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32歳で学び直し。未経験転職を本気で考える。

いつからでしょうか、今の仕事を辞めたいと思ったのは。
最近話題のリスキリング、リカレント教育。

金融業界しか働いたことがない32歳も、時代に習って学び直している。

常に安定と周囲からの目を気にして生きてきた人生

これは32歳の金融OLが、2018年から少しずつWeb業界で働ける力を貯めているけれど、まだ最後の一歩の勇気が出ない話だ。

一般的にはきっと割と好条件の時短正社員だと自負している。(違ったらすみません笑)

ほぼ全国に支店がある大手企業、新卒から平均年収は日本人平均以上もらえる安定したお給料と福利厚生。

親からも祖父からも義母からも「育休とって夫婦で協力して何としても続けるんだ」と呪文のように刷り込まれてきた。

大学を卒業した時の私は周囲から「凄いね!」と言われること、そして福利厚生が良い金融業界を選んだ。

足しげく大学のキャリアセンターに通っても、自己分析を何度してもやりたい仕事が見つからなかったからだ。

新卒で就職した会社名はつきまとう意識もあったし、就職先が決まった時
「ああこれで、少し良い大学をでただけでは無くなった」と安堵した記憶もある。

人生の優先順位が変わった出産

そんな周囲の目を気にして、安定を意識して生きてきた私が今、仕事を辞めたくて仕方がない。
というのも2人の息子たちが可愛くて仕方ないからだ。


「子供が大事、子供が一番。」といいつつ、責任感を持って仕事をする性格が邪魔をする。

16:00までの時短勤務のはずが気がつけば定時まで仕事をして、皺寄せが息子たちにきている。

保育園に迎えに行って帰宅したらもう18時半〜19時過ぎ。
そこからお風呂や晩御飯の支度をして、帰ったら一刻も早く寝せるだけの毎日。

息子たちは眠たくて機嫌が悪く、もはや訳が分からなくなり泣いている。(母も泣きたくなる……)

息子の大好きな絵本をゆっくり読んであげられる時間すらない。

朝は夫が子供の朝ごはんと支度をし、私は台所で晩御飯を仕込む。

常にこんなに時間に追われて良いのだろうか、と疑問を抱く時間すらない毎日。

自分の働き方、生き方はこれで良いのか?葛藤する日々。

でも会社から期待をかけられ、新たな仕事を任される度に頑張ってしまう自分がいる矛盾。

言われたことを会社がやって欲しそうな方向感で頑張れば毎月お給料をもらえる楽さ。

自分で実績を作って、営業して、発信して露出して。
「個」で生き抜く大変さを知ってるからこそ簡単には手放せず。

気づけばずるずると10年間働いてきた。

思い返せば育休中は幸せだった。
大きく稼げないもののブログを書いて、SNSを育てて、毎日トライアンドエラー。

自分の資産を育てられるのが楽しかった。


平日でも習い事に連れて行けたり、公園で遊べたり、熱が出た時・体調が万全では無い時には無理させず家でゆっくり過ごせる。

お金を稼いで余裕がある生活を送る幸せもあるけど、時間にゆとりのある幸せもあると育休中に初めて気がついた。

でも、結局は2回の育休が明けても会社に復職する道を選んだ。理由は2つ。

一つめの理由は走り続けないと気が済まない性格だから。
育休中にブログを始めた位だから、とにかくゆっくり過ごすのが苦手だ。

家事も到底完璧にできないから「仕事をしてるから」という免罪符も欲しい。

欲しいものがあれば我慢するより、自分でお金を稼いで夫に罪悪感なく買いたい。

お金があると安心するから、投資に回した額が増えると安心するし、残高を見たら嬉しい。

二つめは、会社の人がどこで働いても素敵な良い方ばかりだからだ。
「この上司、同僚のために頑張りたい」と思わせてくれる環境。

こんなに恵まれた会社は無いと思う。
みすみす手放すことに勇気が出ない。

しかし我が家には転勤族の夫がいる。
夫の転勤は3-4年に一度、夫の転勤後半年〜1年は自分も異動できない。

ワンオペで2人抱えて働き続けることは不可能ではない。

でもそこまで自分と子供に負荷をかけて、家族を離れ離れにして守る仕事なのか。

安定か理想の働き方の実現、どちらを取るのか

安定した今の会社にいたい気持ちと、全国どこでも自分で働きたい気持ち。
ここ3-4年ずっと心から消えた日はない。

在宅で仕事をしても今ほどのお給料がもらえる補償は無い。

転職サイトは35歳までの求人ばかり。
結局はまだまだ終身雇用が続いてることを実感する。

「再就職したい」と思った時に「会社を辞めなければ良かった…」と後悔するかもしれない。
それでも夢を追うのか?

答えが出ない32歳は、毎晩勉強して昨日よりも何か少しでも自信をつけていくしかないのだ。
学び続けた先に自分が納得できる答えを出せるのか、誰も分からない。私も分からない。


ブログに加えて今年の7月からスクールに通い、webページのコーディングはできるようになった。

副業レベルまで習得して分かったけど、コーディングだけできてもダメなのだ。
デザインの+αとして価値提供したり、プログラミングや新たな言語を覚えてエンジニアになったり。

コーディングだけじゃ、アルバイトと同じ時給なのだ。改めて文章にすると、私は安定を求める傍ら稼げる存在でもありたい気持ちが強いと再認識する。

安定を手放せない理由は、自分のちっぽけなプライドだ。

「web界隈で生き抜くスキルを学んでみたい」から一歩踏み出して「学んだ」ら、少し見えてきたコーディングの世界。

言い換えれば「コーディングを突き詰めてエンジニアになるのはそこまでやりたく無い」ともわかった。

「お金と時間をたくさん使って何も芽が出なかったら…」
不安が無いといえば嘘になるし、やらない理由はいくらでも出る。

大人の学び直しは、常に不安な自分のとの戦いだ。
いつか何かの形で人の役に立てて、その対価としてお金をいただける職に出会いたい。

そして全国どこでも働き続けられるキャリアを創りたい。

そんな夢を叶えるために、答えを模索しながら今日も学び続ける。

いつか振り返った時に「全部必要な時間だった」と言えることを願って。

#私の学び直し

ホンネ育児
▶︎育児も仕事も頑張りたいママ向けに。時短術・育児の悩み解消法・お家で働く方法などを書いています。

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