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Theorising Childhood

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子ども期を理論的に、どのように捉えているか。
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2022年11月の記事一覧

環境問題と子どもたち

今日の学び

自然×子ども
自然豊かな場所でのびのび遊ぶ=子どもらしさというイメージが植え付けられている。
→空気汚染・大人からの支配のない、「平和」の象徴。

(余談)
黒人の子どもはそのイメージに含まれず、奴隷として「自然の」綿を摘む。
→子どもの範囲の指定

その自然・子どもの繋がりの表れとして、絵本が挙げられる。
プーさん、ピーターラビット、ジャングルクルーズ、バンビetc
全部動物を主人

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「性」と子どもたち

今日の学び

「性」とは
Sex: 生物学的性
→生まれた身体的性

Gender: 社会文化的性
→「女性らしさ」「男性らしさ」の性的役割

Sexuality: 性的アイデンティティ
→自分の性に対する自己認識と行動

性は宿命
Essenntialism:生まれ持ったものにただ従えば良いという考え方。
身体的性によって、文化や個人の表現が可能。脳科学的に男女で違う。
特に、宗教的な価値観が大

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「偶発的」な子ども

今日の学び

Contingency
直訳すると、偶発・機会・チャンス・運命。
他にも、頼る・条件付き。

「子ども」は、時・場によって違う。
その時、その場所の子どもは、偶発的な存在。

Time/History
Children as being:その時を生きている存在。
Childhood:移り変わる存在。

同じ「子ども」でも、どの時期を生きているかで違う存在。
中世だと、子どもは「小さな

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心理学と子どもの発達

今日の学び

心理学とは
一言で言うなら、人の行動をよくするための学問。

表に出ている行動に対して、その潜在的な部分(経験・愛着・発達認知など)で何が起きているのかを見る。

心理学を学ぶカテゴリーとして、
・年齢による発達の違い
・同じ年齢だけど行動の違い(個人差)
の2つ種類がある。

子どもの発達研究において大事なことは、
・発達が述べられる:何が?いつ?
 →Aくんが月曜日にBくんをパン

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多分野からみる子ども

今日の学び

子ども学の歴史的変遷
18世紀 啓蒙主義:子どもは道徳教育が必要。
→哲学・倫理学
18〜19世紀 帝国主義・産業改革:発達と化学的に研究する必要。
→生物学・心理学・人類学
20世紀 社会福祉至上主義:子どもは守る必要がある。
→社会学・教育学・社会福祉学
20〜21世紀 グローバリゼーション・ネオリベラリズム:子どもには権利が必要。
→多分野から、多角的に見ていく
社会学・心理学

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