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男性のヘルスマネジメント 性感染症編⑫ 賢く治すための〝性感染症セルフチェック〟〝性感染症ガイド 2024.6.5(188)
自覚症状が現れ不安になったら、次の2段階ガイドを参考にした上で医療機関を訪ねて診察を受けましょう。重複感染や、性感染症以外の病気の可能性もあるので、自己診断はくれぐれも禁物です。 【STEP1】症状をもとに、どの病気に感染した可能性があるかを調べる 【STEP2】それらの病気について予後や治療法、受診のポイントを理解する 【STEP1】症状から〝可能性のある病気〟を知る! 性感染症セルフチェック 症状が出ている部位はどこですか? 以下から該当する部位を選び、当てはまる症
男性のヘルスマネジメント 性感染症編⑧ 女性にうつすと、不妊、流産・死産、母子感染させてしまう怖れも 2024.6.1(184)
パートナーが女性の場合、性感染症にかかると、男性とは異なった問題が生じます。女性特有の問題は、不妊症、妊娠中の感染による流産や死産、母子感染等です。 女性がクラミジア感染症に感染した場合、無症状や軽症の場合も多いため、女性は感染に気づくことができません。そして治療がおこなわれなければ、不妊症になる可能性があるのです。また妊娠中に感染した場合、流産や死産を引き起こしてしまう事もあります。 また、妊娠中の女性に梅毒をうつしてしまった場合、赤ちゃんの感染率は60~80%とさ
男性のヘルスマネジメント 性感染症編⑥ 「かかったかも?」という局面での手順をおさえておこう 2024.5.30(182)
注意しておきたいのは、感染から一定期間を過ぎると、表面的な症状が消え、知らぬ間に進行していく病気です。 近年、患者数が激増している梅毒は、感染後に性器や肛門周辺に無痛性のしこりや潰瘍ができます。しかし、これらはいったん消失するので、ついホッとして受診をやめてしまうのです。ところがそのまま治療しないでいると体内で菌が増殖を続け、数年から十数年という長い経過をたどり、最終段階で脳の障害、手足の麻痺、失明等、重篤な状態に陥るのです。 現在、性感染症の治療法は確立されていて、早期