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肩肘張って生きてきた父の意地。(54/100曲チャレンジ)

🎧「鼻歌100曲ボカロでチャレンジ!」🎵実施中のMakoto Hit(まことひっ)です。
54曲目は ♪ツーリング ♪ です。


あれから20年くらい経過し、時効の話を一つ。

私が20代の頃、仕事帰りの父が、怪我をして血を流したまま帰宅したことがありました。

父は歩いてスクーターを押して帰ってきましたが、修理をしなければならないほどにスクーターも破損していました。

母も私も驚いて、何があったのかを聞くと、

「たいしたことない。ちょっと、ぶつかっただけ。」

と言うばかりでした。

父は、思いついた言葉を先に言う癖があったため、よくよく状況を聞き返さなければ全体像が掴めないような話をする人でした。

そのため、怪我をしたところの手当をしながら、母と私が聞き出して、ようやく状況が理解できました。

父が仕事帰りにスクーターに乗っているとき、後ろから車に追突されました。

そのせいで、父は転んで怪我をしました。

本来ならば警察を呼んで現場検証をし、保険会社に連絡をしなければなりません。

必要なら、父は病院で治療を受ける必要がありました。

いや、受ける必要がありました。

翌日に痛みがひどくなり、母の運転で病院を受診していたほどの怪我を負っていたのです。

しかし、追突した車の運転手が、自分の娘と同じくらいの若い女性だったため、強く言えなかったようでした。

母も私も、血を流して帰宅した父が痛々しくて、被害者にしか見えませんでした。

見ず知らずの追突した加害者の女が 逃がされたかと思うと、腹立たしく悔しい気持ちになりました。

母も私も、その話を聞いて、

「なぜ警察に連絡しなかったのか、警察に言うべきだった、今からでも警察に連絡すべきだ。」

と父に言いました。

女性の家族2人から、同じことを言われて、父は突然 怒鳴りだしました。

「うるさい!俺は娘みたいなもんが出てきて、警察に言えん。もういい。終わったことや。警察には行かん!」

そう大声で言って、自室にこもってしまいました。

母も私も頭を抱えました。

父にしてみれば、自分の娘のような年齢の女性が、警察のお世話になるのは可愛そうだと思ったようです。

それが、父の中では、善意を貫いた正義だったのに、喜んでくれるはずの妻や娘に大反対され、怒り出すしかできなかったようです。

娘である私を思い出して、加害者の若い女性が警察のお世話になるのは可哀想だと思う父の気持ちは、父の愛情を理解できて、とても嬉しいし、ありがたいものです。

でも、追突した人物に娘を重ねて 可愛そうだと想う父の正義を、警察の現場検証後に、不起訴にすることで示すこともできたと思うのです。

でも、そうしなかったのは、肩肘張って生きてきた父の意地だったのではないかと今では思います。

怪我をして痛む体だというのに、壊れたバイクを押して帰宅するほどの、がまん強さがある父でした。

私もスクーターで転んだ経験がありますが、怪我と全身打撲の痛みで、誰かを庇う余裕などありませんでした。

一家の大黒柱として耐えてきた父。

私の知らないところで様々なことに無理をしても頑張ってきたのだろうなと思います。

もし、私が次男だったら、追突してきたドライバーが若い女性だったとしても、私の人物像と重ねずに済んだのではないか・・・などとも思いました。

でも、私が男でも女でも、父は、同じような行動をとったのではないかと思います。

男だから、長男だからと、我慢することや強い自分を表現することが美徳として教えられて育った世代だということも影響しているのかもしれません。

思春期の頃は、家で偉そうに母に指図する父を嫌悪したこともありました。

私は、男性でも長男でも、泣きたい時に泣いていいし、我慢しなくてもいいし、苦しいことを家に帰ってまで耐える必要もないと思います。

それは、恥ではなくて、もっと楽に生きる術となるのではないかと思います。

でも、父は、それができなかったし、弱さを見せることをしなかった。

私の知らないところで、ストレスがあったと思います。


私は長女ですが、今、私の方が一家の大黒柱です。

でも、父のようには生きるのはしんどいです。

私は夫に指図しないし、仕える気もありません。

夫も私をコントロールしようとしないので、気楽でいられます。

お互いに長かった独身時代の頃は、生活の全てを各々が自分でやっていました。

夫婦という名の共同生活をするようになっても、家事をする量は独身時代と同じことなのです。

そういう感覚でいると、時々、私が気づかないうちに家事をやってくれていたりすると、ありがたいなと思います。

家族だから、自宅ではストレス フリーでいてほしいなと思います。


今回の曲は、30代の頃に、私がスクーターに乗っていた頃を思い出して作りました。

🎧それでは、お聴きくださいっ。📢🎵🎶

MakotoHit(まことひっ)が作ったボカロ曲
「ツーリング」です!

🔊どうぞ💁‍♀️👇画面をクリック🐭



*♪* 歌詞 *♪*


キミと
ツーリング
風を感じて
ツーリング
流れる雲と
ツーリング
季節感じて

ツーリング
ツーリング

どこに行くにも
キミと一緒
忘れないKey
エンジン始動

アップダウン
駆け抜けた
キミとの思い出

これからの
毎日も
聞かせて振動

また新しい未知を
探しに行きたいんだ
二輪のキミと

キミと
ツーリング
風を感じて
ツーリング
流れる雲と
ツーリング
季節感じて

ツーリング
ツーリング


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

Song title : ツーリング
Music, Lyrics and Movie : Makoto Hit
Singer : Hatsune Miku(初音ミク)
Pictures of movie : Pixabay GmbH( https://pixabay.com/ja/

鼻歌100曲ボカロでチャレンジ公開日

note公開予定日:月曜、水曜、金曜:夜

YouTubeの公開予定日:月曜、水曜、金曜:18時ごろ

(電波やその他の事情で、予告なしに公開時間が変更になることがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。🙏)


😙🎵鼻歌から生まれた曲ですので、お手柔らかに、気軽に聴いていただければと思います。😃

歌ってみた🎤 踊ってみた🕺 BGM使用🎵 など、大歓迎!
もし、コラボされたら、是非 聴かせてください。見せてください。😊❤

🎼追記🎹

私は一時期、仕事で住んでいたバリ島で、バイク(スクーター)を買って乗っていました。

現地の方は、バイクを月々数千円ずつのローンで買うほど高価なものでした。

バイクがあれば、自由に移動でき、買い物も、仕事に行くにも、ビーチに行くにも便利でした。

私の行動範囲を広げてくれる大切なパートナーでした。

一緒に行った場所はバイクと一緒に行った場所でもあります。

思い出とバイクは同じシーンにファイリングされています。🛵🌴


💖💖貴重な時間をいただいて、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!💖💖

✨✨そして、私の作ったボカロ曲も お聞きくださり、ありがとうございました!✨✨

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本当に、ありがとうございます!💖

次の100曲チャレンジ公開日は、週明け 月曜日の夜です。

☆またの お越しを心からお待ちしています。m(_ _)m

✨良い週末になりますように。😊




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