見出し画像

EQが不要なフィールドはある

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「EQが不要なフィールドはある」というテーマで話をしていきます。EQといえば心の知能指数ですね。

IQ、普通の知能指数よりも重要な指標だと自分はお話をしています。

ダニエル・ゴールマン氏が書かれたEQの本では、経済的成功にEQはめっちゃ重要だって書かれていて、自分もその通りだと思っていたんですね。

ただ、ちょっと考えが変わってきて、完全に否定するわけではないけれども、ちょっと考えが変わってきたんですよね。

一概にそうとは言い切れないんじゃないかなって思ったんです。EQがいらないフィールドってあるよねって考えたんですね。

感情を取り扱う仕事、例えばカウンセラーや教師のような人の感情に寄り添う職業においては、EQって大事だと思うんですよね。

あと受験においても大事ですね。EQって自己認識、メタ認知ですよね。自分はどういう時にどんな感情になるのか、それを何とかする力。

受験って誘惑にどう打ち勝つかが鍵なので、快楽に打ち勝つ自分を管理する力っていうのも問われますよね。あと、人の感情を読み取る共感する力っていうのも受験には大事なんですよ。

特に問われるのが国語の小説の部分ですね。小説っていうのはその状況を自分の体験と紐づけて、そこにいる登場人物の気持ちを汲み取れないとなかなか点数を取れないので、EQって受験においても国語の点数を取るためにもかなり大事な指標だと思うんです。

EQの高さがないと正直受験はうまくいかないと思いますね。EQが低い子っていうのは、すぐ感情的になって自暴自棄になったり、目の前の快楽に負けてしまうので、うまくいかないんです。

なので、人の感情を取り扱うとか、受験においてっていうのはかなりEQという指標は重要だと思っています。でも、一方で、そんなEQいらないよなってフィールドもあると思うんです。

整備士とか会計士、職人っていうのはいらないかなって思うんですよね。感情を取り扱う場面ってないですし、職人でいうと、自分の作りたいものを作る職人だったら、むしろ感情を抑えちゃダメだし、己の欲するままに何かを書く、作るっていう方が大事なのかなって考えたんです。

なので、EQが経済的成功に必要かっていうと、そんなこともない気がしますね。あと経営者とか外科医っていうのも、そんなにEQいるんかなっていう気がするんです。

変な話、感情を読み取りすぎる力に長けてしまうと、なかなか思い切った決断ができない気がするんですよね。なので、むしろEQの高さがあだになってしまうシーンも少なくないのかなって思うんです。

例えば、スティーブ・ジョブズってめっちゃキレましたよね。おそらく部下とかにかなり怒鳴り散らしていたんですよね。これ、EQ高いとは言えないと思うんですよね。

しかも、自分が「こういう世界になるからこういうものが絶対必要だ」って譲らなかった。そのこだわりを持つジョブズをEQが高いとはとても言えないと思うんですよ。

感情を押し殺せないし、人の感情を読み取らないし、己の欲のままに作っている。それが結果として素晴らしいiPhoneやiPadが生まれたわけなので、EQが高かったらこうなってないんじゃないかなって気がするんです。

あと外科医もそうですよね。患者や患者の家族の思いに寄りすぎてしまうと、思い切った手術ができないんじゃないかなと。もちろん必要な部分もあるけれども、逆にEQが邪魔してしまうシーンっていうのもあるのかなって考えました。

そう考えると、EQが必ずしもどんなフィールドでも必要で、EQがあるからこそ経済的に成功するとは一概には言えないのかなって考えを改めました。

過去の自分は、EQはめっちゃ重要だと、EQを高めることが経済的に成功することに繋がると考えていたんですけど、ちょっと違うかなって再考しました。

このきっかけを与えてくれたのは、自分自身でふと思ったわけではなく、組織心理学者のアダム・グラント氏が書かれた「THINK AGAIN」という本を読んで、このことが書かれていて、「確かにそうやな」って思ったんですよ。

「あれ、俺の考え間違ってたかな」みたいな風に思ったので、話をさせていただきました。

やっぱりこうやって考えを改めるって結構大事だと思うんですよね。自分は正直、コロコロ考えが変わるんですよ。

前まではAという考えがいいと思っていたけれども、1ヶ月後には「やっぱBという考えが良くね」みたいな感じでコロコロ変わるんですよね。

だから信用されてないのかもしれないですけど、変わっちゃうもんは変わっちゃうからですね。しょうがないですよね。

逆に一つの考えにこだわりすぎちゃう人の方が、自分はかえって信用できないですね。

これだけ時代が変わって価値観が変わって、過去の当たり前が変わってきてるのにも関わらず、考えが変わらないっていう方がリスクが高い。

そんな風に自分は思いますね。まさしくこの「THINK AGAIN」という本もそれを言っています。

再び考えを改めることをしないリスクはめっちゃ大きいぜっていうメッセージが書かれてるんで、ちょっと面白いですね。自分はこの本で出会えてよかったなって思いました。「よかったー」みたいな。この本読めてよかった。

俺の考え間違ってたっていうのがいくつもあったんで、考えを改めさせられたって感じですかね。

自分という人間は今持ってる考えもどうせこのうち変わるだろうなぐらいにしか思ってないんですよね。だからそれが一つまた変わったので嬉しい出来事でしたね。

そんな奴が学習塾で一丁前に意見アドバイスをしてるわけなんですよ。大丈夫かなって思いますよね。

自分で言ってて大丈夫かなって思っちゃうんですけど。そんな感じで変わりました。あんまり意見アドバイスしないんですよ、学習塾でも。原理原則みたいな話はするんですけど、そんな意見を言ったところで変わっちゃわないですもんね。

最終的には本人がどうしたいかを尊重する。そのためのサポートをするだけなので、そっちを引き出す方がむしろ重要だったりしますね。

最後はごめんなさい、完全に雑談でした。この内容はEQは必ずしもどんなフィールドでも役に立つか、経済的成功に結びつくかっていうと、一概には言い切れないんじゃないかっていうお話でした。

参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

ちなみに

本記事で紹介した「THINK AGAIN」という本に少しばかり興味が出てきたけど、じっくり読む時間がないな。と思われた方は、Amazon Audibleを活用した聴く読書はいかがでしょうか。
 
私はかつて「めっちゃ良い」と思い、愛用していましたが、今は一旦やめました笑
 
愛用をしていた時期に書いたAmazon Audibleに関する記事はこちら

 ↑て思っていたけど、やめるに至った経緯を綴った記事はこちら

 
いずれにせよ、あなたに合うか否かを知るためにも、一度利用するのがいいかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?