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「なりたい自分」を求めて5年10ヶ月。フリーランスのフェーズについて考える。

フリーランスになって10ヶ月目、準備は5年間かけて会社員×リスキリング(Web界隈知識)を行ってきたアラサー2児ママです。

「夫の転勤があっても、仕事を変えずにリアルタイムで帯同して働けるようになりたい!」

「子供との時間も大事にしたい!」

と思って2023年7月から始めた在宅ワーク。しかもいきなりフルフリーランス。

(あとからベテランデザイナーさんに聞いたけど、最初からフルフリーランスは、かなりハードル高いらしいです笑。)

最初は制作会社に属して腕を磨いたり、取引先を作ってからフリーランスになる方が安定するらしいですね!

その過程をすっかり飛ばして

「これ以上、膨大な仕事量にプライベートを侵食されたくない……」

「休むたびに周囲メンバーに申し訳ない想いをしたり、気を遣ったり、仕事量が少ないと言われりしたくない」

なんて会社に10年間お世話になりながら、デメリットばかりが最後気持ちが膨らんでしまい、勢いで退社しました。

>>当時の心境はこちら

話が逸れましたが!そんな葛藤を経ながらフリーランスになって1年弱経って振り返るのはフェーズがあったこと。

  • 初期:無料に近い額でとにかく実績を積む、お客様の声を集める。

  • 中期:自分提供できる価値、求められるスキルを確立する。

  • 後期:取引先を拡大する、信頼できる仲間を増やす。

  • 共通して大切なこと:バッターボックスに立つ勇気。

私もまだまだなりたい自分に向かって歩み続けている途中です。

一方で会社員月収は安定して超えられるようになってきたので、今の自分で伝えられることを残していきます。

(その時々の気持ちは忘れてしまうものなので笑!)

「0→1は達成したけどこれから先が不安」「フリーランスってどんな風にキャリアを積めば良いの?」という方に、ぜひ最後まで読んで欲しいです!

>>マンツーマン講座も開催しています!

そもそもいばらの道を選んでいた事実。

第一のキャリア【金融業界の会社員】から、自分の「やりたい」「やりたくない」で第二の人生【フルフリーランス】を選んだことを、最近改めて感じていました。

(「良い・悪い」のジャッジではなく、意図せず大変な道を選んでいたなと。)

もともと金融業界を選ぶ時点で

「産育休が取りやすそう」
「女性活躍推進を歌っている」
「有給や休みを取りやすい」

なんて石橋を叩く&打算的な私。

2018年からブログでライティングスキルをつけた、かつFP2級も持っていたので、金融ライターを目指すのが最短で稼ぐ道だとは頭で思ってました。

でもやりたくなかったんです……!

正直なところ金融知識を深めていく熱量がもう無くなっていて、お客様をWEB知識で助ける方が楽しかったんです。

そうこうしている内に

  • 「WEBデザインを勉強しながら制作」して実践でスキルを高めながら

  • 「発進活動」もして認知を高めつつ

  • 「講師業」もする

時間もリソースも明らかに不足する、一点集中できないいばらの道を歩んでいました。

もともとあったスキルを掛け算して金融ライターを目指していれば、少なくともライティングネタ(金融知識)の勉強は不要だったので、もう少しは楽だったかと思います。

大変だった(今も大変)、だけど不思議と後悔はしてないんですよね……。

それも人に恵まれたお陰で、納品したお客様から必ず喜びの声をいただけて、「会社」の中の一個人ではなく「まめもち」として働ける楽しさを感じたから。

あとは純粋にお客様を勝たせることができるようになってきたから。

いろんな考え方の方がいますが、私はWEBデザイン駆け出し初期は「無料(2案件目からはモニター価格)でもガンガン作らせてもらった良い」という派です。

なぜなら実績も口コミも知名度も0からなので、自分を信じて任せてくれるだけでありがたいから。

そして実践が一番成長できる機会だから。

実案件を始めると、あるあるなパターンにたくさん遭遇します。

「青色が良いと言われて作ったけど、この青じゃない」

「この参考サイトが好きって言われたから、似た雰囲気で作ったのに「イメージと違う!」と言われた」

「修正ばかりで全く進まず納品できない……!」

上記の問題、実際のクライアントワークだったらどうやってハンドリングしていきますか?

実案件だからこそ机上の勉強だけじゃ決して経験できない、ありがたい経験値が溜まります。

そして実績が溜まってきたら(体感10件以上くらいかな)正規料金に近づける。

この繰り返しを体感できれば、フリーランスとして強くなれます。

次に新たな領域に挑戦(私だったら今参入してるのはグラフィック・DTP=紙もの印刷)に入る時も同じ。

徐々に単価を上げて、実績を引っ提げて新たな取引先を開拓すれば良い、とサイクルがわかります。

かなり難しかった「自分の勝てる領域」「価値提供できる商品」の確立

フリーランス中期の「自分の勝てる領域」を探して「お客様に価値提供できる商品の確立」このフェーズが、正直かなり難しかったです。

客観的に複数人からご意見をいただき「ライティングもデザインもできるなら記事LPが良い!」と言われて商品を作りましたが、販売実績は2件です。

結局のところ自分で集客できないと、自社商品は売れないんですよね。(当たり前なんですが……!)

あと記事LPで行くなら、スクワッドビヨンド(記事LPを納品するシステム)を学べるクラウドソーシング案件があれば、たとえ低単価でも応募し続ける。

もしくはXでも常にアンテナ貼って「記事LPの人」になるか。

今だったらどうすれば良いか分かるんですけどね…!

当時のまめもちはやりたくなかったのか、求人がなかったのか……と気になるところですが。

実情は「求められることをやっていたら、時間がなかったから」です笑。

私の場合は最初に無料で制作したLPを見て、ご紹介案件が3件続いて営業なしで制作し続けました。

フリーランスになって3ヶ月後くらいからは、SNSも始動。

今では無事にSNSからも毎月ご依頼が入るようになり【ライティングとデザインの両面から作る、成約率の高いHP制作】が主力良品となりました。

今は【ライティングもできるWEBデザイナー】として結果が出たので、記事LPはたまに必要な方に付随してご案内できる形となり、結果的に過去売れなかった商品も日の目は見ました笑。

私の話は一例ですが、自分の強みをどう商品化するか、そしてそのジャンルに入っていきたいか、それとも他の道を編み出すのか……。

ここはご自身のスキルと何がやりたいかにもよるので一概には言えませんし、正解もないので時間をかけて向き合う必要があります。

やってみて初めて「やりたいことと違う」と気づくことも。

ただ一つ言えるのは市場のニーズがないと仕事にならないので、周りの方から求められるスキルをベースに、商品を組み立てるのも大事です。

仕事が溢れ出したら、今の状態でもできることはやってみる

フリーランスとして安定したキャッシュフローが生み出せれば、人にお願いできる余剰資金も増えてきます。

そうなると「信頼してお仕事をお願いできる仲間」「自分で捌ききれない仕事が入ってきた時に、一緒に仕事をできるパートナー」を探し始めました。

私がパンパンで仕事をお願いしたいのに、手一杯すぎてフォローする時間が取れず最初はうまくいかないこともありました。

でも時間をかけて少しずつでも体勢を整えられたことは、今振り返っても本当に良かったです。

(特に納期がタイトな制作が入って、確定申告間際の時期…朝2時に寝てました笑。)

業務提携、分業化といってもすごく上のことを目指す必要はなくて。

自分のかけられる時間と予算の中で受けてくださる方を探す、そして予算内でどこまで依頼するか考えました。

ゆくゆくはもっと大きな案件に挑戦して、みんなにどんどん還元していきたいと思います。

結局はバッターボックスに立った回数で、チャンスが巡ってくる

普段SNS発信しながらこんなことを書くのはなんですが…私も裏でかなり怖いです。

そもそもフォロワー数が少ないので、質問ボックスを置くだけでも

「回答がなかったら悲しいな…」

「マンツーマン講座の案内流して、売り込みって引かれないかな…」

なんてパソコン画面越しにネガティブな自分もいます。

でも挑戦しないと失敗もできないし、改善もできないし、前に進むには怖くてもバッターボックスに立った回数だな、と日々感じてます。

頑張って一歩踏み出したお陰で、サポートできることが幸せに感じるマンツーマン講座に入ってくださる仲間にも出会えました。

LINEにエルメ(LINE STEPみたいな分析・分岐・予約など色々できるもの)を入れたら、どのSNSから来てくださったのか分かるように。

Instagramでリールを始めたら、フォロワー数は増えなくてもLINE登録者数は月+10人。

私は世に言うインフルエンサーじゃありません。

Xは一時期バズらせて(しかも育児あるある…デザインとかけ離れた内容笑)フォロワーさん1,700人まで増やしたけど、それだけ。

Instagramに至ってはフォロワーさん270人。

でもお仕事は会社員月収以上稼げるようになったし、結構自由に働けてるし、SNSからも受注できてます。

(午前中は病院行く、親子遠足にも出るとか。実質週4稼働くらいかな?)

凡才なのでやってきたのは「大きくバズらなくても、時には仲間の力を借りながらも絶対に止めない、歩みを止めない」こと。

そしてモニター募集しても0だった恥ずかしい過去を夫の「失敗なんてないよ」という言葉を励みに乗り越えて、「全てが経験だ」と受け止められるようになっただけです。

私の小学生みたいな悩みにもずっと付き合ってくださり、常に高い視座からサポートしてくださる先生について愚直に言われたことを遂行しました。

やっぱり先を行く方の経験値は豊富だから自分の成長速度も違うし、決断に迷う時も先生がいると安心です。

だからよく見る広告みたいに「誰でも半年後には簡単に5万円稼げるよ!」とは言えません、言いません、特に最初の半年間は地べた這いつくばる思いで頑張ってきたから。

キラキラ未来は簡単じゃないと伝える代わりに、ご自身の未来へ向かって全力で頑張りたい方、

一緒に挑戦してみたいと思ってくださる方には、私の生産効率・タイムパフォーマンスなんか無視して全力でサポートしたいです。

マンツーマン講座では1回のデザイン添削に30分以上かけるし、面談30分にしてるけどご本人がスッキリしてなかったら延長することも。

連絡なかったら「日報として使ってね!」「些細なことでも書き込んでくださいね!」とこちらから誘導します。

だってシンプルにせっかくお金をかけていただいたのに、もったいないし後悔して欲しく無いから。

話がずれましたが!もしもご興味あれば募集文も覗いてみてくださいね!

>>マンツーマン講座の詳細はこちら

「なりたい自分」を追い求めて5年10ヶ月。まだまだ上を目指す。

私にとって会社員をやめることは、人生の中でそれはそれは大きな決断でした。

>>当時の葛藤はこちら

会社員を辞める時には「月収50万円以上稼ぐ!じゃないと会社員を辞めた意味がない!」みたいなプライドもありました。

でも(本当に強がりじゃなくて本心から)つくづくライフワークバランスも大事だなと思います。

納期に追われて深夜2時まで作業していた時には「この生活を続ければ月100万とか見えてくるんだろうなー」なんて思いながら、自分一人のキャパの限界を感じていました。

でも仕事で余裕がなくなり子供に当たった時もあるし、「ママ、一緒に遊ぼうよ」と誘われたのに遊べなかった日も。

いずれ嫌でも子供は手が離れるので、その時までに正社員に戻れるくらいのスキルを身につける。

もしくはフリーランスとして安定して稼ぎ続ける、私を好きでいてくれて一緒に働きたいと思ってくださる方に120%お返し続けられる需要を作り続ける。

でも子供たちとの時間は大切にする。

これが今の私の目標です。

そんな風に日々悩みながらも、自分にとってぴったりなライフワークバランスを大切に、働いていきたいです。

「なりたい自分」を追い求めて5年10ヶ月。

未だ日々勉強だし、相変わらず単価交渉とか苦手オブ苦手だし笑。

でもそんな自分も受け入れつつ、さらに上を目指して、着実に一歩ずつ毎日を歩む。

そして一人じゃできることが少ないので、一緒に何かできる大好きな仲間を少しずつでも増やす年にしたいです!

長文にも関わらず、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

>>マンツーマン講座の詳細はこちら


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