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ひつじがやってきました

2年前、デンマークで羊飼いさんと800頭のひつじたちと暮らした2ヶ月半。
それまで考えたことのなかった、ひつじとの暮らし。

けれど、あの日々を過ごしてみたら、暮らしの中にひつじが居てくれることがあたり前のようにしっくり来て、ついにお迎えすることとなりました。

福島県田村市にある牧場さんが、いまは放射線量との兼ね合いで福島県内の牧草をひつじに与えられないため、北海道にて放牧をされているとのことで、旭川まで会いに行ってきました。

生まれて2ヶ月ほどの頃。

実際に子羊たちと会わせていただき、お迎えする子を決めたのち、子羊たちが離乳してから、宗像自然農園の拠点としている福島県まで運んでいただきました。

うす茶色の木(moku)、まっしろな天(ten)  Photo by Miho Ishii

お迎えしてまだ1週間ですが、到着してすぐに固い茎のよもぎも、ハルジオンも、葛も、カナムグラも食べてくれました。

これからは太陽光発電所のパネルの下や、管理の追いついていない畑とお山を巡回して草刈りをしてもらう予定です。
ご近所の方もご高齢になり、草刈りできねから薬撒くんだ〜というお声もあるので、ひつじとお手伝いさせていただければと考え中。

田畑も山林も、手が回らずに放置されているところがどんどん増えているので、ひつじたちの力も借りて、すこしずつ整えて行けたらと思っています。

来春には、はじめての毛刈りをします。mokuとtenの羊毛をいただいて、手つむぎをし、セーターを編む日がいまからたのしみです。

自然農畑にて緑肥として育てているアカツメクサもお気に入り。

今年の春に生まれたmokuとten。
お母さんや群れと離れての暮らしは、きっと淋しいはず。

わたしが群れの仲間となり、安心してのびのびと暮らしてもらえるように、できるだけ自由なお散歩の時間もつくっていきたいです。

お山の散歩をしながら自然農畑のために落ち葉を集めたり、山菜や木の実も収穫したり。


良き循環がまわるよう、すこしずつ。


manami

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