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この春挑戦することは「退職」。10年間働いたホワイト企業を卒業する勇気を出すまで。

こんにちは、30代前半の時短社員まめもちです。
ここ1年弱ずっと、10年近く働いた会社を辞めるかどうか悩んできましたが、ついに退職を決意しました。
この春挑戦するのは「会社員を卒業して理想とする働き方を体現する」こと。

この決断をするまでには

  • とても大事な仕事を手放す悲しさ

  • やりたいことをやる時間がない葛藤

  • 仕事を優先し子供に皺寄せがくる悩み

とにかく答えが出ない一年間、つらかったです。

自分の理想とする働き方や夢があり、でも手放す勇気が出ない。

そんな狭間で毎日リスキリングを続ける傍ら、毎日VoicyとYouTube 3本以上、本は一月に5冊以上読んでいろんな人の考え方に触れて「自分の人生における優先順位」を考え抜きました。

退職までどう結論を出したのか考え方を書き留めます。

  • 育児と仕事のバランスに悩んだ時

  • 転職、起業、今の会社で働くか迷った時

  • 人生の優先順位が忙しすぎて分からなくなった時

に読んでヒントを得た本や発信者もご紹介していきます。

「今の働き方がモヤモヤしてるけど、何をしたら良いか分からない」方には通じることがたくさんあると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください!

働き方を見直す時間を取り、自分の人生の最優先事項を洗い出す


まず初めに私の勤務形態軽く紹介すると、10時から16時の時短勤務です。ちなみに夫は泊まり勤務やら出張があり休みも不規則。

職場環境としては期中で辞めた人が複数名いて、年度初は考慮されていた業務量も

「仕事が少ないと若い子が言ってくる。周囲からの目もあるから、増やすことを相談させて欲しい。」上司からそんな話が上がるようになり……

気づけば時短勤務でもフルタイムの正社員と同じだけの仕事を振られていました。

会社のために!と夫が平日休みの時は20時まで残業したり、仕事を増やすと言われても快諾していると(今考えれば当たり前なのですが)16時に帰れる日はなくなりました。

毎日忙しすぎて会社に行くとやることリストが150個ぐらいある、月曜日会社に行くのは気が重い、そんな毎日。

自分の人生の中で一番大切なはずの子供を最優先にできていない葛藤、でも仕事を辞めたら固定給が入ってこない怖さもありました。

職場は本当にいい人ばかりで「仕事量が忙しすぎる」こと以外に不満もなく、基本的には仕事も好きで「仕事を辞めて後悔しないのか」悩みながらも会社が好きなので止まっていました。

でもそんな時転機となったのが冒頭に書いた「フルタイム社員と同じ量の仕事を乗せられたこと」。

私は会社が好きで、でも子供も大事で。
だから子供が小学生低学年までの間は少しペースを落として働きたいけど、子供に手がかからなくなったらフルコミットして会社に恩返ししたい。

そんな気持ちと願いを込めて選んだ時短勤務でしたが、本来約0.5人分の人材として確保されてるのに、遥かに回らない業務量を課されるとキャパの限界でした。

その時に深く影響を受けたのが、この1冊「エッセンシャル思考」。
Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める著者が書いた本で、全米ベストセラーにもなっています。

【エッセンシャル思考=人生の中の大半(99%)は無駄なこと】という考え方に沿って、常に人生における優先順位付けを行っていく大切さを学びました。

エッセンシャル思考を体現するためには見極め、捨てて、仕組み化していく必要があります。

転職するかどうか迷ったときに読んだのがこの1冊「転職2.0」。

有名な転職SNS、LinkedInの日本代表の方が書いた本で、これからの時代1つの会社で1つの事だけなのではなく、ジョブ型で仕事を取る人材になるべく、戦略的に転職する大切さを解いています。

今の仕事を変えたいけど勇気が出ない時に、市場へ自分を売り込む”タグ”づけの方法や、一気に業界も職種も変える大変などの転職時の留意点まで書いてあります。

自分の好きなことを仕事にするのか、それとも自分の生活を守るために仕事をするのか悩んだ時に読んだのは「「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略」。

自分の理想の働き方を実現する「自分業」の育て方のヒントがたくさんありました。

後はVoicy(著名人のラジオ)やYoutubeもたくさん聞きました。
Voicyの良いところは、一流の経営者・作家・評論家の考えを一般人でも簡単に聞けること。

もちろん自分の人生にとって有能なノウハウをくれる著名人は、とてもありがたいんです。

一方である人の考え寄りすぎると、知らず知らずのうちに凝り固まった考えになる可能性もあります。

そのため【複数人の発信を聞くのが良い】と、自分の中での結論に。

ちなみに私が参考にしたのは次の3人。

自分の小さな頭で考えても限界があるから、先人から学ぶのはとても有益です。

でも結局、人は経験しないと本当の意味でそれが正しかったのかどうかはわからない、さらには選んだ道で「自分が良かったと思えるよう責任を取る覚悟があるかどうか、結局はそこに行き着く」と学びました。

退職を決めるまでにモヤモヤが膨らんだ、時短正社員という働き方


退職するまでに悩んだのはホワイト企業の給与・福利厚生・人材の素晴らしさと、時短正社員が形骸化しているはざまにいたからです。

フルタイムの人と同じ仕事を科されるようになった時パンクしたら、すぐに上司が即日動いてくれました。

「個人事業主ではないから」と上司や他のメンバーが私の業務のフォローに入ってくれて、心底ありがたかったのです。

でも後日冷静になり考えると、だったらなぜ時短社員にそこまで仕事を増やすのか?疑問は残りました。

組織である以上、周りからの目・仕事を下ろしてくる上の組織からの目があることは理解しています。

だからこそキャパオーバーになるまで一度も文句を言いませんでした。

でも仕事量に関して不平不満が出てきていて、みんなに後ろ指刺されながらこの時短社員にしがみつきたいか?
自分が昇進して貢献したい組織なのか?
答えは否でした。

転職活動もしましたが、今の部署は専門的すぎて転職時に同じ業界でしか潰しが聞きにくいことも分かり。

副業・転職・今の会社にしがみつく、いろんな選択肢を頭に駆け巡らせた結果分かったことは一つ。

私は、夫の転勤があるので「フルリモートで、子供を優先に自由に働く」ことを体現したい。

人生100年時代、うまくいかなかったら再就職してもいい。
ダメならパートや業務委託で働いてもいい。
いろんな選択肢がある。

最悪の選択肢まで想定して受け入れる覚悟も持ち、考え抜いたから、退職した後、成功しても失敗しても後悔はありません。

(本音を明かせば、日によっては「本当に退職という選択で良いのか?」と悶々する日正直ありますが笑。)

でも何を選んでも自分次第なので、誰も責任をとってくれない自分の人生、自分で責任を取る覚悟を持って選んだ道を正解だと自分で言い聞かせていくために行動するしかないのかな、と思ってます。

あとは同時期に、職場の社員とのは話も合わないなとも何となく感じ始めていました。

あまりにも忙しい組織だからなのか「こんな大変なことがあって、爆発してしまい、でも辛いけど頑張ろうね!」

と大変さをシェアして、愚痴を分かち合わないと仲良くなれない職場はどうなんでしょうか…?健全じゃないのでは?とも少し違和感を感じてました。

その中で子供が熱を出して2週間保育園に行けなくて、夫に在宅にしてもらったり、有給に使ってもらったり、なんとかやりくりをして2日休みでとどめても

そんな努力をして一生懸命会社に行っていることは、会社のメンバーには何も伝わってないし、むしろ休みがちな人って思われてるんだろうな、とかも思ったり。

(もちろん大前提として、突発休を快諾・理解してくれる会社には、本当に感謝しかありません…!)

もちろん私にも悪い点はたくさんあって、辞めるという決断をする前に、こういった想いや現状をもっと共有して、声をあげるべきでした。

言わないとわかってもらえないし、自分の守りたい領域を明示しないと許容できる人とみなされてどんどん付加される。

実際、会社に辞めるかもとSOSを出したからはかなりフォロー体制がしっかり敷かれました。

時短社員なのに夫が仕事休みの日は20時まで残業したりと、会社のためにみんなのためにと一生懸命してきたことで、かえって自分の首を絞めてしまった。

頑張り屋の性格が災いした、自業自得ですが。

まあ、そんなこんなで安定したお給料と周りからいい会社だねって言われる会社を辞める怖さよりも自由でゆっくり子供中心に働きたい、リスキリングで楽しくなったことに自分の人生の時間を投じたい気持ちが勝ってしまったんですよね。

ただ、辞めるからにはパートよりも稼ぎたい気持ちはあるので、退職後はリスキリングの一環として学んできたブログとwebデザインを本格始動してみます。

そしてここ1年弱、お金と時間をかけてきた「Webデザイン」。

こちらはブログと違って稼げるかは未知ですが、デザインの幅を広げたことで確実に業務の幅は広げられるしリスクヘッジにもなると感じてるので、細々続けます。

あとはブログを5年弱かけて育ててきたので、ウェブデザインも長い長期目線でいいかなと。
(ついつい結果が出ないとすぐ辞めた方が良いのかなと思いがちですが……)

日経ウーマンのVoicyで聴いたのですが、70代の方が「自分の人生やりたいこと全部やりきった」とおっしゃっていてたのがすごく印象的で。

行きたいところにも行った、やりたい仕事もやった、食べたいものは全部食べた、私もそんな風に言える人生にしたい

会社という後ろ盾がなくなって怖いのは事実です。
でも同時にやりたいことをやってみることができる、そんな未来にワクワクもしています。

これだけ一生懸命悩んで考えたから後悔はしないと思いますが、数年後もし会社に戻りたいと思ったら再就職の制度を使って戻る、他社に行く、選択肢はたくさんあります。

気づけば、小学校受験高校受験、大学受験、就職活動常により良い条件になるよう頑張ってきた人生30年弱。

「こうあるべき」から30年ぶりに1度解放されてみたいと思います。
この春、挑戦します。

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