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「THIS IS MARKETING 市場を動かす」を読んでみた

■これからのマーケティングハーバード・ビジネススクールのマーケティングの教授、セオドア・レヴィッドは「人は4分の1インチのドリルが欲しいのではなく、4分の1インチの穴がほしいのだ」という言葉を残した。あくまでもドリルは目標達成のために必要な道具であり、欲しいのは「ドリルによってできた穴」だという。しかし厳密には穴ではなく、壁に穴をあけた後に取り付ける棚であり、その棚によってもたらされる清潔感や安心感が、顧客は欲しいのだ。 商品は、受け手が一番望んでいた感情を得るための、単な

    • 「パン屋ではおにぎりを売れ」を読んでみた

      ■はじめに著者の柿内尚文氏は、これまで50冊以上の本を10万部以上のベストセラーに育てあげてきた敏腕編集者だ。そう聞くと、クリエイティブなセンスの賜物ではないかと思うかもしれないが、著者は自分のことを平凡だと評価する。そんな著者がなぜベストセラーを連発できたのか。それは、自分なりに「考える技術」を身につけ、それを言語化してきたからにほかならない。 本書では、その「考える技術」が惜しげもなく詳細に解説されている。タイトルの「パン屋ではおにぎりを売れ」という発想は、考える技術

      • 「LINEマーケティング」を読んでみた

        【書籍】 著書:LINEマーケティング 著者:株式会社オプト ■はじめに 2011年6月に「LINE」というアプリは誕生しました。 スタンプを使ったコミュニケーションアプリとして誕生したLINEですが、現在では決済からショッピング、フードデリバリー、オンラインゲーム、音声スピーカーによる家電の操作など、生活のあらゆるシーンに入り込み、ライフプラットフォームとして欠かせない存在になっています。 アプリの誕生から8年が経過し、プラットフォームとしての成熟期を迎えたLINE

        • 「ドMのあなたが人生を100倍楽しくする100のルール」を読んでみた

          【書籍】 著書:ドMのあなたが人生を100倍楽しくする100のルール 著者:崎本正俊 ■はじめに 著者には借金が2000万ありました。 もともと保険の営業マンで全国ナンバーワンの成績もあげましたが、子供の病気がきっかけでメンタルはどん底に。 あらゆる自己啓発、心理学、人間関係のセミナーにいきまくったが、いっこうに好転せず、仕事への情熱も失せて預金は底をつきました。 あるのは借金のみ。 そんな状態から10ヶ月で8500万円売り上あげ、3500万円の利益を出して借金を完済

        「THIS IS MARKETING 市場を動かす」を読んでみた

        • 「パン屋ではおにぎりを売れ」を読んでみた

        • 「LINEマーケティング」を読んでみた

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          本気になれない自分を変えるために考えてみた

          ■はじめに前回のレポートで自分の現状の課題について考え、いくつかある課題の中でも「自己肯定感が低い」という点が一番の課題だと捉えていました。 ・周りの目を気にして自分の意見を言えない →嫌われたないという気持ちもありますが、その場の空気が悪くなったりするなら自分の意見は言わずに周りに合わせた方が自分も楽だと思ってしまい言えていません。 ・自分に自信がない/自己肯定感が低い →逆に自分に自信がある人が理解できないくらいです。また周りから褒められてもそれはただのイメージで本当

          本気になれない自分を変えるために考えてみた

          「会社に行きたくないと泣いていた僕が無敵になった理由」を読んでみた

          ■書籍 著書:会社に行きたくないと泣いていた僕が無敵になった理由 著者:加藤隆行 ■自分にOK出せますか? 自己肯定感とは、その名のとおり、「自分を肯定する感覚」のことです。 「今の自分でよい」「ありのままの自分でOK」と感じられる状態のことをいいます。 自己肯定感が高い人、低い人を簡単に表すとこんな感じです。 【自己肯定感が高い人】 自分が好き、楽観的、失敗を恐れない、自分を大切にできる、人と比較しない、素直、よく笑う、自信がある 【自己肯定感が低い人】 自分が好

          「会社に行きたくないと泣いていた僕が無敵になった理由」を読んでみた

          「年収300万円の悪習慣、年収1000万円の良習慣、年収1億円の人のすごい習慣」を読んでみた

          【書籍】 著書:年収300万円の悪習慣、年収1000万円の良習慣、年収1億円の人のすごい習慣 著者:金川顕教 ■はじめに年収300万の人が年収1000万円になるために必要なことと、年収1000万円の人が年収1億円になために必要なことは違う。 年収300万円の人はまず自分の能力をあげなければならない。 ただ、どの年収の人にも共通する必要なことは、「思考・行動・習慣を変える」ということ。 思考を変えれば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わる。 そして習慣が変われば結果が変

          「年収300万円の悪習慣、年収1000万円の良習慣、年収1億円の人のすごい習慣」を読んでみた

          「人は話し方が9割」を読んでみた

          【書籍】 書籍:人は話し方が9割 著書:永松茂久 ■コミュニケーションを得意にさせる3つのコツ自己肯定感が低い状態はコミュニケーションのクオリティが下がると言われています。 これは、後ろ向きな考えが先行し、コミュニケーションでは御法度とされる 否定語を多用する事に繋がってしまうからです。 コミュニケーション力を向上させるには3つのコツが必要となります。 ①否定をしない 相手はもちろん、自分自身の否定もしない事です。 ②笑顔で頷く 話すのが上手い=聞き上手でもありま

          「人は話し方が9割」を読んでみた

          「ほんとうの株のしくみ」を読んでみた

          【書籍】 著書:ほんとうの株のしくみ 著者:山口揚平 ■株式投資で儲けるしくみいきなりですが、クイズをします。 「ボーナスの日、好調だったあなたの会社では、1000万円のボーナスが支給されました。堅実なあなたは、このお金を有効に使えないかと考えます。そこで挙げた選択肢は次の8つ。さて一体何に100万円をつかいますか?」 ①パチンコ ②競馬 ③宝くじ ④生命保険 ⑤定期預金 ⑥不動産投資 ⑦外貨預金 ⑧株式投資 どれを選ぶか考える際には、次の3つの視点から考えるといい

          「ほんとうの株のしくみ」を読んでみた

          「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」を読んでみた

          【書籍情報】 書籍:3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方 著者:小西美穂 ■はじめに「コミュニケーションの達人」と聞いてどんな人を思い浮かべますか? 知識豊富で次から次へと話題を提供できる人 理論整然とスマートに言葉を並べ立てて、周囲から尊敬される人 でしょうか? 本当のコミュニケーションの達人というのは、上記のような人ではなく「また会いたい」と思わせる人だと筆者はいいます。 初対面であろうと、旧知の仲であろうと「この人と話すと楽しい」「また次もあって話した

          「3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方」を読んでみた

          「1日ごとに差が開く天才たちライフハック」を読んでみた

          【書籍情報】 著書:1日ごとに差が開く 天才たちライフハック 著者:許成準 ■人に大きな変化をもたらすライフハックとは「圧倒的に成功を収めた<天才>と言われるような人と、普通の人との違いは何だろう?」 人の成功を決める要因は、運を除けば知性やその分野への専門知識が重要だと思われる。 そして、こうした個人の力量は、ある程度先天的な要素により、ある程度は後天的な要素によって決まるものと思われる。 生まれながらの天才も確かに存在するものの、後天的な素質を開花させた成功者も世界

          「1日ごとに差が開く天才たちライフハック」を読んでみた

          「カスタマーサクセスとは何か」を読んでみた

          【書籍情報】 著書:カスタマーサクセスとは何か 著者:弘子ラザヴィ ■はじめにカスタマーサクセスという言葉を聞いたことがあるだろうか? 「初めて聞いた」という人でも安心してほしい。 カスタマーサクセスは米国で生まれた概念だが、米国でもまだ新興の概念だ。 本書で最も伝えたいのは、カスタマーサクセスは日本企業にこそ必須の重要概念だということだ。 そして、カスタマーサクセスという概念は、2000年代に熾烈な競争を勝ち抜いた企業が実行してきたことをその経験者が投資側、指導側にま

          「カスタマーサクセスとは何か」を読んでみた

          「ここらで広告コピーの本当の話をします。」を読んでみた

          【書籍】 著書:ここらで広告コピーの本当の話をします。 著者:小霜和也 ■はじめにコピーライター、クリエイティブディレクターとは何をする人なのか。 それは、「商品をいじらずに、言葉を使って商品の価値を上げる人」と言えます。 コピーライターやディレクターの仕事を、企業の商品の内容を伝えることだと思っている人も中にはいますが、そんな単純なことではないのです。 「価値が上がるように伝える」というのが仕事です。 また、そもそも広告の役割とは何かというと それは、「モノとヒトと

          「ここらで広告コピーの本当の話をします。」を読んでみた

          「売れるコピーライティング単語帳」を読んでみた

          【書籍】 著書:売れるコピーライティング単語帳 著者:神田昌典 衣田順一 【PASONAの法則で】すぐに身につく構成力人を動かす「構成」は、典型的に、次の順番をとることになる。 Prroblem(問題): 買い手が抱えている「痛み」を、明確化する Affinity(親近):売り手が買い手の「痛み」を理解し、解決する術を持っていることを感じてもらう Solution(解決):問題の根本原因を明らかにし、「解決」へのアプローチ法を紹介する。 Offer(提案):解決策を容

          「売れるコピーライティング単語帳」を読んでみた

          「化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング成功と失敗の法則」を読んでみた

          【書籍】 著書:化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング成功と失敗の法則 著者:山口尚大 ■はじめに時代が変化すると、それに合わせて多くのことが変わっていきます。 紙やテレビなどのオフラインメディアからインターネット中心へ、今では誰もがスマートフォンを使って情報を取得できる時代になりました。様々な技術やプラットフォームが登場するにつれ、それに合わせて手法やノウハウは変化していきます。 しかし、顧客への向き合い方や考え方など「どのようにしたらモノが売れるのか」

          「化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング成功と失敗の法則」を読んでみた

          「日本一カンタンな投資とお金の本」を読んでみた

          【書籍】 著書:日本一カンタンな投資とお金の本 著者:中桐啓貴 ■はじめにこの本の目的は、「投資の軸」をみなさんに持ってもらうことです。 投資の軸を持つとマーケットに対してのネガティブな情報が入ってきてもブレなくなります。毎日のようにトランプ大統領の発言や米中貿易摩擦などがテレビやネットを通じて飛び込んできますが、その情報によって軸がない投資家は一喜一憂して長期投資をやめたいという衝動に駆られます。 一方、軸を持っている投資家はマーケットの変動に対して平然と受け流すこと

          「日本一カンタンな投資とお金の本」を読んでみた