーされてないけど、結構モラハラ受けてる旦那さんも多いみたいだよ」
「どんなかんじ・・・・・・(๑╹ω╹๑ )??」
「ん〜。たとえば、今日夫くんちょっとスーツ汚したじゃん??それに対して、は????綺麗に服着ることもできないの????ほんと私の仕事増やすよね????そんなんで会社の仕事ちゃんとできてんの??????みたいなかんじ?」
「こわっ(๑╹ω╹๑ )キャキャッ!!!!!!!」
モラを知るたびに楽しそうに笑ううちの夫。
そんな、どんどんと私なりのモラハラの知識が増えていく夫は今日も、
「まにょちゃん・・・・・・俺・・・・ゴルフいくね・・・・・・(๑╹ω╹๑ )ヒソヒソ」(早朝5時。家を出る前は私が寝てようとなにをしてようと声こかけるようにルール化している)
「んあ・・・・・・ん・・・・楽しんで・・・・・・・ムニャ」
「ゆっくりすごしなね〜・・・(๑╹ω╹๑ )クスクス」
と言いながら、私の布団を綺麗にかけなおしてそっと家をでていった。
昨日だって、お昼ご飯を食べずに家を出ようとする私に対して、
「まにょちゃん軽くたべな(๑╹ω╹๑ )!!昨日のお味噌汁俺ちょっと残しといたよ(๑╹ω╹๑ )!!!!軽くでいいから食べな(๑╹ω╹๑ )?!?!2日めのお味噌汁おいしいよ(๑╹ω╹๑ )?!?!?!?!チンッ」
と言いながら、お味噌汁をレンジで温めてくれる。
一昨日なんて、
「まにょちゃんのお土産はこれで〜〜〜す(๑╹ω╹๑ )♪」といいながら、セブンプレミアムのソフトクリームを飲み会帰りに買ってきれくれた。
上司と合わないから会社をやめたいって伝えたときも、
「いいじゃん(๑╹ω╹๑ )ついでに何ヶ月かニートしなよ(๑╹ω╹๑ )クスクス」と笑う。次の仕事を急かしたりなんて一切しない。
妹には、
「お姉ちゃんの旦那さんてさ、本当楽だよね。最高じゃん。」と言われる。
母には、
「夫くんみたいな旦那さんがこの世に存在するだなんて本当信じられない。あんたは幸せすぎる。」と言われる。
父には、
「夫くんのおかげでまにょの心配は一切せずにすむ。ありがたい。」と言われる。
いつも
ニコニコニコニコ(๑╹ω╹๑ )
としている夫は、周りの人みんなに愛されている。
あまりにも愛されすぎて、私の実家では夫の誕生日パーティーまで開いてくれる。
「夫くん!!!夫くんにはこれが似合うだろうからこれあげるよ!!!俺ほとんど着てないから!!!!!!」だなんて言って、父は自分が持っているバレンシアガやらフェラガモやらルイ・ヴィトンの服をわんさかとプレゼントする。前は新品のバレンシアガのトレーナーを買い与えていた。
「これ・・・・・上品だわ・・・・・。夫くんに似合いそう。買ってあげる・・・・・・!!!」だなんて言って、母はBOSSのシャツとベルトを夫にプレゼントしていた。
もちろん私も、
「はわわわわわ・・・・・!!!これ夫くんに似合いすぎる・・・・・・!!!!いる・・・・・・?!?!?!買ってあげるよ・・・・・・・・?!?!?!?!?!♡」だなんて言って、相変わらず愛しい推し、夫に対し推し活を続けている。
一心に愛を受ける夫は、
「えええ・・・・・・いいんですか・・・(๑╹ω╹๑ )キラキラ??」
「えええ・・・・・・ほんとすか・・・・・(๑╹ω╹๑ )キラキラ??」
「まにょちゃんありがとう・・・・・・(๑╹ω╹๑ )キラキラ」
と、毎日毎日優しい笑顔を振りまいている。
夫が嬉しそうにしていると、周りのみんなが喜ぶ。
こんな人、いるんだ。
本当にそう思う。
夫の愛され力は、本当にものすごい。
この愛され力は、夫自身が優しさと愛に溢れた人だからなんだと思う。
「モラ夫(๑╹ω╹๑ )怖いなりな(๑╹ω╹๑ )クスクス」
そう笑う夫は、
モラ夫とは縁遠い、
本当にフェアリーな人なのである。
はぁ・・・・・・今日も愛おしいぜ。
まにょ。
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