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しらいさんちの子育て事情⑩:「あったかかった!」

2024/6/17(月):子育て日記
 今日も見に来て下さってありがとうございます。
 昨日は私達夫婦にとって初めての「父の日」…ちょっと照れくさい一日を過ごしました。
 これから数年経ったら、娘が夫に手紙を書いたりするのかな?
 私たちの生涯が娘によって変えてもらったんだな♡と実感し、幸せに浸っております。
 
 では今日の投稿は娘を出産した直後のようすから書かせて頂こうと思います。宜しければ読んでみてくださいね。


遠くに聞こえる産声


 意識朦朧のなかドラマを見ているような感覚で産声を上げる娘を迎えた私達。
 ホッと安心した反面、カンガルーケアを推奨しているはずの病院が私の元に赤ちゃんを連れてきてもらえないことに小さな疑問を感じてはいたものの、元気な泣き声が聞こえ続けていたことと赤ちゃんの顔を見た夫が笑顔だったことに安心感を抱いていました。痛すぎる会陰の縫合も後産も、遠くに見える泣きながら元気に動いている娘の姿を見ることでがんばることができました。
 会陰は私が痛がっている間にお医者様がサッと切って下さったようで、身体を切られていたのに気付かない自分に驚きました(会陰が裂けたり切ることがないようにマッサージをがんばっていましたが…結局切られて縫合することになってしまいました)。
 縫合をしてくださっているお医者様…実は2人目の流産の時に最初に対応してくれたお医者様で、何だか不思議な感慨深さがありました。
 そしてやっと娘が私のベッドに…腕枕のような形で私の隣に寝かされた娘が頼りないほどに小さいのにちゃんと温かくて、一気に出産が現実のものになりました。
 夢見ていた誕生の瞬間…自分はどんな言葉を娘に掛けるのだろう…?なんて思っていましたが、実際に口をついて出たのは
「会いたかったぁ~」
からの号泣でした。
 夫が「お父さん」として娘を抱いている姿は余りにも幸せで、一生目に焼き付けておきたい光景でした。

産後の夫婦時間


 私の産後の処置が終わり、娘は処置の為別室へ、助産師さん達も部屋を後にされて夫婦で身体を休める時間をもらえました。
 食べそびれて冷め切った病院食を二人でつまみながら、
「いや~俺に似てるわ!」
「私、暴言とか吐いたりせんかった?やらかしてない?」
「完全に〇〇って名前の顔やわ!決まりやな(名前の候補を一つ決めていて、顔を見た瞬間夫には心が決まったようでした)」
…そんな話をしていました。
 出産が終わってみると叫びすぎて声はカスカス、体中が倦怠感でいっぱいでした。
 様子を見る時間が終わり、車いすで入院の個室に移動させてもらい、丁度お見舞いの面会時間になった為、夫も一緒に部屋に来てくれたのですが、この時助産師さんから
「ちょっと出血が多かったので、引き続き点滴で血液の代わりになる成分を入れてますね。ベッドから立ったりしないでね」
と説明がありました。
 生んですっきり!元気に安産!と思っていた私は、この後丸一日一切自分で動くことが許されない状態になりました。
 カンガルーケアされなかったこと、吸引分娩に切り替わったこと…それらはやはり普通ではなかったのです。どうやら私は出産時に、命のボーダーラインをウロウロしていたらしいのです。
 入院生活と命のお話はまた次回…
 明日は私の両親が遊びに来てくれるので更新できるかな?…ちょっと怪しいですが、良かったら覗いてみてくださいね。


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