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畑をはじめて半年が経ちました

はじまります、からあっという間に時間が過ぎてしまいました。
自然農畑に種を降ろしはじめた3月末頃から、約半年間を振り返っていきます。

畑をはじめた場所は20年ほど耕作放棄地でした
野薔薇や笹、ヨモギなど根っこが強いものばかり

まずは草刈りから。草は味方、と思いながらも、やはり厄介に感じる強者も多く…半年が過ぎても、葛や野薔薇、笹などはまだまだ逞しく生えてきます。

山から切り出した杉板で育苗箱をつくりました

できるだけ石油資材に頼らない方法で野菜づくりをしたいと思い、夏野菜の育苗にはセルトレイを使いませんでした。
木枠の育苗箱での育苗は、地面と通じているおかげか水分を保つことができるので、ほとんど水やりをせずに育苗することができました。(定植の際にひとつずつスコップで掘り出すため、根を痛めてしまうことはありましたが、スペースを広くとることで改善できそうです)

ポリポットの代用品については、竹ポットや手編みのウールポット、ペーパーポットも試してみましたが、暑い時期には蒸発が早過ぎたり、竹はかびてしまったりと、失敗も多かったです。
管理のしやすさ、繰り返し使えることなどから、ポリポットの必要性を感じました。

春の様子。畑の中心はカーブの畝が連なるデザインにしました
畑の上段。支柱には竹を使用
植え付けたばかりのブルーベリー

多様性のある畑を目指して、ビオトープの設置(原種の黒めだかと共に、かえるも住みついてくれました)、果樹の植え付けなども行いました。

来年につなぐための種取り

畑で育てているのは伝統野菜、固定種をメインにしています。この土地に根付いた野菜たちになってもらえるように、毎年種取りをしていくつもりです。

仲間も増えました

春には烏骨鶏の夫婦をお迎えし、いまでは4羽のひよこがすくすくと育っています。とても残念なことに、お父さんは9月に亡くなってしまいました。

草の中で逞しく育つ野菜たち

今年の夏はほとんど雨の降らない時期もあったりと、何十年も農家をされている方でもとまどうような気候だったようです。

だからこそ、土を守る自然農を貫いていくべきだと、より一層に思いました。
想定していたよりも遥かに少ない収量の半年間でしたが、焦らずに自然のスピードで、畑を育んでいきたいと思います。

今後は、畑でのリトリートなど、心のリフレッシュの場としても活用できるよう、さらに環境を整えていくつもりです。


manami


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